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私の100日戦争・・国内電信級陸上特殊無線技士(備忘録) その3 ( 3/4)

2024年02月29日 10時45分07秒 | 今どき無線

どの位の練習をしたのか・・定量的な記録の為に書いておきます。

モールスを1から覚える受験者の方は、最初は原稿用紙や子供用の漢字練習帳等を使用する様です。私の場合は一応、符号は知っていますので最初から電報用紙を使用しました。振興会が販売している用紙もありますがコスト面もありますので、ネットで格安に印刷してくれる会社にB5サイズ・両面印刷で2,000枚・・つまり4,000回分を発注しました。最終的には不足したので振興会の用紙を20冊購入して数冊が余っています。

コスト面もありますが、和文モールスを一通り知っている方は、最初から電報用紙での練習が絶対おすすめです。額表練習も最初から出来ますし、用紙のマス目通りに送信されて来ますので1ベージ目の最後で3文字空白があれば3文字を脱字しているというのがハッキリと判ります。万一、1文字分が不足すれば・・半濁点等を別の文字と認識した等の判断材料にもなります。

練習は朝に8通、夜に8通の電報文を受信しました。結局、紙の束は30㎝以上の高さになりました。電報文は国内電信級用なんてありませんので1総通用に文字数や時間が設定されたアプリ「日替わり 通信術練習(モールス受信)」一択で続けました。更に10日前からは「モールス練習帳(電報編)」で額表部分だけのメニューを使用してEXCELで自作した額表を使用して練習しました。

こう書きますと凄い受信量の様ですが1回あたりの練習は、電報文8通で例文は総通用に文字数と時間がカウントされたものですので2通で5分・・つまり1回あたり20分という事になります。実際には途中で小休止を入れたりしましたから約30分程度となります。

総通合格手記等を見ますと1日にかなりの時間を受信練習に充てていたとの記録もありますから、和文モールスをある程度知っているというのは相当有利であることは間違いありません。

その期間内に消費したボールペン(UNI 1.0mm)は7本です。試験当日にシャープペンシルで書いている人もいましたが、私は怖くて使用出来ませんでしたし、消しゴムなんて使う時間もありません。筆記具に拘るようでは合格は無理・・という辛口の意見もあります。私もそう思います。でも出来ることは何でもやらないと心配なのです。そして冬の乾燥と私の年齢から指先はサラサラなので、紙めくり用の事務用品「メクール」というクリームも必携でした。

受信試験の次は法規なのですが、国内電信の法規は4アマより簡単??なので、これで落ちる人はいない筈です。

そして送信の方は今回の受験者7名(うち1名は女性でした)(10名中3名は棄権したようです)で、各自持参の電鍵はエレキーが私を含めて4名、残りは縦振れ電鍵でした。私は1回目の時は縦振れで受験しまして、その時は合格点になっていましたが、今回はとにかくガムシャラでしたので安心・安全第一のエレキーを選択しました。

持参するキーは色々と迷いましたが、受験生なので「質実剛健」、受験生御用達の「ハイモンドMK6」を使用して、魔法の滑り止めシートを敷きました。このシートはまるでキーがネジで固定されたようになりFBですし、何といっても「滑り止め」シートですから(笑)

キーヤーは「宗七キーヤー」を持参しました。他の受験者も宗七キーヤーだった気がします。

キーは使い慣れたものが一番ですが、バグキーだけはやめた方が良いと思います。運搬時の破損や調整ズレの可能性があり、こんなことで本番前に動揺するのは勿体ないです。

送信は24WPM位で行いました。もっとユックリでも良いのですが、あまり遅くすると数字の6等でミスを誘発するような気がしました(一応、緊張状態なので)。送信も2通の電報文ですが、これもアッという間に終わってしまいます。
終了後に試験管の方がニッコリしながら、小さくピースサインをくれたので一安心です。

送信練習は、試験で使用するキーとキーヤーを使用して延べ10日程度、1回あたり3例文程度の練習です。但し、例文送信の前に必ず受験番号と氏名の打電を行いました。本試験でもこれが必要ですので、まあ緊張をほぐすオマジナイの様なものです。ここで失敗しても減点にはなりませんが、メンタルに影響しますhi


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