本日、2022年6月2日の新型コロナ新規陽性者数は、日本全国で20,680人 近畿二府四県では、3,263人でした。以前から唱えている、近畿地方1/2の法則は今も通用するようで、近畿全体の1/2が大阪(1,531)、その1/2が兵庫(838)、そのまた1/2が京都(425)、その1/2が滋賀(212)、奈良(175)、そのまた1/2が和歌山(82) 大体ですが,そんな比率で並んでいますね。
全国的に見ると、東京(2335)、大阪(1531)、沖縄(1373)、愛知(1357)、福岡(1219)、北海道(1215)と並ぶのですが、人口10万人当たりの感染者数では、
圧倒的な差で沖縄がトップです。10万人当たり週に600人という数字が1年続くと、住民の1/3が1年で罹患してしまう事になる数字です。沖縄県は5月中旬に1,000人を超えていました。インドの様に自然免疫で感染者数が減る日も近いかもしれないですね。
圧倒的な差で沖縄がトップです。10万人当たり週に600人という数字が1年続くと、住民の1/3が1年で罹患してしまう事になる数字です。沖縄県は5月中旬に1,000人を超えていました。インドの様に自然免疫で感染者数が減る日も近いかもしれないですね。
奈良県でも今年の2月は600人を超えていました。坂根医院でも毎日の様に10名前後の新規陽性者が出ており、陽性率は8割から9割、即ち、発熱していて喉が痛いと言われたら、ほぼ間違いなく新型コロナ陽性でした。
その頃は保育所、幼稚園、小学校中学校でのクラスターも発生していました。でも、現在はクラスター感染ほとんど見られません。感染の殆どは散発的なものです。
そして、現在奈良県の10万人当たりの一週間の新規陽性者数は100人を切りました。坂根医院では新規陽性者は週に1,2名程度になっています。統計的には最盛期の1/6程度ですが、実感としてはその数倍の変化を感じています。
沖縄に次いで、九州の各県、北海道、などが上位を占めているのは、観光などによる感染拡大なのでしょうか。
日本全体の感染者数はゆっくりですが確実に減少しています。今のところは。
怖いのは、ウィルスの新たな変異です。
デルタ株からオミクロン株に変わって、日本に大きな第6波が来たように、オミクロンと言う新たな変異種によって、多少の時期の相違はあれど、全世界に感染者数が激増しました。
次に大きな変異ウィルスが出現して、それが感染性の高いものであったら、また、新たな波が来てしまうと思われます。
日本は、国として、新型コロナワクチンの用意は十分に出来ていますし、罹患した場合の治療薬、特に軽症、中等症以下に対する経口治療薬もある程度用意できている様です。
某国の様に、塩水でうがいをし、ヨモギを燻す必要はありません。
某国の様に、塩水でうがいをし、ヨモギを燻す必要はありません。
日本では、メルク社のラゲブリオ、ファイザー社のパキロビッドパックが現在使用できる経口治療薬です。主に使用されているのはラゲブリオです。パキロビッドパックは、併用禁忌の薬が多く、非常に使いにくいです。
それに、使用に当たっての約束事が多くて・・・・私、それを知らずに使用してしまって、どえらい目にあいました。それは、後日報告させていただきます。何しろ、パキロビッドパックは、効果は高い様ですが、非常に使いにくい印象です。一方のラゲブリオは、妊娠している可能性のある方を除くと使いやすい薬です。副作用もあまりない印象です。ただ、カプセルが大きくて、お年寄りは飲み込むのに苦労されるようですが、脱カプセルで使用しても問題は起こりませんでした。そして、不思議なことに、難治性のてんかん発作をお持ちの「ミトコンドリア病」と言う難病の方に使用したら、ラゲブリオを服用していた5日間、けいれん発作がぴたりと収まっていたとの事でした。そして5日経って投与を中止したら、以前の様にけいれん発作が再発。これに関しては、大学病院で検討していただいています。
まとめますと、今現在、奈良県では、日本の大部分がそうであるように、新型コロナの新規感染者は少なくて、落ち着いた状態になっています。ですから、感染拡大を防止しながらも、経済活動を広げていくべき時期だと思っています。入国者も増やしてください。これからは、医療崩壊にならない様に気をつけながら、コロナ以前の社会に、感染予防のアレンジを加えながら戻していくべきだと思っています。ウィズコロナで参りましょう。新たな強敵が現れないか、気をつけながら、可能な限り普通の生活を取り戻していきましょう。アレンジは必要ですがね!!ウィズコロナ ウィズアレンジ