今日2023年6月12日、3名の新型コロナ新規陽性者を診断しました。
それは良いのですが・・・・
4,5日前に診断し、そろそろ現在の基準である5日間の自宅療養が終わって会社や学校に行く段になって、その会社や校から「陰性証明を貰って来いと言われました。」と言うかたが立て続けに2名おられました。ここしばらく陰性証明要求無かったのですが・・・
一年以上前から、療養明けの陰性証明は不要です。
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/30/126586.html
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/30/126586.html
2023年5月8日以降の現在の制度の下で、陰性証明をもし発行するとなると、「無症状でCOVID-19を疑わない状態の方に対してSARS-CoV2の抗原やPCR検査をすること」になるので保険での診療は出来ず、自費扱いとなります。そうすると、PCRをしたらかるく1万円を超えてしまいます。
厚生労働省は昨年8月10日に陰性証明を求めるなかれというお触れを出しております。
学校や職場の長であれば、陰性である、大丈夫ですという証明は欲しいでしょう。でも、何故、陰性証明を求めるなと厚生労働省が行ったかと言うと、当時の厚生労働省の言い分は「ただでさえ逼迫している医療機関の仕事量が増えて、医療崩壊につながるから」でした。でも、本音は違います。本当は、「陰性証明をしようとして検査をしたら、陽性なっちゃうことが多いから」です。
平成4年の8月にお触れが出された当時の療養期間は7日間でした。その前は10日間だったのですが、経験的に、そして社会生活を守るためにも7日間で十分だと言う事にしよう、例外は少数あるけどね と、7日間になったのです。
何が言いたいかと言うと、それ以前の10日間の療養の後でPCR検査をしても、相当数陽性の方はいたのです。(1割程度) 7日間の療養の後なら2割は陽性でしょう。現在は5日間ですから、全員にPCR検査をしたら3,4割陽性者はいると思います。でも、ウィルス量の多い発症日前後に比べると、ウィルス量は格段に少なくて、マスクをしていればそうそう うつさない程度のウィルス量であることが殆どです。
ウィルスは、未だいるだろうけれども、社会の維持とのバランスを取ったら、5日間程度の隔離で済ませるのが一番バランスがいいよね と言うのがウィズコロナなのですよ。
PCR検査は感度が良いので、ウィルスが少数でも居残っていたら陽性に出てしまいます。 5日間で療養明けになる今日この頃ですから、陰性証明をしようとPCR検査をしたら半数近くが陽性になってしまいます。だから、陰性証明は求めてはならないものなのです。わかりましたか?
ウィズコロナになった今、陰性証明などと言うものを求めてはいけないのです!!!!
万が一、そんなものを求められたら、このブログを見せてあげてください。私は信じられなくても、厚生労働省の言う事は聞かざるを得ない立場の方が殆どです。それでも納得しない上司や教頭先生には、保健所に電話をかけてもらって、自分の求めている行為が「反社会的な」行為であることを認識していただきましょう。
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