柔道混合団体、決勝で日本はフランスに負けて銀メダルでした。
日本は、金メダリストだらけのドリームチーム?でしたから、当然優勝してくれるものと思っておりましたが、オリンピックはそんなに甘くないのですねぇ
階級下の実力者が、階級をものともせず下剋上をしたりして、見ごたえがありました。
この団体戦で、日本が楽勝で優勝したら、柔道の国際競技としての位置付けが危うくなったかもしれません。金メダルが、日本、コソボ、フランス、ジョージア、チェコの5か国に限定されました。その大半が日本というのは、世界に広がっているスポーツと言い難くなるかもしれないですよね。その意味で、柔道混合団体、日本チームがドイツチームに負けそうになったり、フランスチームに完敗したのは悪い事でもないと思っています。
負け惜しみに聞こえるかもしれませんが・・・・日本が圧倒的に強かったら、他の国は面白くないですよねぇ。
そう言った意味で、空手、日本人が圧倒的に勝ってしまったら・・・・それはそれで良くないのではと思っています。
選手は、そんなバランスを考える事はないでしょうし、そんな必要も無いとは思いますが・・・・強すぎるのも考え物だと思います。
それにしても、これまで、日本人は弱いのだろうと思っていた、アーチェリーだとかフェンシングで、素晴らしい成績を上げられたのは、本当にびっくりしました。フェンシング、エペ団体で金メダルって・・・・テコンドーで金メダルって言われる以上に衝撃的でした。
でも「発祥の地」がいつまでも強いと限りませんね。
大相撲でのモンゴル出身力士の活躍ぶりからもそう思います。
なお、フランスは 「強かった」とは思いますが、
日本の柔道は "あのような" 強さには無縁であってほしいと思いました。
イスラエルの「ひたすら懸命な」姿には感動しましたから、
あの歓びぶりはナットク!です。
でもフランスの柔道、フランスの歓びには些かも感動しません。
フランスのような強さが主流になれば最早!柔道ではなくなりましょう。
一方、金!にしか価値を認めていないような日本の選手の様子を残念!に思いました。
そう思っている人は多いと思いますが、そう思う選手・関係者は少ないようです。
ラグビー、サッカー、アーチェリー、フェンシング、テコンドー、ゴルフetc.
総てのスポーツが発祥の地を離れて各々のスタイルで発展!?しています。
発展!しつつ そこにある発祥のスピリットは大切にされなければなりますまい。
そうした思いあらたにする五輪ではあります。
フランスは強かったですね。リネールがみんなを包み込んで喜んでいたのが印象的でした。個々の力では勝てても、総合力ではあちらの方が上のように思えました。見方は色々ですが、礼に始まり礼に終わる。それを曲がりなりにも実行していたのはフランスで、イスラエルはちょっとと思いました。
日本代表はいつまでもそのことを守って欲しいと思います。
次は空手ですね!
テコンドーみたいに発症国が一つも金メダル取れなくなるのも寂しいですが・・・今回は少し出来過ぎ」かもしれませんが、開催国なので大目に見てもらいましょう。
フランスが勝って、柔道界の多様性を保てたと考えましょう。
フランス流、イスラエル流、色々あって、それも多様性なのでしょうね。私はどちらが良いのか全く分からないです。発祥の地のスピリットが大事にされるべきとも私は思っていません。
変化して行って、それでも残るものなら残れば良いと思います。