本日、令和3年3月11日、新型コロナワクチンに対する医療従事者向けの奈良県の研修会が開催され、出席してきました。
新型コロナワクチン接種に対する医療マニュアルの説明がまずありましたが・・・ネットがビジー過ぎたらしく、何度もフリーズ!!その後、双方向性を解除することで状態が改善しました。試行はされていたようですが「やってみないと分からない」ですねぇ!!
2番目に、新型コロナワクチンに対する説明がありました。(分類上不活化ワクチンに分類されるけれど、生ワクチンの効果も得られると思われる「良いとこどりのワクチン」という肯定的なご意見でした)
そのあと、アナフィラキシーショックに関しての説明と対処法(怪しいと思ったら、迷ったら、ボスミン0.3㎎を大腿外側部に筋注して救急車を呼べ!)
そのあとで、一般的な副作用に対しての説明がありました。副作用は、ワクチン接種の1日後に起こる事が多く、一週間以内に殆ど消滅する。稀に5,6日経過してから注射部位が発赤したり晴れたりすることもある。でも、大したことは無くて2回目の接種では1回目よりも小さな反応であることが多い。
2回目の接種では、1回目よりも副反応が出易くて、注射部の痛みや腫れ、発赤は多く見られるし、38℃以上の発熱も3割程度に出現する。 との事でした。小さな副作用は出易いけれど、大きなものは少なくて・・・効果は大きいぞ!医療者なら、打つべし!!(と、言われている様に感じました)
最後に、質疑応答がありました。・・・・
奈良県独自の解答なんて得られるはずがないと分かってはいたのですが・・・
問題提議の意味も込めて・・・
恥ずかしながら質問させていただきました。
1,認知症などで、ワクチン接種をしたいのかどうか意思確認が困難な患者さんに対して、インフルエンザワクチンと同様に、ご家族など代理意思表示者の同意で接種していいのかどうか
2,新型コロナワクチン接種に医療者がある程度慣れてからの問題にはなると思うが、移動困難な在宅患者さんに対しての新型コロナワクチン接種はどうなるのでしょうか
以上質問してきました。
予想された通りの模範解答が返ってきました。
どちらも奈良県独自の問題ではなく、厚生労働省に質問を投げかけています。最新の情報が入り次第、皆様にお届けしようと思っております。との事でした。
想定範囲内の質問だったのでしょうね。待ってました!!みたいな答えでした!!
でも、意思を表示しがたい方々に対する接種をどうするのか、移動が困難な方々に対する接種をどうするのか、重要な問題だと思ております。
記録にも残るし、今後しっかりと認識していただけると思うので、有意義なだったのでは?と自分を慰めております。