命のカウントダウン(健康余命3605日)

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この秋冬の仕事

2021-09-15 22:10:38 | インフルエンザ
日々、新型コロナワクチンの個別接種を進めております。
10月に入ると、インフルエンザワクチンの接種も始まるのですよねぇ
同時に、年末が締め切りの「特定健診」という40歳以上に対する健康診断も
佳境に入ってきます。ここ2年ほどは、マスクのせいか、風邪やインフルエンザの患者さんが減って、年が明けてからはそんなに忙しくはなかったように思いますが・・・

今年の年末は、逃れようなく多忙だと思われます。
昨年まで無かった、新型コロナのワクチン接種、10月で国民の希望者には行き渡ると、政府は言っておりますが、接種を決めかねている方も大勢おられるでしょうし、新たに12歳になる人は、12歳になった日から、新たな接種対象となります。ですから、10月で接種が終わるなんてことはあり得ないわけです。

それから、10月に入ると、インフルエンザワクチン接種が始まります。ワクチンの供給が、今シーズンは昨シーズンの7割以下だという事です。そしてその供給も遅れがちになるとの事で、いつぞやのトイレットペーパー騒動と同じく、無ければ欲しがるのが人の常。インフルエンザワクチン接種の騒動が10月初めに起こるでしょうねぇ。

これまでずっと、予約なんて無しで、希望者が来院されたら接種するというルーズな体制で来た坂根医院ですが、今シーズンはコロナワクチンの事もあって、それでは一般診療に支障をきたすであろうと考え、インフルエンザワクチンも一応「予約制」にすることにしました。

これまでの予約なしでの接種に慣れておられる「かかりつけの」患者さんにとっては面倒でしょうが・・・・これも、一般診療を守るため、皆様の健康を守る体制作りの一環と考えてくださいませ!!

 出来る範囲でルーズに適応したいとは思っております。でも、インフルエンザと新型コロナのワクチンを取り違えてもいけませんしねぇ(絶対にそんな事故起きますよ!!断言します!!自分が受ける前に、それは、新型コロナワクチンですよね とか、インフルエンザワクチンですよね と、ご確認下さいね!!)


脳動静脈奇形と脳卒中

2021-09-14 22:31:50 | 
数日前の事です、大腿骨骨折で入院されていたグループホーム入所者さんが、退院されて戻ってこられました。午前10時ころ、グループホームに帰って来られたのですが、それから2時間も経たない昼前に異変は起こりました。椅子に座って食事を待っておられたのですが、急に意識が低下し、呼吸も不安定になり、「自動血圧計では血圧も脈拍も測定できない、パルスオキシメーターも50台の数字を示したり示さなかったり。」という電話を職員からもらいました。救急案件だなとは思ったのですが、我が医院からそのグループホームまでは2㎞程度の距離で、すぐに医院を出ましたので、救急車を呼ぶよりよほど早く着くだろうと思ったので、急いで駆けつけました。
グループホームまでは5分も掛からずに到着しました。いつもは患者さんが出ていかないように2重に鍵がかあっている玄関が解放されていました。入ると、既に職員さんが胸骨圧迫手技を施行されていました。患者さんの顔色は既に土気色。「代わります。」と言って、胸骨圧迫術を交代した。「先日、こんな場面には開業医はなかなか遭遇しない などと書いたばかりなのになぁ」と、思いながら

胸骨圧迫をやめて様子を見ると、やはり自発呼吸は無く、心拍も感じられません。既に救急依頼はされていました。数分後に救急隊が消防車まで引き連れて到着しました。そして、救急隊員に「代わります」と言われ、CPR(心肺蘇生術)を交代しました。

患者さんの病歴は・・・・左大腿骨骨折でA病院整形外科に1か月ほど前に入院、その日の急変2時間ほど前に退院されたばかりでした。認知症とパーキンソンはありますが、内臓疾患は特にありませんでした。10年前にB総合病院脳神経外科で脳の動静脈奇形を指摘されており、将来脳出血やクモ膜下出血を起こす可能性はあるが、高齢なので手術はしないでおきましょうという患者家族への説明書きが残されていました。

脳動静脈奇形というのは・・・・
破れやすい血管の塊と、考えてください。

今回の急変も、ほぼほぼその動静脈奇形による脳内出血またはクモ膜下出血によるものだろうと思われました。救急隊がご家族に連絡を取ったところ、「延命は望みません」と、言われたとの事でしたが・・・・患者さんは大学病院のICUに運ばれていきました。そして、「脳を冷やしているが、多分救命は出来ないだろう」と、その後説明を受けたとの事でした。
 
脳の動静脈奇形ニよる脳卒中発作を実際に体験してみて、先日のタクシー暴走事故の運転手さんの死因がクモ膜下出血であった事から、同じような火種を持っておられたのかなぁと思った次第です。
タクシー運転手の脳卒中発作による暴走事故、私が知っているだけで何件かあります。運転手の方全員が脳ドックを受けられていたら、避け得た事故もあったのでしょうねぇ。でもねぇ。車を運転する人全員が脳ドックを受けなければならないなんてことになったら、非常に効率が悪いです。職業運転手だけに義務付ける??それも、相当に効率悪いと思います。効率なんて言うと怒られそうですが・・・・・健診で助けられる時間より、健診で浪費する時間の方が余程長かったら・・・意味ないですよね。効率は、重要なのですよ。


1月にも同様事故が

家族歴があったり、頭痛、めまいなど自覚症状のある方は脳ドックというか脳の精査を受ける事に意味があると思います。でも、皆に受けましょうとは決して申しません。新型コロナワクチンは、皆に受けましょうと言いますが!!



2021~2022シーズンのインフルエンザワクチン 打ちますか?

2021-09-13 22:28:17 | インフルエンザ
例年なら10月に入ったら始まるインフルエンザワクチン接種、今シーズンはどうなるのでしょうねぇ
ワクチンの供給が昨年度よりは2割ほど少なくなり、供給も遅れがちになると聞いています。


やはり、確かに供給量は少な目で、供給も遅くなるようです。
昨シーズンは、日本でも、世界でも、インフルエンザは流行しませんでした。
例年の1/500以下、坂根医院でも毎シーズン罹患数を正確に数えてはいませんが、診断キットや処方した薬から、例年1,000例程度はインフルエンザ感染者が来院されていると思われます。ですが、昨シーズンは2例のみでした。

今シーズンは、皆の抗体値が下がっているので大流行するかもという意見もあります。が・・・・私は昨シーズンと大して変わらず、流行しないのではと思っています。何故そう思うのかと聞かれると、理論的には説明しがたいです。なんとなくそう思うとしか言えません。インフルエンザという疾患が流行遅れになってしまったように感じるのです。
2009年に「新型インフルエンザ」が出てきたのと入れ替わって、Aソ連型が世界から消滅しました。

 全く別のウィルスである新型コロナとインフルエンザウィルスが入れ替わる事は無いとは思いますが、もう一度主役に返り咲きそうにないなと、私は感じています。
21-22シーズンも、ぺったんこの直線グラフになるのではないかなぁ
そうだとすると、インフルエンザワクチンなんて接種しなくて良い??それとも接種して流行させないようにする必要があるのか??難しいですね!!




自民党総裁選挙を楽しむ

2021-09-12 23:19:44 | エッセイ
自民党総裁選挙、面白いと感じております。
自民党員ではないので、投票できないのが残念ですが・・・
何年かに一度、こんなに楽しませてくれるのなら、自民党員になっても良いかな?と思ってしまったくらいですが・・・・入党の手続き、メンドクサソウな上に2年間党費払っていないと投票権無さそうなので・・・

投票するなら、勿論紅一点の高市早苗さんです
地上波TVでは、◎河野、〇岸田 ▲高市 という伝え方で、高市さんの名前も出ない場合もしばしなのですが・・・・

蓋を開けたら・・・・どうなりますか・・・・ぶれない高市さんは強いと思いますよ。一方で、ブレブレが露になった河野大臣は・・・・・◎はあり得ないと感じます。万が一、総理総裁になられても・・・麻生さんがおっしゃられるように「短命に終わるぞ」と、感じますねぇ。

ま、投票権のない見物しているしかない国民の小さな感想です。

大統領制度になったら、選挙戦は盛り上がるのでしょうねぇ!!今の技術なら、選挙なんてデジタル化すれば、締め切り時間と同時に得票数が判明することも可能なのだから、もう少し政治を身近に、直接民主主義に近づける工夫をした方が国民が政治に近づくと思うのですが、どうなのでしょうね。そうなると、困る人々もいるのかなぁ。なんで選挙をデジタル化、ボタン押しにしないのか、不思議に感じております。

今日のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」 は良かったと感じました。


打つべきか打たざるべきかそれが問題だ!けど・・

2021-09-12 21:51:07 | 新型コロナウィルス
 新型コロナワクチン接種が順調に進んで、高齢者(65歳以上)の2回接種完了者が87.8%(9月10日現在)1回以上接種者が89.5% 国民全体で2回接種完了者49.8% 1回以上接種者が61.9%となっております。
これは菅首相(及び河野大臣)の功績とたたえて良いのではないでしょうか。ワクチン接種で先行していたUSは既に超えたと思われますし、EU諸国をも超えていけるのではないかと思っております。(本当に微力ですが日夜貢献しているつもりです)

 ワクチン接種が進んで来た今になって、接種を迷っておられる方々が目立つようになりました。押し寄せてくるプラス情報とマイナス情報の「情報津波」にもみくちゃにされて身動きが取れなくなった人々。

 他目的の受診などの折に相談していただければ、私の持っている情報で、接種する事によるプラス、マイナス、接種しないことによるプラス、マイナスを列挙し、ワクチンを接種する方が格段に利益が大きいであろうと自分が感じていることを説明させていただきます。若い人は、納得していただける方が多いです。そして、後日実際に接種して「本当に一瞬だったし、痛くもありませんでした。」と、言っていただけることが多いです。発熱や、接種部の痛みは多くの場合出現しますが、1日2日の事が殆どです。幸いなことに、打って後悔したという方に、未だ遭遇しておりません。


 私、○○なのですが、ワクチン接種出来るのでしょうか?(○○は、これこれの薬を飲んでいるのですが とか、授乳中なのですかとか)と、聞かれることも多いです。

 私の答えは1回目の接種に対してなら100%「出来ます」です。100%です

ワクチンを接種することが出来ないのは
・明らかに発熱している方(※1)
・重い急性疾患にかかっている方
・ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症(※2)の既往歴のある方
・上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある方

 (※1)明らかな発熱とは通常 37.5℃以上を指します。ただし、37.5℃を下回る場合も平時の体温を鑑みて発熱と判断される場合 はこの限りではありません。 (※2)アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状。  

明らかに発熱している方、重い急性疾患にかかっている方なんて接種に来られません。来られたとしても、入り口の検温で引っかかってはねられます。
ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなどの重度の過敏症の既往歴のある方・・・・って、同じワクチンを打った事の無い方にはあり得ないというか分かり得ないですから・・・・

一回目のワクチン接種を打てない方って基本的にはおられないというのが現実です。

打てない方はおられませんが、打てないと思っている方、打ちたくないと思っている方がおられるとというのが事実です。

打つ利益・不利益。打たない利益・不利益を考えながら、出来るだけ接種率を上げるように、打たなかったことを後悔される方がおられなくなるように努力していきたいと思っています。

打たないと、接種完了者と比べると、新型コロナの感染率、重症化率、死亡率共に10倍程度の差があります。そしてLONG COVID と呼ばれる後遺症も避け得る可能性が高いです。



そうそう、血液型でO型は重症化しにくいというデータがあるようです。本当かもしれませんが、違いは2,3割程度らしいです。千葉真一さん、力士の勝武士さんはともに血液型O型でした。O型だから大丈夫なんて考えは、捨ててくださいね!!