カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

黄葉が始まりました

2019-09-26 00:47:14 | 出たっきり邦人・メールマガジン

       
                 No.109


カナディアンロッキーから、こんにちわ!
9月に入ると日中でも20℃越えはなくなり、朝晩の気温は5度以下になって
います。
気温が下がるにつれ、タンブリング・アスペンやカラ松が黄葉し始めています。
今夏は山火事の影響もほとんどなく、夏中きれいなロッキーの山並みを観る
ことができました。そろそろ山の頂上付近に寝雪が積もるころです。

9月に入ってもバンフの町には相変わらず観光客がたくさんやって来ています。
南米やアジアからのお客様は黄葉と寒さにちょっとびっくりされながらも
「Beautiful!」を連発しながら写真を撮っています。
冬支度をしてこなかった人たちが多いのか、パートタイムに行っているお土産店
では小物のほかに、毛糸の帽子、手袋やフードのついたトレーナーが良く売れて
います。

お話ししそびれていましたが、6月下旬に新しい冷蔵庫を買いました。
両開きタイプで現行のより横幅が広く、反対に奥行きは狭くなっていて、ドアを
開けると奥の物が見やすくて取り出しやすいしフリーザーが下にあり、引き出し
て使うタイプ。
冬の間に時間をかけてじっくりと見比べて決定した機種で、セールになってい
るのがわかってすぐに発注しました。

実はその冷蔵庫は3月下旬に届けてもらうはずでしたが…いえ、いったん
我が家の前まで届いたのですが、デリバリーの人曰く「階段が狭すぎて2階
には運べない」と言ってそのまま持って帰ってしまったのです。

階段の幅や高さはもちろん計測して、人が運べる余裕があるので発注した
物でしたが夫はプロが言うのだから仕方がないと、あっさり引き下がって
しまったのでした。
納得いかない私は、何とかして新しい冷蔵庫を買いたいので、あれこれ
調べたところメーカーの取扱説明書の中に「狭いところは扉を外して運べる」
と書いてあるのを見つけたのです。
早速購入先のCOSTCOに電話で確認したところ、デリバリーの人たちはそこ
までやってはくれないとのこと。

クレーンで釣って2階にあげることはできないか、なんて考えてみたり
しましたが、大事になり過ると夫に却下され、仕方がないのかな…とあきらめ
かけていたところ、お隣さんの友人に運送業をしていた人がいるので、お手伝
いできそうだと言ってくれました。
もう一人、夫の友人の息子さんも手伝ってくれるということになり、再度
同じ機種の冷蔵庫を発注したのでした。

さてさて、冷蔵庫はまた大きなトラックに乗ってやって来ました。
助っ人たちは仕事の都合で夕方に来てくれるというので、デリバリーの
お兄さんたちにガレージに置いて帰ってくださいと言おうとしたら、なんと!
今回のデリバリーの二人はさっさと梱包を解き、2階へ運んでくれるという
というのです。

もちろん、手すりは外しておいたのですが、「俺たちはプロだから上に運ぶよ」
と言って、肩ひものようなものを使って、掛け声とともに100Kgの冷蔵庫を
ぐいぐい上にあげていきました。

ものの15分くらいでした、古い冷蔵庫と入れ替えてくれ、「ここにサインして」
とデリバリー完了の書類を出すので、あっけにとられるというか、今回のデリバリ
ー二人の仕事ぶりにすごい感動を覚え、夕方来る助っ人のために用意しておいた
御礼をチップとして渡しました。もちろん、デリバリーも代金に含まれている
のですが、壁に傷ひとつつけずに運んでくれて、素晴らしい仕事をしてくれた
二人には感謝しかありませんでした。

同時に、数か月前に我が家に来たデリバリートラックは別の会社で、メジャーで
測ったりしていましたが、結局「狭くて上げられない」と言って帰ってしまった
彼らはいったい何だったの!?という疑問が…。
日本では考えられないことがたまに起こるのがカナダなのです。

おまけというか、良かったことは3月に注文した時の値段より後の方が200ドル
もお安くなっていたことです。
そして新しい冷蔵庫のお陰で、奥に入れ込んで忘れてしまった食材などもなくなり
この夏はキッチンに立つのも楽しい気分でした。

話はまた飛んでしまいますが、BC州では今年は松茸が豊作のようです。
10月早々に我が家もナカスプ温泉へ2泊3日で出かけることにしています。
日本の松茸よりずいぶん色白ですが、香りや食感は負けていませんので
スーパーで見かけたりしたらぜひ使ってみてくださいね。


では、また来月!
お元気でお過ごしください。