No.207
こんにちは、いかがお過ごしですか?
まずはご報告。今年、プレーリークロッカスを見つけたのは4月17日でした。
いつものトレイルで産毛に包まれた蕾を見つけたときの喜びは格別でした。
例年に比べると1週間ほど遅かった気がしますが3~4日経ってまた行ってみると
たくさん開花していました!花の数はいつもより多いようで、画像映えする
色の濃い花を探しては撮り…コーヒーとおやつ持参で出かけたので、トレイルの
あちこちに設置してあるベンチに座ってキャンモア市内を一望しながらゆっくりと
Tea timeも楽しみました。
気温が上がり、春らしい(というか一気に初夏のような?)陽ざしを楽しむように
カナディアンたちはいっせいにレストランやカフェのパティオで食事やお酒を楽し
む季節になりました。朝晩はまだ5~10℃以下に気温が下がるのですが、日中は
20℃に上がり、着るものの調整が大変!朝晩はダウンジャケット、日中はタンク
トップ、という感じです。
面白いと思うのは、カナディアンたち、冷えてくると上着は着るのですが、下は
短パン、サンダルのままなんです。足元から防寒、という発想は彼らにはないの
でしょうか?寒冷地で生まれ育つと、我々アジア人とは体感温度が違うの?と
不思議&寒がりの私は羨ましく思います。
山岳地帯独特の急変する天候にも対応するため、ウォーキングに出るときはバック
パックに防水&保温のためのジャケット、手袋、キャップを被って出かけたら
毛糸の帽子、など必携です。カナダ人はほとんど傘を差しません。代わりに撥水
や防水効果のあるフード付きジャケットを使う人がほとんどです。バンフの町が
かつて観光客で賑わっていた頃、急に雨や雪が降り出すと一斉に傘を使うのは
日本人ツーリストだけでした。
私も移住した当初は必ず折り畳み傘を持って出かけていましたが、いつの間にか
カナディアンのように、怪しい天候の時はフード付きジャケットで対処していま
す。雨は日本のように一日中しとしと降る日はほとんどないし、今の天気予報は
素晴らしく的中率が上がっていて、携帯のアプリで1時間ごとの天気予報が簡単
にチェックできますから、ゴルフのTee Timeを決めるのにも大助かりです。
やっと暖かくなって、少し遠出して戸外でのアクティビティ、キャンプやハイキ
ングのプランを立て始めた矢先…日本と同じく、アルバータ州はコロナ感染者の
急増に伴い5月10日から3週間、ロックダウン(日本で言う緊急事態宣言)が行
われることに。変異株、と呼ばれるウィルスの感染拡大予防です。
学校はリモート授業に、レストランやカフェはパティオでの飲食も禁止され、テイ
クアウトのみ。プールやジム、スパやマッサージ業、ヘアサロンやネイルサロン
は休業、生活必需品の小売店は可能収容人数のたった10%しか入店できない
ことになりました。
昨春からの続きで、家で過ごす時間が増えることにはもう慣れていますが、州を
またいでの行動が規制されている為、お隣のBC州へ釣りやキャンプに行く計画を
立てているファミリーはヤキモキ。かくいう我が家も、6月にはアルバータ州
南部の湖でキャンプ、7月半ばはカヤックでコロンビア川下り、そして恒例のベリ
ーピッキングなど、レジャープランを立てていて、キャンプサイトと宿泊先はすで
に予約済です。同じ州内の移動ならよいのですが、7月の川下りとベリーピッキング
はBC州なので、ロックダウンが解除されないと出かけられません。あと2ヶ月先な
ので、そこまで長引かないとは思うのですが、先が読めないコロナ禍にうんざり…
というのが正直なところです。
こんな状況ですが、ロッキー地区ではワクチン接種が順調に進んでいます。
まずはエッセンシャルワーカー対象の接種が終わり、3月には年齢順に予約が
始まり、夫と私も4月6日に決まっていたファイザー社のワクチン接種でしたが
ワクチンの到着が遅れたとかでいったんキャンセルになってしまいました。それ
から10日ほどして、予約した薬局から電話があり、翌日夫婦揃ってモデルナ社
のワクチンを接種することができました。2回目は4カ月以内に摂取できるべく
追って連絡があるということでした。75歳以上はすでに2回目の接種を終えた
地区もあり、これからも順調に進んでいくと予測されます。
とりあえず1回目を受ければ80%は効果がある、という悦明だったので、ホッと
したところです。そんな中、隣町のバンフで感染者が急増というありがたくない
ニュースが飛び込み、現在は12~20歳がモデルナとファイザー社のワクチン摂取
対象になっています。幸い、ロッキー地区での感染者にはいまだ死亡者は一人
も出ていませんが、感染すると後遺症で辛い思いをするケースは報告されてい
るので、3蜜を避け、家族で先の何か楽しいことを考えながら、今を耐えて過ご
すことに尽きますね…。
相変わらず、週2回は朝食用の湯種パンを焼いています。日本ではコンビニで
も買える美味しいフワフワとした食パン。カナダ人好みの食感ではないのでしょ
うか、どこにも売られていなくて、自分で焼くしかないと悟り、上手に焼いている
方に直接教えてもらって以来、焼き続けています。そもそも、厚切りトーストなる
ものはカナダには存在しません。フレンチのバゲット、ベーグル、イングリッシュ
マフィン、ピタパン、スコーン等々はいつでもどこでもそこそこ美味しいものが手
に入るのに…
角食パンは日本食材のマーケットでたまに冷凍で売られていますが、5枚切りで
8ドルという破格のお値段。それでも、夫が食べたいというので何度か買いました
が、今では1.5斤を好きな厚さにカットして食べられることが何より嬉しいです。
同じ生地をアレンジすれば、テーブルロールやあんパンも焼けます。冬眠生活中
カロリーを摂り過ぎるとじわじわ体重が増えるので気をつけないといけない
のですが、基本の一汁三菜を、一汁二菜にする工夫(これは私には手抜きみた
いで罪悪感ありましたが実行!)と、食後1時間ほどのウォーキングで何とかクリア。
雪の降る日も、よほど強風が吹く日以外は防寒して毎日毎夜歩きました!
成果は、夫の血糖値が平均6.4以下に、私の体重が8kg減ったのとコレストロ
ール値も平均ラインに!
いいことばかりでもないCOVID -19生活ですが、ポジティブ思考で過ごそうと
いう思いで日々過ごしています。まず、最近実行したことは…
今まで白髪の部分が気になってヘナという天然の染料で染めていたショートヘアを
昨年12月から染めずに伸ばしっぱなしで過ごして…3月早々、4カ月ぶりに
ヘアカット。もうほとんどヘナ色(オレンジ)に染まった髪の毛はなくなりました
が、さらに2カ月辛抱して…とうとう先週末、ヘアカットのついでに長年の念願だ
った「金髪」に染めてみました。10日からヘアサロンも当分稼働できないと聞い
て、急きょの決断でした。
まずは、いつもヘナでの染髪を手伝ってくれていて、白髪の目立つ状態を嫌ってい
た夫の一言
「後ろ刈上げたんやなぁ…ちゃんと金髪なってるやん、願いが叶ってよかったなぁ」
と、以外にもポジティブな感想に、安堵しました。まぁ、今更文句を言っても
家庭内の雰囲気が悪くなるので、ここは大人の対応をしてくれたのかもしれません(笑)
しばらくはこのボーイッシュな金髪で過ごします。ちなみに日本では「メッシュ」
という感じに近いので、オールブロンド、というイメージではありません。
まだ全体の1/3は黒い髪も残っていて、そこの色が少し抜けたのと、白髪は透明感
のあるきれいなブロンドに。我ながら、思い描いたイメージに使い仕上がりで
ヘアスタイリストさんに感謝です。
では、また来月、Stay Safe どうぞ元気でお過ごしください!
Junko@Canadian Rocky