カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

ロッキーが最も賑わう「夏」

2013-08-02 17:05:17 | 出たっきり邦人・メールマガジン


          〓カナダ・カナディアンロッキー発〓

       
      『My スロ-ライフ in カナディアンロッキー』by Junko
                      
               No.41

         ☆★☆★ロッキーが最も賑わう「夏」☆★☆★


7月に入って間もなく、ロッキーはいつもの活気を取り戻しました。
クーガークリーク大洪水の後、10日間ほど通行規制があったハイウェイも、完全
に復旧。今は大型RVがひっきりなしに通り抜け、いつものロッキーらしい風景に
なっています。

週末ともなると、国立公園に入る車がゲート前の料金所で長い列をなしています。
余り知られていませんが、北米では国立公園に入る時には必ず料金を納めます。
公園内の施設の整備や公共施設の充実、自然と動物の保護の為に使われるのです。

隣接する町に住む我々は、公園内の町バンフにしょっちゅう行くので、そのたび
に一人一日10ドルを支払うのは大変なので…年間パスを購入しています。
それも、大人7名まで使用できるように、ちょっと高いのですが、Family/Groupと
いうものにしています。
それをバックミラーのところにぶら下げて、公園内に入るときは一番右の料金所
のないレーンを通過します。

たまにパークスの係官がゲートを過ぎたところでチェックしており、有効期限切
れや購入しないで入る車をチェックしていて、罰金はかなり高額になるようです。
バンフを始め、レイクルーズ地区など、国立公園内に住んでいる人たちは特別に
パークスから公園内の住人であることを示す赤いカード(無料)をもらえます。

さてさて、7月は早々から、夫も私も其々に千客万来!
9日に名古屋から夫の写真仲間が2名、続いて10日から6名のお客さまが大阪から。
リーダーの方と私は、数年間のメル友を経て、今回のロッキー満喫の旅が実現し
たのです。
大洪水があったときには、いったいどうなるのかと、正直言って心配でしたが…
幸い復旧のメドが早くたったので、ご迷惑をおかけせずに済みました。

写真の方は滞在中にアシニボインというマッターホルンに似た山の上にヘリで飛
び2泊3日の山頂ロッジ滞在を楽しまれました。
山の夜明けや動物との出会いを狙って、毎朝3時半起きで撮影にでるアクティブ
な80歳になられる旦那さまには、敬服いたしました!

6人グループの方々はご近所の仲良しシニアカップル3組で、元B&Bだった知人の
山荘にお泊まり戴き、ロッキーの日々を楽しんでいただきました。

3人は初カナディアンロッキーということだったので、2日間のガイド付き観光
ツアーも組み込み、隔日にはキャンモア散策、ファーマーズマーケットを覗いた
り、バンフへバスで出かけたり…
通常のツアーではできない、宿に連泊し、自由行動をたくさん含んだ旅を体験
して戴きました。

お天気予報を見ながらその日の行動を考えるなど、パックツアーでは有り得ない
ことに、皆さん少々戸惑われたかもしれませんが…地元密着型の行程が、新鮮な
旅になったのであれば、私としては嬉しいことです。
氷河や湖の観光、川畔でのBBQ、ファーマーズマーケットやバンフでのお買い物
みんな揃ってのハイキング等々…
皆さんとご一緒に楽しいひとときを過ごせて、私も久々にリラックスさせていた
だきました。

自分の国を離れて異国で暮らしていると、同世代や近い世代の方々が日本から
来られ、身近な話題でおしゃべりができることが、とても貴重なことなのです。
カナディアンの人たちと同じように会話をしても、いつもどこかで緊張している
自分がいるので、疲れてしまいます…。
でも、それは、まだまだ私は修行が足りない、ということかも知れませんね。

さて、7月後半は、毎夏恒例となったサンフランシスコの茶道講習会に出席。
3日間、京都の表千家不審庵(家元)から派遣される講師の宗匠の元で厳しい修行
の日々を過ごし、またまた恒例行事の、モンタナへハックルベリーピッキングへ
と続きました。
またいつかご紹介したいと思いますが、今年のハックルベリーは大豊作!
採れたてのハック(地元の人はそう呼んでいます)はすぐにコンフィチュールに!

今年は、いつもプランをたてる頃に大災害があり、なかなか日程が決められず…
結局申し込みが遅くて、お気に入りのキャンプサイトはすでに満員、仕方なく
近くにある初めてのキャンプサイトを予約。しかし、Wifi有りとうたっていたの
に全く通じない!

グレーシャーナショナルパークのほど近いちっちゃな町ハングリーホースには
スターバックスもなく、サンフランシスコからとうとう12日間もメールチェック
すらままならない状況で過ごしました。

まっ、たまには俗世間から離れて、こんなこともあっていいのかも知れません。
モンタナの日々は、本当にスローライフそのものでした。
到着した次の日は大雨で、一日中RVの中でまったり読書とたっぷりおしゃべり。
晴れたら早朝からハックを摘み、ランチを食べてまた摘んで…腰が痛くなったら
終了(笑)
夜はシンプルなお料理とワインか地ビールを楽しみ、10時過ぎたら就寝。
アメリカのキャンプサイトは、どこもルールが厳しいせいもありますが、相対的
にマナーがよく、静かに、快適に過ごせます。

では、また来月!
日本の厳しい夏ももうすぐそこに…皆さま、どうぞお元気でお過ごしくださいね。

Junko@カナディアンロッキーでした。


日々Blogにも遊びに来てくださいね♪ → http://canmorite.exblog.jp

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