カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

マカオ と 日本

2019-11-16 08:03:01 | 出たっきり邦人・メールマガジン
こんにちわ。
すっかり冬景色のカナディアンロッキーです。

一昨日の夜、日本から帰国したばかりですが、機内で食事の後、映画も観ず
4時間ほど眠ったお陰で、あまり時差ボケを感じません。早速11月のメルマガ
を書こうとPCに向かったのですが、5週間置き去りにして出かけたのでご機嫌
損ねたのかWORDが全く立ち上がらず、すべての動作が超のろのろ…これじゃぁ
夜が明けてしまう…と配信を断念して休みました。

時差ぼけなしと言ったものの、よく朝起きたらもうお昼近く。夫は呆れて一人
で朝食をとったようですが、起こさないで寝かせてくれたことに感謝です。
PCは再起動したらずいぶん長く更新を続け、やっと先ほどからいつものような
動きになり、ホッとして書いています。今回は携帯電話とiPadだけを持って行
ったので、5週間も動かさないとこんなことになるとは知りませんでした。

帰国3日前から2泊、山口から茶友3人が宿泊したので最後の一日は後
片付けやら寝具のカバーをクリーニング店に持ち込んだり、カナダに持ち帰る
品々をラゲージに収めるのも、毎年のことながら結構大変な作業です。そして
最後に家中の大掃除をします。

友人所有のゲストハウス、ウェブサイトもあり、希望者があれば貸しているの
ですが、条件が5泊以上となっているので、カナダの友人や知人が帰国時に
使うくらいであまり稼働していません。口コミで興味のある人にだけURLを伝え
るのですから、当然見つけにくいとは思いますが…。

話をカナダを発って羽田に到着したところに戻します。
今年も羽田空港のホテルで一泊、翌朝香港に向かう予定にしていました。
台風19号が近づいていて、もう一日出発が遅ければ、香港行きのフライト
は欠航、大幅にスケジュールが狂ってしまうところでしたが、ラッキーなことに
台風は夕方から関東海関東地方へ近づくというので、朝のフライトには何ら
影響なく総てスケジュール通り事が運びました。


香港からフェリーでマカオに移動。いま市内あちこちで暴動にも似た騒ぎが
起きているので、エアポートから市内を結ぶ列車は使わず、息子が手配して
くれた送迎車でフェリーターミナルに向かいました。去年までは香港空港
から直接マカオ行きのフェリーに乗れたのですが、昨年香港島とマカオを
結ぶ橋が開通したので、フェリーの本数が減り夕方まで待ち時間が長いので
香港市内のフェリー乗り場でしたらマカオ行きは30分に一本出ていると
いうことで、こちらを選びました。

せっかく橋ができたのだから使ってみようと思いましたが、息子曰く、料金が
安く、中国から大量に観光客が来るため、いつも混雑している上、予約が
できないので、運が悪いと何台か乗り過ごすことになる、それならフェリーの
方が時間も確実だし、迎えに行きやすい…ということでした。

マカオの孫は小学校2年生。幼稚園の頃から空手を習っていて、競技会
があり「型」は1位、「組み手」は3位、と言って嬉しそうにメダルを見せて
くれました。
学校は8時半にパパが送って行き、5時半にママがお迎えに行っています。
2年生から5時半までお勉強?と聞いたら、クラスが終わるのは3時半で
そのあと宿題を見てくれるクラスがあるのだとか。小学校なのに、各学期末
には成績表にクラスで総合何位とか明記されていて、びっくりしました!

彼らはマカオの旧市街のど真ん中に住んでいるので、土、日はコタイ地区
にあるリゾートホテルに泊まり、ギャラクシーグループのホテル宿泊者専用の
屋外大プールで大はしゃぎして遊んでいました。まだまだ小2は遊びたい
盛りですものね。でも夜はしっかりKUMONの宿題があったようで…
おばあちゃんは邪魔しないように、ショッピングモールを1時間ほどブラブラ。
有名高級ブランドばかりで買えそうなものはありませんでしたが、ウインドウ
ショッピングを楽しみました。

お嫁ちゃんとはいつもローカルレストランに行きますが、今年はちょっと贅沢
をしようと、以前から行ってみたかった三ツ星レストランを予約してもらって
いました。たまたま息子がプレスの仕事でレストランを訪れたとき、ぽろっと
「カナダから来る母親が来週予約をして楽しみにしている」と話たら「ぜひ
ご招待したい!」という話になったらしく、日本人らしく2度断ったけれど
押し切られたそうで…ご招待だから、全て先方にお任せすればよいから…
ということで出かけました。

レストランはグランドリスボア・ホテルの最上階(43階)にあり、屋根
がドーム状のガラスでできている、その名もロブション・オ・ドーム。
39階からはレストラン専用のエレベーターで。ギャルソンに迎えられ席に
着くと、早速ロゼのシャンパンが注がれ…メニューを選んだら、ソムリエの
勧めでワインペアリングもすることに。

詳しく書いていると長くなり過ぎるのでカットして…3コースと言いながら
アミューズ、デザートとチーズ、アイスクリーム、チョコレートや焼き菓子と
ゆっくりと時間が過ぎて行き、気づけば3時!ギャルソンに見送られお店
を出た後、お嫁ちゃんも私も夕食は必要ありません、状態でした。さすが
に超一流のフレンチ、プレゼンテーションもお味もパーフェクト!もしお支払い
したならいくらチャージされたのでしょう…。いつもマカオ滞在中はほぼ毎日
おつき合いしてくれるお嫁ちゃんに感謝の気持ちで御馳走するのもたまには
良いかな、のつもりが、息子のお陰で素敵な母娘のひとときになりました。

台風一過の直後だったからでしょうか?香港から関空のフライトは今までに
見たこともないくらいガラガラ状態で飛びました。日本滞在は4週間、実家
のお墓参り、茶道のお稽古やヘルスチェック、高校の関西地区の同窓会
など予定をこなし、予定通り帰国しました。
留守の間、夫がラブの面倒を見てくれていたのですが、私の帰りを待たずに
ハロウィンの日に逝ってしまいました。17歳と11ケ月でした。

後ろ足が動かなくなって約2年、前足も踏ん張れなくなって約半年、もう
ちょっとで18歳のお誕生日を迎えるところだったのですが、最後は安らか
に眠ったまま旅立ちました。いつかは来ると思っていた別れの日、覚悟は
して出かけたのですが、さすがに夫から知らせがあった夜は、涙が止まらず
外が明るくなるまで眠れず、早朝にラインして、彼女の最後の姿を見せて
貰い、手を合わせました。

カルガリーのペットを火葬してくれる施設へ、夫が連れて行ってくれました。
昨年6月に日本で亡くなったラブの娘はペットの斎場で火葬して人と同じ
ように家族全員で骨を拾ったそうです。ラブは灰になり、ちっちゃな箱に
入って私の帰りを待っていました。出かける日にだっこしてご飯を食べさせ
た時の温もりをまだ覚えています。ここ数年は目も耳も悪くなり、おまけに
歩けない状態になっていたので、ラブが待っている!と急いでお買い物から
帰る必要もうなくなり、夫と二人の、静かな暮らしが始まっています。

では、また来月!
お元気でお過ごしください。