PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

木造住宅の耐久性とは?

2018-10-05 16:10:30 | 日記
住宅の耐久性についてお届けいたします!      

動画はこちらから→ https://youtu.be/3x71AwJmeMA

木材は乾燥していることが基本とされ、腐朽菌によって腐ったり、

シロアリに食べられたりして劣化することがありますのでそれを

防ぐために、基礎の高さの規定や、床下の換気、外壁内部の通気、

小屋裏の換気などを設けることが必要となります。

 基礎の高さは、雨の打ち返しやシロアリがのぼりにくい高さは、

地盤から約40㎝以上とされています。最低限の基礎の高さは30㎝

以上必要となります。

 床下の湿気は、木材の腐朽菌を増殖させますのでそれを防ぐため

にも基礎はベタ基礎工法にするか、布基礎の場合は、厚み6㎝以上の

コンクリートを床下に施工する事が必要です。



ベタ基礎とは、基礎の

立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎
です。

家の荷重を底板全体で受け止めて面で支えます。また、地面をコン

クリートで覆うので地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリも
侵入しにくくなります。

最近は少ないですが、33布基礎とは立ち上がり部分の下にフーチ

ングを施工しているものです。

 床下の換気ですが、最近の住宅のほとんどは基礎パッキンを採用
しています。

基礎パッキンはこの写真のようなものです。





 その基礎パッキンの上に土台となる木があるのですがその木には

シロアリや腐朽菌に強いヒノキやヒバなどの耐久性に強い木を採用

しないといけません。

 防蟻防腐処理については地盤面から1m以下迄を処理している

ところが一般的です。

さらにオプションでホウ酸を使用している建設会社もあります。

このホウ酸処理についてはまたの機会にご紹介します。
 
 外壁材と壁との間に通気層を設けることで壁内で発生する結露を

防ぐことが出来ます。



乾燥した空気が通気層を通して水蒸気を排出してくれますので住宅

全体の木材の乾燥が確保されて耐久性がかなりアップします。

古い民家の木材が腐ることなく長く建ち続けているのは、木材が露し

になっていて雨にぬれてもすぐに乾くからです。

 木造住宅は、木の腐る条件を取り除いていく工夫が大切となります。

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