PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

資金計画は知らないことがリスクです!その1

2018-08-18 06:19:40 | 日記
実は、頭金はいくら必要なのか?
 「住宅を購入する時に頭金は2割」とよく聞きます。このことにあまり根拠は無いように思います。金融機関の考え方で「物件の2割もあれば問題なく融資します。」という習慣みたいなものが一般的になっていただけです。
 実際には、自己資金が無くても100%の住宅ローンを何件も融資承認されていますし、実は、諸費用などもプラスアロファーで貸してくれます。ただ、人によっては希望額の50%までしか承認されない時もあります。これは金融機関の考え方が「物件担保優先の時代」から、「個人の属性優先の時代」に変化したためです。
この個人の属性とは、勤め先の規模、勤続年数、過去の借り入れ状況、既婚者かどうか?等、個人の情報がどうなっているのかを調べます。特にここでのポインは、過去の借り入れ状況で支払い遅れてが複数回あった場合、住宅ローンは借りにくくなってきます。特に最近多いのはうっかり携帯電話の支払い遅れを何回かされている方が少なくないです。私の親戚にもそれだけである銀行から融資を受けられないケースがありました。ただ、寛容な金融機関もありますのでそこは要相談ですね!金融機関としては住宅ローンは長期の返済になりますし、現在は超低金利時代なので過去に支払いが遅れていることがあると長期返済ではどうなるのかと考えてしましますので要注意です。
 適正な自己資金の額を判断するにはいくつかポイントがあります。
 自分の収入に合った住宅ローンの返済額がどうなのか? 皆さんも良くお分かりだと思うのですが、住宅は購入できたから終わりと言う事ではありませんよね。長い住宅ローンを返済しなければいけません。頭金を貯めることも大切ですが、それよりも月々の住宅ローンを問題なく返済し続けることが出来るかどうかを考えるべきです。
 家族のライフプランを考慮し、将来の支出を予測していかなければなりません。「今は払えます!」という人の中には「長期の将来を考えていませんでした。」と言う人も結構多いです。一度、今後の金利上昇を加味したライフプランを一度は作成してみて下さい。
 次に、もしもの時はどうするのか?
 「転勤で建てた家に住めなくなった」「リストラされ収入がなくなった」など不測の事態になった場合は、家を「売る」か「貸す」、もしくは「破産する」かの選択に迫られます。その時になって初めて住宅ローンの残債と売却可能価格のバランスを、常に意識しておく必要性に気づきます。
 借りられるだけ借りていいのか?オーバーローンや100%ローンは、比較的借入金利や優遇金利などの条件が悪くなることもありますのでご注意下さい。
 まとめとして
 まずは、金利上昇を加味したライフシュミレーションを作成し、毎月の返済はどれ位出来るのかを考えてから総借入額の目安を算出して下さい。
そして、その額が金融機関から借り入れ出来るのか確認します。そしてもしもの時に売却が可能かどうか?残債割れしないかどうか?賃貸した時に月々の支払いとその家賃の収支は黒字になるのか?以上を考えて自分が用意する自己資金を決まられることをお勧めします。

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