PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

違法行為! でも・・・・

2012-03-15 19:21:14 | 日記
本日は、いつもメールをもらっているネクストリーダと言う会社の

磯貝優さんから頂いたメールを載せましたので読んでみて下さい。


東日本大震災から1年が経ちました。

震災の被害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。

今日は、震災直後に15歳の中学生が起こした
ある「事件」を紹介したいと思います。

3月11日、東日本大震災発生直後・・・

その日、広島県に住む中学2年生の少年は、
NHKの大津波警報のニュースを見ていました。

「このニュースをネット上で流したら、
停電などでテレビを見れない人が助かるのでは?」

彼はそう考えたそうです。

もちろん、NHKニュースをネットで配信するのは
違法だということは少年も分かっていました。

でも、この映像を配信する事で助かる人がいる・・・

その少年の母親も阪神大震災の被害者だったということもあり、
意を決し、そのニュースをユーストリームという
動画投稿サイトで違法と知りながら配信したのです。

・違法配信だということは分かっている
・もしかしたらNHKに訴えられるかもしれない
・しかも動画配信の経験などほとんどない

当時、少年の頭の中にはいろいろなことが思い巡りました。

でも、、、

「東北には自分よりも不安を抱えている人がたくさんいる。
今こそ自分がやらねば」

そう思って、確信犯的な違法配信を行ったのです。

「ユーストリームでNHKの地震ニュースが見られる」

という情報はネット上にスグに広がりました。

少年が行ったNHKの著作権を侵害する違法配信に気づいた
ユーストリームアジアの担当者は迷ったそうです。

しかし一方、この緊急事態です。
停電などでテレビを見られぬ人には貴重な情報源になるはず。

ユーストリームアジアの担当者は、
通常だったら直ちに停止する違法配信を、敢えて見逃しました。

ネット上では動画を違法配信されている
NHKの対応にも注目が集まっていました。

ツイッター上にあるNHK公式アカウント「NHK-PR」
(担当は一人の広報職員だったそうです)は、
少年の無断配信のアドレスを、自分のつぶやきを読んでいる人たちに紹介し
「私の独断なので、あとで責任は取ります」と書きました。

その後、NHKは少年がユーストリームで行った
テレビ画面の無断配信の継続を正式にユーストリーム社に許諾しました。

そして、地震当日の午後9時ごろからは
ユーストリームで公式に番組の同時配信を開始し、
他の民放12局も続々と同時配信を開始。

計13チャンネルの視聴は震災発生から
2週間で延べ約6800万回にも達しました。

・動画の違法配信をした15才の少年
・それ知っていて見逃したユーストリーム社の社員
・ユーストリームにアップされた違法な動画を独断で広げたNHKの広報職員

あなたは彼らの行動をどう思うでしょうか?
もちろん、人によっていろいろな意見があると思います。

しかし、今回の出来事がいいのか悪いのかは別にして、
単なるマニュアル通りの行動を起こさずに、
東日本大震災という緊急時に自分の頭で考えて
行動を起こせた人は偉大なリーダーだと僕は思いました。

もしあなたが当事者だったら、
このような緊急事態でどんな判断をするでしょう。

業務命令に背くからと、
多くの命を救うかもしれない動画を削除したでしょうか?

マニュアル通りに違法配信の動画を
削除するように要請したでしょうか?

“私はすべての判断の基準を
「人間として何が正しいか」ということに置いている。”

京セラやKDDIを作った稲盛和夫氏はそう言いました。

あなたの判断基準はいったい何でしょう?

真のリーダーはマニュアル通りに判断するだけでなく、
状況状況に応じて自分の頭で考えぬいた
判断基準を持っている人だと僕は思うのです。

 では、本日も読んで頂きありがとうございます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿