おはようございます。東海道遠州路の旅もいよいよ後半戦、今回は大井川を渡った所から始めます。
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橋を渡り終え川に沿う道を行き、さっき通って来た東海道の対になる場所へとたどり着き、ここから再び旧街道を行くこととなる。この付近一帯は川越遺跡という所で、この先大井川を渡る旅人がここに集っていた場所であったらしい。当時、この川を渡るのってどんな感じだったのだろう。さっき大井川橋を渡った時には橋は結構長く川幅も広く感じたが、水の流れは左程急ではなくむしろ穏やかそうだった。もちろん当時は今ほどの川幅もなく、流れが急で氾濫もしやすかったから「越すに越されぬ」だったのだろう。何日も足止めを喰らわされるなんて今では考えられないが、当時の旅人にとってはそれを覚悟の上でここを訪れなければならなかったのだろう。ならば橋を架ければよかったのに、それを幕府が許さなかったのがまさに「越すに越させぬ大井川」と言ったところか。
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数百メートルに渡って続く旧街道の雰囲気を残す道、町並は観光用に復元されているが、いかにもシンプル is bestでむやみに観光に走っている感じはしない。しかしこの時間が止まったような風景の向こう側には、旧街道の雰囲気も何もあったもんではないと言った感じで無粋に高くそびえる煙突の姿。旧街道はこの先で県道と合流するが、その地点にあるのがさっきから見えている煙突を含む特種東海製紙の工場、付近は少し不快に感じる臭いが漂っている。
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県道34号線を進んで島田市の中心地に入って行くが、この辺りはいかにも街の中と言う感じで旧街道の雰囲気ほとんど感じられない所。更に進んで行くが特にこれと言った見所もないまま久しぶりに国道1号線に合流、しばらく行くと藤枝市に入る、島田宿とはこれと言った印象もなくお別れである。
この先国道1号線から右へ分かれる道が旧東海道、それを象徴する松並木の道を所々で通り過ぎる。この辺りもたいして見所がない所、先への時間が稼げるのはありがたいが、こう見所もなく走っていると何せ集中力が散漫になってくる。
その時、目の前にはるか山の向こうに頂上に雪をかぶった富士山の姿が見えた、この旅で初めて見る、実に4年ぶりに見る富士山だ。その姿はほんの頂上部分のアポロチョコレートみたいだが、ちょっとダレかけていた気分に『喝!』を入れられた感じだ。実は写真3枚目はその姿を撮ったものだが写っていない、残念・・・ちなみに今回の旅で富士山の姿を捉えた写真翌日の箱根での旅を含めても1枚もなし、今回の旅での心残りとなってしまった。まあ、それについては次回の宿題として、さあ、先を急ごうとしよう。
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この先も走り続けてやがて藤枝宿へとたどり着くが、宿場町である市の中心部となるここもたいして見所がなくただ通り過ぎて行くだけになってしまう。島田宿同様、宿場町が市の中心にあるとなると、町の機能の方が優先されて旧街道の町並は期待できないと言うことか。まあ地元に人にとっては、そこが旧街道であろうが自分たちの生活の場所なのだからそれは仕方ないところだろう。
それはさておきいい加減腹が減ってきた、思えば朝自宅を出る前にパンをひとつ食べて以来何にも食べていなかった。途中にコンビニがあったのでそこに寄っておにぎりを購入、食には興味はないし時間もかけたくないのでこれで十分なのです。ややっ、こっからも富士山が見えるではないか、さて、気を取り直して先へ進むことにしよう、この先はまた峠越えが待っている、そのお話は次回へ続くと言うことで、今回はここまでとしておきます。 まちみち
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橋を渡り終え川に沿う道を行き、さっき通って来た東海道の対になる場所へとたどり着き、ここから再び旧街道を行くこととなる。この付近一帯は川越遺跡という所で、この先大井川を渡る旅人がここに集っていた場所であったらしい。当時、この川を渡るのってどんな感じだったのだろう。さっき大井川橋を渡った時には橋は結構長く川幅も広く感じたが、水の流れは左程急ではなくむしろ穏やかそうだった。もちろん当時は今ほどの川幅もなく、流れが急で氾濫もしやすかったから「越すに越されぬ」だったのだろう。何日も足止めを喰らわされるなんて今では考えられないが、当時の旅人にとってはそれを覚悟の上でここを訪れなければならなかったのだろう。ならば橋を架ければよかったのに、それを幕府が許さなかったのがまさに「越すに越させぬ大井川」と言ったところか。
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数百メートルに渡って続く旧街道の雰囲気を残す道、町並は観光用に復元されているが、いかにもシンプル is bestでむやみに観光に走っている感じはしない。しかしこの時間が止まったような風景の向こう側には、旧街道の雰囲気も何もあったもんではないと言った感じで無粋に高くそびえる煙突の姿。旧街道はこの先で県道と合流するが、その地点にあるのがさっきから見えている煙突を含む特種東海製紙の工場、付近は少し不快に感じる臭いが漂っている。
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県道34号線を進んで島田市の中心地に入って行くが、この辺りはいかにも街の中と言う感じで旧街道の雰囲気ほとんど感じられない所。更に進んで行くが特にこれと言った見所もないまま久しぶりに国道1号線に合流、しばらく行くと藤枝市に入る、島田宿とはこれと言った印象もなくお別れである。
この先国道1号線から右へ分かれる道が旧東海道、それを象徴する松並木の道を所々で通り過ぎる。この辺りもたいして見所がない所、先への時間が稼げるのはありがたいが、こう見所もなく走っていると何せ集中力が散漫になってくる。
その時、目の前にはるか山の向こうに頂上に雪をかぶった富士山の姿が見えた、この旅で初めて見る、実に4年ぶりに見る富士山だ。その姿はほんの頂上部分のアポロチョコレートみたいだが、ちょっとダレかけていた気分に『喝!』を入れられた感じだ。実は写真3枚目はその姿を撮ったものだが写っていない、残念・・・ちなみに今回の旅で富士山の姿を捉えた写真翌日の箱根での旅を含めても1枚もなし、今回の旅での心残りとなってしまった。まあ、それについては次回の宿題として、さあ、先を急ごうとしよう。
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この先も走り続けてやがて藤枝宿へとたどり着くが、宿場町である市の中心部となるここもたいして見所がなくただ通り過ぎて行くだけになってしまう。島田宿同様、宿場町が市の中心にあるとなると、町の機能の方が優先されて旧街道の町並は期待できないと言うことか。まあ地元に人にとっては、そこが旧街道であろうが自分たちの生活の場所なのだからそれは仕方ないところだろう。
それはさておきいい加減腹が減ってきた、思えば朝自宅を出る前にパンをひとつ食べて以来何にも食べていなかった。途中にコンビニがあったのでそこに寄っておにぎりを購入、食には興味はないし時間もかけたくないのでこれで十分なのです。ややっ、こっからも富士山が見えるではないか、さて、気を取り直して先へ進むことにしよう、この先はまた峠越えが待っている、そのお話は次回へ続くと言うことで、今回はここまでとしておきます。 まちみち