おはようございます。
『出発!ローカル線聞きこみ発見旅』で内山君よ英玲奈がJR湖西線を旅していましたが、その放送の2日前に自分(一人称)も湖西線沿線を走って来ました。毎度の如くJR奈良駅を朝一番の電車で京都へ出て湖西線へと乗り継ぎ近江今津で下車、奈良からではこの駅までの乗車券は購入できないので改札で乗越し料金を払って駅前へと出る。早速、相棒を立ち上げます、去年はここには来ていないので久しぶりの来訪、もうはやる気持ちは抑えられないと言ったところです。さあ、相棒君も準備万端、早速走って行くこととしましょう。
今回、ここ高島市近江今津へと誘ってくれたのはもうお分かりだと思います、『あさが来た』です。ドラマではほんのちょっとだけ出てきたヴォリンガーさん、もし後日談があったとしたら、あさの娘の旦那さんの妹と結婚されることとなります。前から近江八幡などには何度も行っていてヴォーリズさんの名前はよく知っていましたが、まさかあさとつながっていたとは・・・。と言うことで、まず立ち寄ってみたのがヴォーリズ通り、もうそのままのネーミングですが、このほんの数百メートルの通りには旧銀行であるヴォーリズ資料館、基督教団今津教会、旧郵便局と3つのヴォーリズ建築があり、その3つともが国の登録有形文化財に指定されている。どれも一目でヴォーリズ建築と分かる様式、特に教会はヴォーリズさんがミッション系だったと言うことで、滋賀県内は元より、国内にも多くその様式の建築物があるとのこと。教会が醸し出す宗教的な畏れが少しずつ克服されそうなので、これからは教会巡りも旅の目的のひとつとなっていきそうです。ちなみに今回の走りではもうひとつ目指すべく協会があるのですが、それについてはまだまだ先のお話と言うことで、とりあえず今は近江今津の時代を感じることができる通りをじっくりと巡って行くこととしよう。
ヴォーリズ通りをJR線の高架下の辺りで折り返し湖岸道路の方へと向かう。写真2枚目は西近江路と小浜方面へと向かう道が分かれる所、いわゆる追分と言う所ですな、写真で向かって左側の道が今走って来た所、右側の道はマキノ方面へと向かう道、北へと向かいたい気持ちもあったが、今回は琵琶湖を南へ、大津方面を目指して走ることとする。湖岸道路に入ってこの辺りは旧街道の雰囲気が漂う町並、由緒ある家屋や店が建ち並んでいて何度来てもその風景には飽きることがない所である。
ほんの少しだけ進むと、近江今津駅から真っ直ぐに琵琶湖方面に伸びた所にある、竹生島方面への観光船乗場へとたどり着く。まだ朝早い時間でターミナルは人の姿もほとんどなく、港には観光船が湖の緩やかな波に揺蕩うようにタプタプと浮かんでいる。その湖面の真上にはもう空の高い位置にまで太陽が昇っているが、ここでの印象に残っている風景は黄色く曇った空にポッカリと浮かんだまん丸の太陽。その時は近江今津駅から北へと向けて走ったが、途中で雨が降ってきて、おまけに泥まで降ってきた、黄色い空は黄砂が飛んでいたからだった・・・と言う話はここではもう何度も話させてもらいましたね、しつこいことですね、すみません。
さて、ここまでの写真をみてお気づきになられた方もいると思いますが、この辺りは道の色が赤茶げています。自分(一人称)はこの道の色を見て北近江に来たなあ、と実感するのですが、なぜこんな色になっているのだろうか・・・と調べたところでは、この辺りは奈良とは大違いの豪雪地帯で、この付近一帯に備え付けられている融雪装置が撒く水(地下水)に鉄分が含まれていて、その錆びた色が道路に付着するからだと言うことである。見た目には鉄の錆を引き受けた形で少し物々しい感じもする赤茶げた道だが、これもまた旅の気持ちを掻き立ててくれる風景の一部と思えばまた乙哉と言ったところである。でも、実際に人の背くらいに積もった雪の中で生活する人たちにとっては生活の必需品とも言える融雪装置だろうから、自分(一人称)が旅の情緒を掻き立ててくれる風景などとのんきなこと言ってくれるな、と怒られそうな気もしますが・・・。
観光船乗場を通り過ぎると道は上で話した通りの赤茶げた色で、琵琶湖を左手に見ながら真っ直ぐと進んで行く。旧街道風の町並を過ぎると松並木の通り、樹の間から差し込んでくる日の光を左側に感じながら走って行くと駅前を通っていた県道が合流してくる。その先を進んで行くと左手側に写真4枚目にある昔風の灯台が見えてくる、湖と言っても向こう側は陸地が見えないほど広いのでもう海といっしょ、やはり灯台が必要だと言うことだろうか。
さて、滋賀の旅春編はまずテンション高めで近江今津の町並を走り抜けて来ました、旅の目的のひとつである文化財巡りもまず順調に探し当てられたと言うことで幸先のいいスタートとなりました。次の目的地は針江の町並、西近江路を走る時にはやはり外すことのできない町のひとつ、ここも2年ぶりの来訪となるのですがその話については次回と言うことで、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。 まちみち
『出発!ローカル線聞きこみ発見旅』で内山君よ英玲奈がJR湖西線を旅していましたが、その放送の2日前に自分(一人称)も湖西線沿線を走って来ました。毎度の如くJR奈良駅を朝一番の電車で京都へ出て湖西線へと乗り継ぎ近江今津で下車、奈良からではこの駅までの乗車券は購入できないので改札で乗越し料金を払って駅前へと出る。早速、相棒を立ち上げます、去年はここには来ていないので久しぶりの来訪、もうはやる気持ちは抑えられないと言ったところです。さあ、相棒君も準備万端、早速走って行くこととしましょう。
今回、ここ高島市近江今津へと誘ってくれたのはもうお分かりだと思います、『あさが来た』です。ドラマではほんのちょっとだけ出てきたヴォリンガーさん、もし後日談があったとしたら、あさの娘の旦那さんの妹と結婚されることとなります。前から近江八幡などには何度も行っていてヴォーリズさんの名前はよく知っていましたが、まさかあさとつながっていたとは・・・。と言うことで、まず立ち寄ってみたのがヴォーリズ通り、もうそのままのネーミングですが、このほんの数百メートルの通りには旧銀行であるヴォーリズ資料館、基督教団今津教会、旧郵便局と3つのヴォーリズ建築があり、その3つともが国の登録有形文化財に指定されている。どれも一目でヴォーリズ建築と分かる様式、特に教会はヴォーリズさんがミッション系だったと言うことで、滋賀県内は元より、国内にも多くその様式の建築物があるとのこと。教会が醸し出す宗教的な畏れが少しずつ克服されそうなので、これからは教会巡りも旅の目的のひとつとなっていきそうです。ちなみに今回の走りではもうひとつ目指すべく協会があるのですが、それについてはまだまだ先のお話と言うことで、とりあえず今は近江今津の時代を感じることができる通りをじっくりと巡って行くこととしよう。
ヴォーリズ通りをJR線の高架下の辺りで折り返し湖岸道路の方へと向かう。写真2枚目は西近江路と小浜方面へと向かう道が分かれる所、いわゆる追分と言う所ですな、写真で向かって左側の道が今走って来た所、右側の道はマキノ方面へと向かう道、北へと向かいたい気持ちもあったが、今回は琵琶湖を南へ、大津方面を目指して走ることとする。湖岸道路に入ってこの辺りは旧街道の雰囲気が漂う町並、由緒ある家屋や店が建ち並んでいて何度来てもその風景には飽きることがない所である。
ほんの少しだけ進むと、近江今津駅から真っ直ぐに琵琶湖方面に伸びた所にある、竹生島方面への観光船乗場へとたどり着く。まだ朝早い時間でターミナルは人の姿もほとんどなく、港には観光船が湖の緩やかな波に揺蕩うようにタプタプと浮かんでいる。その湖面の真上にはもう空の高い位置にまで太陽が昇っているが、ここでの印象に残っている風景は黄色く曇った空にポッカリと浮かんだまん丸の太陽。その時は近江今津駅から北へと向けて走ったが、途中で雨が降ってきて、おまけに泥まで降ってきた、黄色い空は黄砂が飛んでいたからだった・・・と言う話はここではもう何度も話させてもらいましたね、しつこいことですね、すみません。
さて、ここまでの写真をみてお気づきになられた方もいると思いますが、この辺りは道の色が赤茶げています。自分(一人称)はこの道の色を見て北近江に来たなあ、と実感するのですが、なぜこんな色になっているのだろうか・・・と調べたところでは、この辺りは奈良とは大違いの豪雪地帯で、この付近一帯に備え付けられている融雪装置が撒く水(地下水)に鉄分が含まれていて、その錆びた色が道路に付着するからだと言うことである。見た目には鉄の錆を引き受けた形で少し物々しい感じもする赤茶げた道だが、これもまた旅の気持ちを掻き立ててくれる風景の一部と思えばまた乙哉と言ったところである。でも、実際に人の背くらいに積もった雪の中で生活する人たちにとっては生活の必需品とも言える融雪装置だろうから、自分(一人称)が旅の情緒を掻き立ててくれる風景などとのんきなこと言ってくれるな、と怒られそうな気もしますが・・・。
観光船乗場を通り過ぎると道は上で話した通りの赤茶げた色で、琵琶湖を左手に見ながら真っ直ぐと進んで行く。旧街道風の町並を過ぎると松並木の通り、樹の間から差し込んでくる日の光を左側に感じながら走って行くと駅前を通っていた県道が合流してくる。その先を進んで行くと左手側に写真4枚目にある昔風の灯台が見えてくる、湖と言っても向こう側は陸地が見えないほど広いのでもう海といっしょ、やはり灯台が必要だと言うことだろうか。
さて、滋賀の旅春編はまずテンション高めで近江今津の町並を走り抜けて来ました、旅の目的のひとつである文化財巡りもまず順調に探し当てられたと言うことで幸先のいいスタートとなりました。次の目的地は針江の町並、西近江路を走る時にはやはり外すことのできない町のひとつ、ここも2年ぶりの来訪となるのですがその話については次回と言うことで、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。 まちみち