よろしくお願いします。
斑鳩町の水路巡りと言うことで、前回は法隆寺の裏手にある池から大和川へと流れる三代川を追いました、観光地からは一歩離れた普通の住宅街、JR法隆寺駅前を通り過ぎた町中で別の川が合流する所で前回は終わりました。今回はその続きを、と行きたいのですがその前にちょっとだけ道を逸れて、この三代川に合流してくるこの川について追ってみようと思います。一旦北へと戻って法隆寺方面へ、法隆寺のすぐ西側にある集落の裏山の方から現れた小さな川は、寺院の参道から一本西側に外れた道に沿って流れて国道25号線の手前で暗渠になってしまう。その川が再び姿を現すのが国道25号線の南側の住宅街、JR法隆寺駅の北側に位置するこの辺りは世界的な観光地が目の前にあると言っても、そんな雰囲気も思わせないくらいの普通の住宅地、川はそんな町中を貫く道を沿うように流れて、JRの踏切を越えて写真一番下にある合流点へと到達する。ここが前回の終わりの場所、ちょっと道草となってしまいましたが、それでは引き続き三代川を追って行くこととしましょう。
三代川はJR線を越えて田園風景の中へ、眺めのいい田畑の中でもう一本、上の写真にある服部川と言う名の川を合流して後は大和川の合流点を目指して一直線。おっと、このまま行ってしまうと2番目のゾーンで今回の枠が終わってしまうのでちょっとだけ道草。と言うことでJR線の向こう、大和川の堤防近くに見えている集落へと行ってみることに。そこは目安地区、三代川の南側のすぐの所は新興の住宅地、古い集落はそこから南へと行った大和川のすぐそばにある。昔は水運で物資のやりとりが行われていたが、この辺りには松並木があって、それが船着き場の目安とされたことがこの町の名の由来となっているらしい。特に何があるってわけでもない普通の集落だが、その名の由来を調べているとこんな昔話がありました↓↓↓
【ある時、川で村の娘が大根を洗っていると、弘法大師さまがお通りになった。「これこれ、娘さん、お前の顔と大根と、どっちが白いか」と尋ねられた。すると娘は、正直に「私の顔より大根の方が白いです」と答えた。「そうか、では、これから大根のような色白の美人にしてやるぞ」と。
大師さまはまた、「その大根の葉に付いているのはなんだ」と尋ねられた。「これは大根の葉に付く虫で、困っています」と言うと、大師さまは「娘さん、美人になりたいか、大根の虫を取ってほしいか、どっちじゃ」と尋ねられた。すると娘は「いいえ、美人になりたくはありません。大根に虫が付かないようにしてください」
気立てのよい娘がそう頼むと、大師さまは満足そうなようすで頷(うなず)き、呪文を唱(とな)えて去って行かれた。それからというもの、目安の村には色白の美人が多く生まれ、大根にも虫が付かなくなったという。】
あるサイトからの文章をそのまま頂いてしまいました、この地では大根がよく育ったと言うことですが、色白の美人となると・・・あ、もしかしたらそれが在原業平のつながっていくのかも・・・。
さて、三代川へと戻ってラストスパート、大和川との合流点を目指すことに、田園風景の中を突き進んで行くと左手側には大和川の堤防が見えてくる。途中で分かれる道があるがそちらを行くと踏切を渡って大和川沿いの道へと出る、ただこの辺りには向こう側に渡る大きな橋はないので、堤防から急な坂を下って水面スレスレにある沈下橋を行かなければならない。自分(一人称)も馬見丘陵公園に行く時にはここをよく利用することがあるが、この沈下橋はあまり渡りたくない所、道のチョイスを誤るとここを行かなければならないのがこの辺りの難点だ。やがて三代川は水門が立つ場所へとたどり着き、この先が大和川との合流点、法隆寺裏手の池から始まった来た川巡りもここで終わりとなってしまう。その合流点にはもう一本、大きな川が北の方から合流してきている、これが竜田川、生駒山方面から流れてきた水もここでひとつに集められて、大和川は更に大きくなって奈良の地を後にすることとなります、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました・・・・・・・・・・・まちみち
斑鳩町の水路巡りと言うことで、前回は法隆寺の裏手にある池から大和川へと流れる三代川を追いました、観光地からは一歩離れた普通の住宅街、JR法隆寺駅前を通り過ぎた町中で別の川が合流する所で前回は終わりました。今回はその続きを、と行きたいのですがその前にちょっとだけ道を逸れて、この三代川に合流してくるこの川について追ってみようと思います。一旦北へと戻って法隆寺方面へ、法隆寺のすぐ西側にある集落の裏山の方から現れた小さな川は、寺院の参道から一本西側に外れた道に沿って流れて国道25号線の手前で暗渠になってしまう。その川が再び姿を現すのが国道25号線の南側の住宅街、JR法隆寺駅の北側に位置するこの辺りは世界的な観光地が目の前にあると言っても、そんな雰囲気も思わせないくらいの普通の住宅地、川はそんな町中を貫く道を沿うように流れて、JRの踏切を越えて写真一番下にある合流点へと到達する。ここが前回の終わりの場所、ちょっと道草となってしまいましたが、それでは引き続き三代川を追って行くこととしましょう。
三代川はJR線を越えて田園風景の中へ、眺めのいい田畑の中でもう一本、上の写真にある服部川と言う名の川を合流して後は大和川の合流点を目指して一直線。おっと、このまま行ってしまうと2番目のゾーンで今回の枠が終わってしまうのでちょっとだけ道草。と言うことでJR線の向こう、大和川の堤防近くに見えている集落へと行ってみることに。そこは目安地区、三代川の南側のすぐの所は新興の住宅地、古い集落はそこから南へと行った大和川のすぐそばにある。昔は水運で物資のやりとりが行われていたが、この辺りには松並木があって、それが船着き場の目安とされたことがこの町の名の由来となっているらしい。特に何があるってわけでもない普通の集落だが、その名の由来を調べているとこんな昔話がありました↓↓↓
【ある時、川で村の娘が大根を洗っていると、弘法大師さまがお通りになった。「これこれ、娘さん、お前の顔と大根と、どっちが白いか」と尋ねられた。すると娘は、正直に「私の顔より大根の方が白いです」と答えた。「そうか、では、これから大根のような色白の美人にしてやるぞ」と。
大師さまはまた、「その大根の葉に付いているのはなんだ」と尋ねられた。「これは大根の葉に付く虫で、困っています」と言うと、大師さまは「娘さん、美人になりたいか、大根の虫を取ってほしいか、どっちじゃ」と尋ねられた。すると娘は「いいえ、美人になりたくはありません。大根に虫が付かないようにしてください」
気立てのよい娘がそう頼むと、大師さまは満足そうなようすで頷(うなず)き、呪文を唱(とな)えて去って行かれた。それからというもの、目安の村には色白の美人が多く生まれ、大根にも虫が付かなくなったという。】
あるサイトからの文章をそのまま頂いてしまいました、この地では大根がよく育ったと言うことですが、色白の美人となると・・・あ、もしかしたらそれが在原業平のつながっていくのかも・・・。
さて、三代川へと戻ってラストスパート、大和川との合流点を目指すことに、田園風景の中を突き進んで行くと左手側には大和川の堤防が見えてくる。途中で分かれる道があるがそちらを行くと踏切を渡って大和川沿いの道へと出る、ただこの辺りには向こう側に渡る大きな橋はないので、堤防から急な坂を下って水面スレスレにある沈下橋を行かなければならない。自分(一人称)も馬見丘陵公園に行く時にはここをよく利用することがあるが、この沈下橋はあまり渡りたくない所、道のチョイスを誤るとここを行かなければならないのがこの辺りの難点だ。やがて三代川は水門が立つ場所へとたどり着き、この先が大和川との合流点、法隆寺裏手の池から始まった来た川巡りもここで終わりとなってしまう。その合流点にはもう一本、大きな川が北の方から合流してきている、これが竜田川、生駒山方面から流れてきた水もここでひとつに集められて、大和川は更に大きくなって奈良の地を後にすることとなります、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました・・・・・・・・・・・まちみち