まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1429 西ノ京を歩く

2020-09-22 19:05:37 | 
よろしくお願いします。

















今回はタイトルに「歩く」とある通り、西ノ京界隈を歩いて巡った記録をお送りしていこうと思います。怪我から1ヶ月で仕事に復帰、しかし相棒君に乗れるようになったのはそれから更に1ヶ月先のことでした。その間は電車通禁、休日も遠出はできない状態、だからって家に閉じこもっているわけにもいきません、体は鈍るし心は腐る、と言うことでいろいろと近場を歩きで巡りました。西ノ京と言っても大安寺からは結構距離があって、大安寺が東四坊に対して西ノ京は西一坊、一坊を500メートルとしても単純に2500メートルの距離があります。しかもこの時は一旦奈良口・・・大安寺が五条に対して奈良口は八条・・・まで行っているので結構遠廻りしていることにもなります。まあ、それだけ表を出歩いて気分を発散させたかったってことですよ、それに自転車とは違った目線で何かしら再発見もできるのではないかと思ったわけでして。と言うことでまあここまで来るのも結構疲れたのですが、奈良口からは秋篠川沿いの自転車道を進んで行く。いつもは相棒君を駆って快適な気分で走る道、ここを歩くのは今回が初めて、昔の人が平城京を歩いていた気分になって進んで行くことにしよう、その時もここから薬師寺の二つの塔は見えていたのだろうか。























まだ高橋みなみや前田敦子が一線で活躍していた頃に行われた薬師寺でのコンサートが2010年のこと、東塔はその直後から大修理へと入り昨年9年ぶりにその姿を現しました。並んでいる二つの塔を見ると金ピカな相輪の西塔に対して東塔は古さが目立つ感じ、10年かけて修理した結果がこれ?と言いたくもなりそうだが、創建された時のままの姿を残すと言うことで新しくならなかったのが良かったんでしょうねえ、この場合は。さて、歩きの方は薬師寺の南にある小さな集落や自転車道を気ままに進んでいます、相棒君との走りが再開できたらまたいろいろと駆け巡りたい所、今回はほんの数センチだけ下の目線から、ゆっくりゆっくりと時間をかけて薬師寺界隈を巡って行く。特に目新しい再発見はないものの、自転車ではサラッと見過ごしてしまいそうな集落での時間の流れ、お地蔵様の佇まい、農業用水路の水の流れる音などをひとつひとつ確認するかのように進んで行きます。もうひとつ確認しておきたいことがあった、自分(一人称)はもう大丈夫だと言うこと、仕事復帰はしたものの自転車に乗るにはまだ恐怖心があった。多分次回の診察でお許しは出るだろう、でも前みたいに何の違和感もなく乗れるかな、走れるかな、坂を上れるかな・・・、不安な気持ちは自分(一人称)が動けることで取り除いておきたかった、そのために歩き回っていたこともあったのですが。












近鉄西ノ京駅の西側は丘陵部に住宅地が広がっていて自転車でもあまり走らない所、と言うことでちょっと歩いて行ってみようと思ったら迷ってしまった。まるで迷路に放り込まれてしまったかのようで、道は狭くここを行けば抜けられるかな、電車の音が聞こえているのでそのうち戻れるだろう、と思って行ってみるとますます高台の方へと行ってしまう。平城京の時代には碁盤の目のような道が通っていた所が、時代が経ってしまってかなり分かりにくい迷路になってしまった、都の跡など全くうかがえません。さて、自転車ではひとっとびの距離も歩きではそうは行かない、遠い所まで来たのだからその分帰りも大変な歩きです、でもやっぱり気分が紛れていい発散となりました。相棒君との再会、再開ももうすぐ・・・実際にはこの次の週から乗ることができました・・・と言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました・・・・・・・・・・・まちみち