まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1539 田原本町の小さな水路を巡る

2021-03-30 10:37:45 | ふうけい
よろしくお願いします。

















智辯学園、負けてしまいましたねえ~、いや、負けるときはいつか来ますよ、優勝するのは1校だけやからそこに残るのは大変、でも何かな~。大阪桐蔭に勝った時は浮かれてここでも何やかんやと書いたのですが、負けるときはこんなものですね、先頭打者本塁打打たれて、序盤で失点を重ねて、チャンスを作っても生かしきれずに残塁16・・・試合は見てなかったけど、もし見ていたらイライラしてテレビに物ぶん投げていたかも。大会が始まる前は優勝候補と言われて、明らかに分が悪いと思われた大阪桐蔭に勝った時にはこれは5年ぶりに夢が見られると思ったんですけどね~。負けるときはああ~やっぱりこんなもんやな~って感じ、よく頑張ったとは言え後味はあまりいいものではありませんでした。でも明豊もやっぱり強いですね、前回もベスト4だったし監督は智辯和歌山出身、いわば仮想智辯対決で負けたと言うことですか、もう南こうせつばかりが話題になる学校ではないことは確かでしょう。
と言うことでちょっと釈然としない気持ちで始まった今回ですが、写真では田原本町を流れる寺川に合流する小さな水路を巡った記録をお送りしています。田原本町の中心部へと流れてくるこの川はかんじょう川と言う名前らしいのですが、前に環濠集落巡りでこの辺りを走った時に気になったので、今回追ってみることとしました、流れとは逆向きになりますが行ってみることとしましょう。














合流部から遡って国道24号線を渡ると川はこの前お伝えした、万葉歌碑がある阪手集落の南側を通る。集落を抜けると川は向きを少し斜めに変えて東南方向から流れてくる、川沿いには舗装はされてないが自転車が通れる道があるのでそこを進んで行く。やがて県道50号線との交差点へ、この県道は田原本町と桜井市の巻向を結ぶ道で町巡りの時によく走る道、しかし今回はそちらには入らず、交差点を斜めに通っている狭い道へと入って行く。この辺りにあるのは大安寺集落、自分(一人称)が住んでいる町と同じ町名だが、地図を見る限りでは大安寺と言う名のお寺は見つからなかった。民家と道に挟まれた所を流れている川は素朴で小さくてどこにでもあるような川だが、これでも等級は一級河川となっている。もう1年以上いろいろな川を巡ってきたが、川の等級に関してはいまだによく分からない、多分この集落に住んでいる人もこの川が一級河川だと言うとポカ~ンとなってしまうだろう。





















かんじょう川は集落の外れにある神社の脇を過ぎると田畑の中へと姿を消してしまう、さすがに畦道を走るわけにもいかないので、田園風景の中の道を直角の曲がりを繰り返しながら中ツ道へと至る。たどり着いたのは村屋坐弥冨都比売神社、これ何て読むんだ?「murayaniimasumifutsuhimezinnja」と読むが、こう記してしまうと余計分かりにくいか。いや、上の写真のどこにも神社なんて写ってないやないか、と言われそうだが、写真3枚目の道が神社の参道へと続く道となっています、まあ鳥居の写真を撮らないのは自分(一人称)の主義ですので。その3枚目の写真に写っている川がかんじょう川のようです、写真4枚目、5枚目と経てこの流れは大和川から端を発して流れてきている。天理市方から伸びてきた中ツ道は大和川付近で性格なルートが分からなくなってしまうが、多分村屋神社の前を通る道が一番正確なルートに近いだろう。でもこの道も真っ直ぐには進むことができず、途中で90度の曲がりを数度繰り返して県道14号線へと至っている。田園風景の中の道沿いにはかんじょう川の水門を抜けて、小さな農業用水路が網のように張り巡らされていて、小気味いい音を立てて水が流れている。この巡りは昨夏の暑さ真っ盛りの頃、まだまだ先の収穫の時期を控えて稲は背を高く育とうとしている、何気ない素朴な風景が病み上がりの自分(一人称)には眩しく見えていた頃の話でした、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち