まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1548 徳島への旅(1)・・・琴電志度線各駅巡り、その1

2021-04-13 09:43:06 | 鉄道
よろしくお願いします。















香川から徳島への旅、3年連続で自宅とは違う場所で迎える大晦日の朝です。それにしても前日の香川の走りは辛かった、雨あり風あり雪もあり・・・西日本は大荒れで瀬戸大橋線や他の路線も強風で停まっていたとか、他にもいろいろと被害が出ていたとニュースで報じていました。出発前には雨でどうなることかと心配していた旅、岡山駅で青空を見た時には「勝った!」と思ったがまあ何とか1日目を終えることはできました。でも心配はまだまだ残っている、本日(大晦日)は徳島まで走って最後はフェリーで和歌山へと渡る、そのフェリーが動かなかったら元も子もない。朝は5時前に目覚める、テレビのチャンネルをあちらこちらと回して各チャンネルのオープニングを見るのが旅の宿でのひそかな楽しみとなってしまっている。窓の外はまだ真っ暗、天気がいいのかどうかも分からないし風がどうなのかも・・・、とりあえず6時半にホテルをチェックアウトして相棒君を立ち上げて走り始めます。
まずは瓦町駅へ、昔は八角形の駅舎が象徴的だった駅も駅ビルができて大きな総合駅と生まれ変わって久しい、しかし今回巡る志度線は本線部から乗場が離れていてホームが飛び地となっている、何か不憫な扱いを受けてそうな感じの瓦町駅から志度線各駅巡りの始まりです。まずは今日徳島までずっとお付き合いになることとなる国道11号線の踏切を渡って次の今橋駅、駅は住宅地の中にあってホームは2面2線で向こう側には車両基地もあり、志度線の電車の拠り所となっている。ようやく空が明るくなってきた、相変わらず風が冷たく寒さは染みてくるが天気は良さそうだ、少なくとも昨日みたいなことは・・・ないよな、まさか、この後?

















何か重厚そうな壁やな~、何やろここは?と思って地図を見ると刑務所だった、その最寄り駅が松島二丁目駅、路面電車、地下鉄を除く路線で駅名に「丁目」とつく駅はここだけだそうだ、意外なことだがそう言えば他に思いつく所もないなあ。次の沖松島駅は国道11号線から折れて橋を渡った先の住宅地の中にある、更に次の春日川駅、これも川を渡らなければならない所にあるが、沖松島駅からは直通で行ける道がないので一旦国道へと戻らなければならない。しかも国道を折れると住宅地の中に水路があってそこを沿って行かなければならない、駅にたどり着くのに結構苦労した場所だったが、まん丸なきれいなお月様がその苦労も忘れさせてくれた。再び国道11号線へと戻りまたまた川を2つ越える、その先の交差点で折れて橋を渡ると潟元駅、ここも住宅地の中にあって背後には台形の頂上が横長真っ直ぐの八島がそびえている。ホーム1面だけのいかにもローカル線の無人駅と言った感じだが、wikiによるとこの駅が志度線内では瓦町駅に次いで乗降客が多いとある。



















潟元駅からは国道11号線へは戻らず住宅地の中の道を進んで行く、ここまでずっと台形に見えてきた屋島が少しずつ形を変えてきている、まあ山は見る方向によって形が全然違うのがまた面白いところ。町中の道を折れて線路沿いへと出るとその先にあるのが琴電屋島駅、ちょっと文化財っぽい駅舎に広い構内、観光地の玄関口とあって線内の中心駅と言った感じだが、それでも隣の潟元駅とは乗降客数にトリプルスコアほどの差がある。駅の真向かいに大きく見えている屋島はさっきまでの台形とは違った形となっている、かなり前にここに来たことがあってその時は駅前からケーブルカーが接続していたが、今は廃止されて山へは急な上り坂が伸びている。せっかくなのでJR屋島駅の方へも行っていることとしよう、と言うことで国道11号線を渡ってそちらの駅へとたどり着く、まあ写真にあるように入口に扉があってちょっと入りにくい感じの駅舎だった。ここから志度線の次の駅である古高松駅はさほど距離はない、再び国道を渡って駅へとたどり着く、国道と主要県道が交差する交差点が近くにあって付近も住宅が多いので、先程の琴電屋島駅とは乗降客数はさほど変わらない。そんなわけで始まりました2日目の旅、徳島まで走ります、昨日ほどではないにしても風は相変わらずきつい、無事徳島まで行けるでしょうか?更に和歌山まで帰ることができるでしょうか?次回へと続きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち


No.1547 Go To 大阪、2021年初走り編(1)

2021-04-12 10:31:50 | まち
よろしくお願いします。














今回は1月の初めに大阪を走った記録をお送りしていこうと思うのですが、その大阪、感染症禍の現状はかなり深刻な状況となっています。一時は落ち着いたかと思えば今度は変異種ウィルスが蔓延し始めてきて、ここにきて東京を抜く感染者数、しかも連日過去最高を記録し4桁に届こうともしています。そして奈良県も・・・、先週は5日連続で過去最高を更新し100人に届きそうな勢い、こちらもかなり深刻な状況になってきています。大阪の隣やから増えたんやろ~、とか思ってしまいそうですが県庁でクラスターが発生していると言うことからすると、ウィルスの影は静かに県内に潜伏していたかも知れません。とにかく奈良もそんな深刻な状況なのにいなかもんの知事は、奈良は比較的安心なので食事に来てください、とまた空気が読めない発言をしてしまいました、この間の2060年計画と言い・・・あ、この話は近々取り上げようと思っています・・・ホンマ、呑気な人ですわ。


















自分(一人称)は相変わらず「いつで~もGoToし~ようね♪」てな感じで走りに行っていますが、さすがにこの状況の中ではマスク着用は常となりました。やっぱり感染症こわいですからね、もらいたくもないし渡したくもない、少々暑くても鼻や口を隠しての走りを心がけています。昨日(11日)は馬見丘陵公園へと行ってきたのですがチューリップフェアー開催中でたくさんの人が訪れていました、この状況ですからね、密になるのが心配なところですがみんな春の陽気に誘われて出てきているのでしょう、自分(一人称)も含めて無理もないところです。そう言えばマスク拒否男がまた逮捕されましたね、自分(一人称)も以前はマスク着用が煩わしい派だったのでその言い分も分かるような気がしましたが、さすがに3度目となるともう学習能力の問題ですね。トラブルを起こして警察のお世話になって帰ってきてまたトラブル・・・、これが大人のやることかね~、いくら映像で自分の言いたいことを言ってももう誰も相手にしてくれないよ~、どっか違う星に飛ばされて行ってくださいと言いたいところです。


そんなわけで話とは関係なしに1月の初旬に走った時の写真を貼っていますが、この時は生駒から国道168号線を走って交野市へと入り、そこから寝屋川市へとたどり着きました。その後は京阪線沿いを進んで守口へ、ここまであまり見所もなく撮れ高もほとんどなし、守口では京街道の文禄堤の写真を撮りましたがここももう定番中の定番と言った感じ。あまりこれと言った見所もない町の中心部を横断するかのように、まるでそこだけが時代から取り残されたかのようにある町並・・・と言うかここでネタになりそうな所はこの道しかない、結局このゾーンを埋めるために撮った風景と言ったところです。




















国道1号線時から城北公園通りへと入り、写真1枚目~3枚目にある城北公園へとたどり着く。公園内を貫いているアーチ型の橋脚は菅原城北大橋、自転車も通ることができる橋だが自分(一人称)はまだここを通ったことはない、まあこの辺りあまり来ることないですからね。公園から少し先に進んだ所を通っているのがJRおおさか東線、この路線がまだ城東貨物線だった頃、この先の淀川に架かる赤川鉄橋を一度だけ渡ったことがある。亀岡街道巡りで渡ったのだったが旅客線となった今ではもう通ることができない、その代替となったのが隣に架かっている菅原城北大橋、それまでは有料道路だったのが自転車、歩行者に解放されることになった。JR城北公園通駅前を過ぎると間もなく毛馬橋へと差し掛かる、毛馬と言うと思い出すのが毛馬の閘門、これについてはかなり以前登録有形文化財巡りでお送りしたことがありました。さて、走りの方はここは橋を渡らずに大川に沿って自転車道を進んで中心部へと向かって行ってみようと思います、まあこの頃はまだ感染症についてはそれほど深刻に考えていなかった頃、と言ってもこの走りが今のところ大阪市に入った一番最後になってしまったのですが・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち



No.1546 高田川(後編)

2021-04-09 08:37:16 | ふうけい
よろしくお願いします。





















大和平野の川巡り高田川編、前回は大和川の合流部から流れとは逆向きに進んで大和高田市へと入りました。高田を通るから高田川、まあ当たり前のことですなあ、ところが川巡りをしながらずっとあった違和感、大和高田市の西には葛城市があるのですがその名を冠した葛城川は高田川の東を流れている。その謎を追って引き続き高田川を上流方面へと進んで行ってみることとしましょう。
近鉄築山駅近くの国道165号線の交差点を渡ると高田川は右手側、ただこの辺りは交通量が多いので左車線からは川を見ることができない。その後ふたつの踏切を連続して渡る、先の踏切は近鉄大阪線、すぐそこに近鉄大和高田駅のホームが見えている。後の踏切はJR和歌山線、JR高田駅は近鉄のすぐ近くにあるが、これだけ線路が接近しているのならホームを合わせてすぐに乗り換えできるようにすればいいのに・・・と思ってしまうが、ライバル関係にある路線だからそこまでするわけもないか。相変わらず車の混雑ぶりがひどい道を進んで行くと、市役所の近くを通り過ぎて別の川が合流してくる所へとたどり着く。合流部は三角形の公園になっていて、感染症禍の中でもたくさんの人たちがそれぞれの休日を楽しんでいる。走ったのはもう秋も深まった頃で、紅葉の赤色が空の低い場所で輝くお日様をバックに映えていた・・・とここでネタバレしてしまいが、前回が大和川の合流部からスタートして川の流れとは逆向きで来ているので、それに合わせて今回の川巡りの記録は走りの時間が逆になっています。もしかしたら何か写真に不自然さを感じていた方もいらっしゃったと思いますが、つまり写真の向きも巡りとは逆方向での写りとなっていると言うことです、まあこの調子で次のゾーンへと向かいましょう。




















近鉄南大阪線の踏切を越えると高田川は3本に分かれている、つまり3本の川がここで合流することだが、ここからは一番メインとなっているっぽい真ん中の川を巡って・・・つまりここまで進んできたのが真ん中の川だったと言うこと、言い訳はもういいか・・・進んで行きます。南西方向へと進んで行くと南阪奈道、できた当初はあまり車も走ってなくてこの道必要あるんか?とも思ったが、この先奈良の活性化には必要な道となるはずです。更に先を進んで行くと川は蛇行して葛城市へと入り近鉄御所線の近鉄新庄駅へとたどり着く、駅前に架かる橋の欄干には万葉集の歌が刻まれていて、前に万葉歌碑巡りで紹介したこともありました。川は線路を越えて住宅地へ、普通の住宅地の中なのにちょっと歴史を感じる石橋が架かっている、「行者橋」とあるので何か修行している人がここを渡って行ったのだろうか。












最後の言い訳、このゾーンで並べた写真は、前回、そして今回の上の2つのゾーンとはまた別の日での走りとなっています、まあ空を見たらお分かりいただけると思います。高田川は少しづつ小高くなっていく住宅地の中を、葛城山の方から流れてくる、その上流部へと進んで行くと県道30号線、山麓線の下をくぐって公園の横を沿っている。川沿いには自転車が通ることができるくらいの道はあるが、ここまではダラダラな上り、公園を過ぎた辺りからは道は急な上りになって山の方へと差し掛かって行く。そんなわけで貧脚な自分(一人称)ではもうこれ以上の上りはきついと言うことで、高田川巡りはここで終わり、上流部を見るのはあきらめることにしました。
さて、謎の川の並びの件ですが、葛城市に入っても葛城川はどこを流れているのかは分からない、地図で調べてみると高田川とは相当離れたまだまだ低い所を流れているようです。元々は北葛城郡にあるいくつかの町が合併して新しく付けられたの名前が葛城市だったので、古くからあった葛城川は葛城山麓から流れてくるのでその名前を冠しているのだと思います。これは宿題フラグですね、次は葛城川を巡って来いと走りの神様が言っているかのようなので、近いうちに行ってみようと考えています、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち







No.1545 Go To 京都、新春編(2)・・・やっぱり鉄道にネタを求めてしまう

2021-04-07 10:22:54 | 旅行記
よろしくお願いします。















新春2日、今年の走り初めは京都でした、前回は京都と大阪の間にある峠付近を走って八幡市へと入り、その後は桂川を渡って大山崎町へと入りました。西国街道を大阪方へと進んでJR山崎駅、ここはまだ京都府、しかしここから旧街道をちょっとだけ行った所でまたまた大阪府へと入る。線路沿いを進むと踏切がある、そこを渡らずにそのまま線路沿いに行くのが西国街道、しかし今回はそちらには行かずにここで折り返しです。踏切の向こうにあるのがサントリーの山崎蒸留所、なぜか堤真一が二カ~ッと笑っている顔が浮かんでくる、でも自分(一人称)はアルコールはダメなのでウイスキーには興味なし、となると何だと言えばやっぱり電車ですね。でもこの前も触れたように東海道本線を走る電車も何かワンパターンになってしまって、たいして面白くないんですよね~、ステンレスの重みを感じない新快速や奈良でももう見飽きた車両ばかり、昔の新快速はもっと重みがあって威風堂々とした感じだったのに、今の車両は軽くなって風に吹き飛ばされてしまいそう、この車両に料金を払わなければならない座席があるなんてね~。













西国街道を折り返して再び大山崎の町並へ、この辺りはJR東海道本線、阪急京都線、新幹線、西国街道、国道171号線と、まるで5本の導線がギュッと握りこぶしで束ねられたように集まっている所。写真を撮りたいところなのですが新幹線と阪急電車は高架なので見えなんですよね~、自転車で走っていると風がピュ~ッと歌うかのように共鳴して、すぐに轟音を立てて新幹線があっという間に通り過ぎて行ってしまう、新幹線に縁のない県に住んでいると、騒音に悩まされている人たちには申し訳ないのですが、この音と風景が珍しくもあり嬉しくもあり・・・なんだよなあ。東京オリンピックに合わせて誕生した東海道新幹線、そこから路線網が広がっていまや新幹線を見ることができない県の方が少なくなってしまった。奈良はリニア新幹線の路線計画に入っていて、大和郡山辺りは駅誘致に一生懸命に動いている、でも実際に走っている風景を見ることができるのかとなると・・・それまで生きていられるかなあ。ありゃりゃ、このゾーンには電車が写っている写真はないのに鉄道の話になっている、本来なら明智光秀とか山崎の合戦の話をするためのゾーンだったのにね。その合戦の時に援軍を頼んだ筒井順慶は淀川の向こうの長尾峠で合戦の様子を日和見して合戦に参加しなかった、もし淀川を渡ってここに来てたのなら歴史も変わったかも、今もこの辺りに橋を架けないのは歴史を変えたくないためから・・・ってなわけないか。






















長岡京市、向日市を経て京都市内へと入る、阪急京都線の西側を通る府道は物集女街道、向日の中心から北へ進んで行くと、その街道名の由来となる物集女の町並へとたどり着く。物を集める女と書いて「modume」、堺の百舌鳥に関する説があり、中世にはそこから端を発した物集女氏がこの地を治めていたとのこと。その居城となった所は今は住宅地の中に埋もれていて、ここに城があったと言うことを示す看板が駐車場の傍らに立っている。物集女を過ぎて更に北へと進むと樫原、ここで十字に交わるのが山陰道、以前この道を走って亀岡まで行ったことがあったなあ、確か近畿で震度5の地震があった前日だった。その樫原交差点を右に曲がって旧街道を進んで行くと阪急桂駅、駅の北側には車庫があって阪急電車たくさん並んでいた。でもやっぱり走っている電車が見たいと思って国道9号線の桂川に架かる橋へ、そこで阪急電車を狙ったのだが・・・あんまりよく見えなかったなあ、次は場所を変えて、ああ~やっぱりきれいやなあ~な阪急電車を狙ってみることとするか。どうしても鉄道にネタを求めてしまうのは僕の悪い癖、と言うことで3回連続で鉄道絡みの話となってしまいました、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち



No.1544 香川の旅(6)・・・琴電長尾線各駅巡り、後編

2021-04-06 10:12:30 | 鉄道
よろしくお願いします。













香川の旅も終盤戦、寒さと強風と雪に悩まされながら高松市へと入り、前回は琴電長尾線を途中の駅からですが各駅巡りへと入りました。前回の終わりは農学部前駅、駅も気になるのですが今進んでいる長尾街道は所々に旧街道の雰囲気を漂わせる町並もあって、どうしても進みのペースも遅くなってしまいます。そうこうしているとグレーの雲に見え隠れしていたお日様がもう西の空の低い位置にまで落ちてきている、これは急がなければ、と言うことで各駅巡り、一気に終点長尾駅まで行ってみましょう。




























今回の始まりは平木駅から、行き違いと留置線がある駅でここではたくさんの電車が見れました。次の駅は学園通り駅、さっきの農学部前駅とは関係なく、この駅の北にある高校へと向かう道と言うことで学園通りとなっている。線路に沿ってバスも通る長尾街道を進んで行くと、進行方向前方左手側にポコんとした小さな富士山みたいな山が見えてくる、まさにミニ讃岐富士と言った感じ。その山が一番大きく見える所にあるのが白山駅、山には神社があってその最寄駅と言うことだが、ホームは1面だけで駅舎もなくさびれた感じが漂っている。次の井戸駅は行き違いができる駅、田園風景の中にさっきのポコんとした山が浮かんだように見えている、さっきの白山駅よりもこちらからの方が見映えがするようだ。
さあ、長尾線ももう終点までは残りわずかのラストスパート、次の駅は公文明駅、周辺には民家もあるが駅はホーム1面だけで駅舎もなく、ここも寂しい雰囲気は否めない。この駅を出ると橋を渡ってさぬき市へと入ってやがて終点の長尾駅へとたどり着く、レトロな感じの木造駅舎があるが無人駅でホームは1面だけ、線路は2本あるが向こう側の線路にはホームがなく留置線となっている。終点駅と言うことでここは呑み鉄本線六角さんの流儀よろしくと言う感じで、お約束のように車止めを撮っておく、この光景を見るとこの線路はここで止められたものか、それとももっと先に延ばしたかったのか、いろいろと想像を掻き立てられてくる。さて、終点まで来たと言っても各駅巡りはまだ終わりではない、この巡りは途中の元山駅から始めているので、長尾線内はまだ3駅を残している。ここはやっぱりスッキリ終わらせて宿に入りたいところ、もう空は暗くなりかけてきているので急いで高松市へと戻ることとしよう。










長尾方面へは追い風だったので当然逆向きは向かい風、急ぎたい気持ちとは裏腹に風がビュンビュンと頬を突き刺してくる。さっき通った道を戻るのはあまり気が進まない、その気持ちを表すかのように走りの方も強風のせいで進んでくれない、しかも高松市に入ると長尾街道は渋滞していて、狭い道は暗くなったこともあって走りにくい。町の中心部へと近づいて木太東口駅、林道駅と各駅巡り、この辺りまで来ると空は完全に暗くなってしまった。
長尾線最初の駅、この巡りでは最後の駅となる花園駅までは、町中に入ったとは言え長尾線の中では一番駅間の距離が長い、暗く車が多い道を線路沿いに走って行くがなかなか駅へとたどり着けない。その花園駅は川を渡ったすぐの所にあった、琴平線との分岐となる瓦町駅は前に巡りを終えているので、このまま今夜の宿泊先のホテルへと直行、強風で何度か倒されてしまった相棒君にはしばしの眠りについてもらって、自分(一人称)もヘトヘトな状態での入室となった。テレビをつけるとニュースをやっていたが、西日本はやはり大荒れの天気で、瀬戸大橋線はあの後止まってしまったらしい。香川県も強風の影響がいろいろと出ていたとのこと、となると心配なのは明日のこと、もしかしたら明日乗る予定のフェリーが休航になる可能性も・・・。波乱続きの旅もここで小休止、さあ、明日はどうなることか、走りの記録は次回から徳島への旅へと続きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち