湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

出会う意味

2019-04-15 23:07:35 | ポエム
その時々
出会いには役目があってね
 
出会ったら
いつかはサヨナラ
 
出会うことの意味
 
出会わされることの意味
 
 
階段を登ったら
見えてくる景色が変わるように
 
 
人も景色の1つとして
流れて消えていくのだと思う
 
 
役目を終えた時
また1つの出会いがあるように
 
 
手を伸ばすとき
手を引き揚げるとき
 
この手を
掴むのは誰?
 
その手を
握るのは誰?
 
ちゃんと用意されているもの
 
 
放すものがあれば
引き寄せられるものがあるんだと
 
 
 
運命はまわる
 
誠実に生きて行くため
 
 
 
運命は変わる
 
小さな幸せを拾い集めることから
 
 
 
君よ、キラキラ光る日をつかめ!
 
 
 
 
 

50回目のファーストキス(2004年アメリカ映画)

2019-04-15 14:50:06 | 日記
人は、記憶にとどめたいことも
忘れてしまいたいことも
同じように同居している
 
とどめたくなくても、留まりつづけたり
忘れたくても忘れられなかったり
 
頭を抱えて、涙することもあるだろう
 
それは、日常を健全に生きている証拠
 
 
何らかの事故や病気により
記憶に障害を持ってしまう人は
長時間、短時間を問わず、
自分が誰で、何をしてきたか、、。
 
わからなくなると言うのは恐怖だと思う。
 
しかし、それをも忘れて
リセットされていくのは
本人より、まわりの人間が辛く悲しいことにもなるだろう
 
 
50回目のファーストキス』は、
記憶が保っていられるのは一日だけ。
 
眠ってしまえば、
記憶をなくした日にもどってしまう、短期記憶障害のルーシィの物語。
 
 
さもすると、記憶障害の話は暗くなってしまいがちなのだけれど
この映画に出てくる、愛すべきキャラクター達とハワイのスカッとした青空が
それをかき消してくれる。
 
 
 
ハワイのとある水族館の獣医のヘンリーは、ハワイに旅行する人達の
素敵な一夜を楽しませるために、
自らプレイボールと化している。
 
のちのちわかるのだか
セイウチの海洋探索のため
大海に出て行くのを夢としているヘンリーは、1人の相手を作らないと決めていた。
 
 
が、しかし
ふと入ったカフェで
ワッフルを家に見立て楽しんでいるキュートな彼女、ルーシィに一目惚れしてしまう。
 
声をかけ、話が盛り上がり
じゃ、明日もここで会おうと約束して別れた。
 
次の日、ルーシィは、ヘンリーのことは
すっかり忘れてしまっていた。
店の人から、ルーシィのことを聞かされ
これ以上、近づくことに釘を刺されてしまう。
 
 
ヘンリーは考えた
なんとしても、振り向かせたいと、、。
 
 
そこから毎日
ヘンリーは、ルーシィにアタックしていく。
 
うまく口説ける日、口説けない日。
しかし、ルーシィの記憶は一日
 
雨の日も風の日も
ルーシィを自分に恋させることに必死になった。
 
ある日、パーキングで警察から事情聴取を受けたルーシィは、自分の記憶がおかしいことに気がついてしまう。
 
急いで帰るルーシィ。
 
家では、ルーシィの記憶が途切れた日は
ルーシィのパパの誕生日だったせいで
ルーシィを傷つけまいと
パパと弟は、必死で毎日
誕生日のふりをしていた
 
何年も同じ新聞、同じビデオ
 
ルーシィにとっては、パパの誕生日にはちがいなかった。
 
それが本当のことを話さなきゃいけない日となってしまった。
 
ヘンリーは考えた
 
いつまでこんな日を続けてはいけないと。
 
ビデオレターをつくりルーシィに見せる。
毎日、ルーシィは、自分の記憶障害をひきおこした事故を嘆き悲しむ。
 
しかし、ヘンリーの熱意とユーモアで
毎日、ヘンリーに恋をする
 
 
ヘンリーにとっては20回目のキスであろうと、ルーシィにとっては
それがファーストキスとなるのだ
 
毎日がドキドキのファーストキス
 
やがて
ルーシィは、自分のせいで
ヘンリーが海洋探索の夢を諦めることを知った時、、、。
 
 
ヘンリーのために
別れを切り出し、みずから病院へ入ることを決心する、、、。
 
 
ヘンリーは、
泣きながら海洋探索へと出発するのだった。
 
 
人の記憶は曖昧で
記憶障害といえども
その中で
毎日毎日繰り返された愛の言葉
 
 
愛しい人の歌、声、顔は
記憶のどこか暗くて狭い場所に
ほんの少しづつ蓄積されていたのだろう
 
 
病院で描くルーシィの絵には
誰ともわからず、ヘンリーそのものが書かれていた。
 
 
ヘンリーは
寂しさを振り切るように
大海に漕ぎ出てみてもルーシィのことが忘れられない。
ふと、ルーシィは、
自分のことは忘れないでいてくれるのではないかと思い、舵を港に戻していった。
 
 
ルーシィの記憶障害は残念ながら
映画とて、治りはしない。
そんな奇跡はおこらない。
 
 
しかし、毎日毎日、
繰り返される積み重ねと言うのは
どれだけ人の心に沁みてくるものなのかと
映画を観てて思い知らされる。
 
 
むろん、相手を思う愛の深さにも
それがいえるだろう
 
 
とてもステキなラブストーリーだ
単なる2人だけの話ではなく
とりまく人もステキな話に仕上がっていて
見終わったあとには
『なるほど、こうなるのね〜』と
ハートがふっくらしそうな結末となっている。
 
 
 
ヘンリー役は、日本ではあまり馴染みはないが、本場アメリカでは、人気コメディアンで俳優のアダム・サンドラー
 
 
ルーシィ役は、あの『E.T』の末っ子の少女役だった、ドリュー・バリモア
 
とても、キュートな女優さんだ
毎回、驚きとときめきの表情は
同性が見ても、可愛らしさ満点!