湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

CMにでた街(香取市佐原)

2019-12-26 13:09:00 | 旅行
昨日は少し遠出
クリスマスだとか言うんじゃなくて。

この一年
とても、頑張った年下の女友達のために。

家のこと、病気のこと。
彼女は、本当によくがんばった。

癌を患い寛解した途端、
母親を亡くし
立ち直ったら、こんどは、
また、彼女自身が再発かと
何度も検査ののち、良性の腫瘍とは言え、女性の大切な臓器を摘出した。

母親のいない、そうした経緯は
さぞ辛かったと思う。

私にできること、、、。


こう言うと
さも、私が善人であるかのようだね。
いや、一番楽しんでいたのは
その彼女よりも私だったかもしれない。

だってそうでしょ?
彼女にすれば
連れて行ってもらう。
その相手が自分のためのわがままなことに従って、
もしくは、同情心から
動いてくれたとしたら
とてもとても、気を使ってしまう。


一緒に楽しんじゃえばいいのだ!
彼女が気を使わずに済む!


前から約束していた『CMに出てきた街』
千葉県香取市佐原





日本の地図を作った、伊能忠敬さんの生家のある街。

もちろん、『伊能忠敬記念館』もあり、日本地図に晩年の命をかけた足跡と苦労を物語る場所

しかし、今回訪れたのは
その伊能忠敬さんの生家近くにある、小野川沿い。








その昔、小江戸と呼ばれ
伊勢神宮をお参りして
江戸に戻った人々が
香取神宮、鹿島神宮を参拝するために寄った街でもあり
水郷の潮来とも通じていて
商人が集まる街だった。

古い商家が並び
また、新しいイノベーションで
古い街並みを残したまま
それぞれの商家が『町の博物館』として、町巡りができる。

家々の形態は、
京都の町屋と言う感じ。

間淵が狭く、奥行きがある家々

この川を挟んで
立ち並ぶ商家

映画のロケや、ドラマ、CMに
よく出てくる街

有名なシェフのイタリアンや
フレンチの店もあり
町屋を利用したカフェも沢山立ち並ぶ

景観を損ねないように
あえて看板がないので
どんな店かがわからない。

そこは
持ち前の誰にも話しかけることを厭わない私の出番

『ここは、何屋さんですかー?』

そして、ひとしきり
そこの女将さんと話し込む

年下の彼女は言った
『リアル、ぶらり旅のようだゎ』

私もたくさん、楽しんだのよ。

岡山の美観地区と似ているけれど
歩く距離はこちらのほうが長い。

それに、人と町が馴染んでいるせいか、親しみが湧いてくるような暖かさを感じるように私は思う。

カフェや商店を巡り
街並みを楽しんだ。

彼女の顔が
だんだんと穏やかになり
笑顔が増えて
私のほうがはしゃいでしまった。












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2 コメント

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Unknown (ad05220428)
2019-12-27 03:15:05
癌で続いてお母さんが・・・
癌の再発じゃ無くて良かっね

私も癌で手術して2年
乳ガンの5年生存率30%なんだよね~

でもばーちゃんですから
何だろね何も考えて無いの!!

命の確率なんて不透明な事が多すぎでしょ
風邪で亡くなる人もいますしね
だから楽しんで者勝ちでしょ

一緒に笑顔に成ってくれる人が居る
それが1番の幸せだと思います!!

良い写真見せて頂きました
のんびり流れる時間の中で

ぶらぶら良いね~(*^^*)
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Unknown (chachananohana19)
2019-12-27 15:09:10
ad05220428さん
コメントありがとうございます。
ご自分のことも、話をしてくださって、、、。
言葉では軽くなってしまいますが、大変な思いをされてきたのですね。

私の年下(ひと回り)のその、彼女は、独身で乳がんの後、
お母さんが白血病でした。
せめて、再発ではなくて良かったのですが、年なりに無理だと分かっていても、もし結婚して、、、
子供が望めないことを突きつけられると、同じ女性として、考えてしまいます。

何か私にできることはと、いつも思ってました。
様々な考え方、境遇がありますので、何が幸せかは、本人にしか分からない世の中です。

私もそうですが、
とにかく、今あること。
今ある自分を大切にすることでしょうか。
運命や、天命があるのなら、
全うするだけなのかもしれません。

東の小江戸 千葉県香取市佐原
風情のある街でした。
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