湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

佐嘉 平川屋の豆腐どん

2019-05-21 08:37:00 | コラム
『温泉湯豆腐』という
温泉水で湯豆腐をつくると
お豆腐がふわふわ、トロトロとなって
お鍋として
そこに野菜やかまぼこを入れたら
豆乳鍋のようになり
お豆腐の食感と柔らかな大豆の香り
少し甘いタレやポン酢が
優しく胃の中に入って行く
胃の中から
ぽっかぽかである。
 
 
最初に考案したお店
佐賀、嬉野温泉の『宗庵 よこ長』
その店は
昔の大衆食堂を思わせるカジュアルなお店
さすが、発祥の地とだけあって
土日ともなると、数時間待ちとなる
 
 
佐賀、嬉野温泉にとって
今では名物となった『温泉湯豆腐』だけれど
もともと、佐賀平野では
大豆『ふくゆかた』という
お豆腐には一番かと思われる大豆が
作られ、
今では、数々のお豆腐の製品が並ぶようになった。
 
スイーツもしかり
 
けれど、私の目に飛び込んできたのは
『豆腐どん』
 
冷奴をご飯の上に乗せて、、、。
 
これは、想像すればできなくないが
しかし、、、
しかし、、、
 
外れにはならないだろうが
大当たりにもならない気がして
 
もう一軒
嬉野では外せないお豆腐の店がある
『佐嘉 平川屋』
そこに置いていた『豆腐どん』
 
 
気になりながら
帰路に着いたわたし。
 
 
平川屋さんは、
すでにかなりの流通を果たし
今や、ネットでも買える
 
 
いつか、、、と。
 
チャンスがあればと思いながら
自分の入ってる生協で
平川屋さんの『豆腐どん』を見つけた!
 
 
 (写真を撮り損ねたのでwebより)
 
暖かいご飯の上に
お豆腐を乗せて
ネギとミョウガ、削り節を少々
付いてきたタレをかけていただく
 
まさに、
ご飯の上に冷奴(笑)
 
 
しかし
しかしなのだ
 
 
お豆腐が柔らかすぎず
固すぎず
濃厚な大豆のお味が
口の中で
とてもクリーミィに溶ける
少し甘いタレが
お豆腐とご飯をまとめて
ご飯をドンブリに変えてくれる
 
 
思っていた水臭さというか
さっぱりすぎる感覚よりも
濃厚なお豆腐がご飯とマッチしていた
 
もちろん
お豆腐自体、とても美味しいので
そのままでも充分すぎるほど美味しい
 
 
昔の大豆を感じるお豆腐の進化系
 
 
たんなる柔らかくて
クリーミィなお豆腐は
スーパーでもあるけれど
大豆の味がピンと立っていて
なおかつ
崩れすぎることなく
存在感がある
 
 
今では普通に食事が取れるようになった私だけれど
いつかのノロウイルスで
弱った胃の時に
出会いたかった『豆腐どん』
 
 
いやいや
これから
暑い夏にいただくには
食がすすむ一品に
なるのではないだろうか
 
 
これは、
私的に
冷蔵庫に常備だなぁなんて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ウエサク満月

2019-05-19 21:36:00 | ポエム
お釈迦様ゆかりの地では
『ウエサク祭り』が執り行われるそうだ。
日本では、
昨日、京都の鞍馬寺にて
唯一、お釈迦様のお祭りを行ったらしい。
 
 
お釈迦様の誕生日
悟りの日
お亡くなった日が
全て春の満月(蠍座)だったことが由来で
ウエサクの満月と言われる
 
 
蠍座である必要があったのか
分からないけれど
全て蠍座の満月とは不思議なものだ
 
 
お月様じたいは
そんな赤くもなく
特別大きいと言うこともない
 
 
しかし
月の光は
この胸の中を
透かして突き抜けていくような
光の先が鋭い気がした
 
 
怠慢なこと
必要でない怒り
人に対する不満
ただ高いだけのプライド
 
 
手放してしまえと言われてる
 
 
きっと楽になるもの
 
 
穏やかに
静かに
 
手放せば
きっと自分の本当が
見えてくるのかもしれない
 
 
余計なものに
惑わされずに
 
 
一番大切なものだけ
この胸にあれば
 
 
本当は
一番シンプルに生きられるのかもしれない
 
 
私の友達が
時々書いてるブッダの教えを
ふと思い出した
 
 
ウエサク満月に
空を見上げる
 
 
天界とこの世が繋がれて
開かれる日でもあるらしい
 
変わりたいと願う人は
余計なものを手放すと
手放した分だけ
新しいパワーが入ってくるのかもしれないねー。
 
 
私はとにかく
雲とコラボして
移り変わるお月様を眺めながら
月光浴をしていたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

サクランボのジャム

2019-05-19 09:15:00 | 日記
桜の花が散って
実を結び
サクランボになる
 
小さな2つの実
 
2つで一つなのが
何故なのか
不思議で
そのツヤツヤした小さな桃を
小さなころは
見ていたように思う
 
 
やがて
その2つの実は
絡み合って
蜜に煮詰められ
トロトロと柔らかく
溶け合っていく
 
 
初恋から
大人の恋になるように
 
 
甘酸っぱい思い出が
残るかのような
林檎のようでもなく
桃のようでもない
 
 
サクランボの名にふさわしい
芳しい香りを残し
初めての大人の恋が
終焉を迎える時に似ている
 
 
そこに
行き着くまでに
幾重にも
手を重ね
思いを重ねても
やがて熱くなり
やがて冷めていく
 
 
我に返って
振り返り
 
 
あゝ
あれは
桜の季節からはじまったのねって
 
 
また、空を見上げて思うだろう
 
 
自然の摂理の中にいて
人として
自然に欲する思い
 
 
粛々さと丁寧さ
 
 
有り難く
その時間をも頂こうとしている
 
 
贅沢な大人の時間を
費やしたあとの
残り香のような、、、、。
 
 
サクランボのジャムを
お友達から頂きました
 
 
 
大好きな胡桃入りのバゲットに添えて
 
 
 

ダーニングやってみた!

2019-05-17 12:19:00 | コラム
ダーニングのムック本を手にして
 
やってみたい
やってみたい
 
ダーニングマッシュルームを使いたい!!!
 
 
そう思いながら、、、。
 
 
穴の空いたものがなければ
実践はできないだろう?
 
練習で、何かの生地に穴をあけてみる?
 
そんな中で、見つけた!
 
部屋着用に使っていた、ユニクロの
ストレッチレギンスパンツの膝が
薄くなって破れていたのを発見!
 
 
これは、練習台には、良い!
 
 
 
初、ダーニング開始
 
 
 
無事に
ダーニングマッシュルームを装着しました。
 
 
毛糸を選び、織り成していく
 
日本の補修のように
『まつる』と言うのではなく
 
毛糸で新しく、生地に代わるものを
そこで織り成していくって感じです
 
 
 
 
針目と糸目を交互に刺していく
 
 
まさに
縦の糸はあなた〜
横の糸はわたし〜
織りなす糸が
いつか誰かを
温めうるかもしれない〜
 
 
まだまだ、履けます、このズボン!
 
 
まだまだ下手だけど
使いこなすと
ステキな再生が可愛らしく出来る
 
そして
ちょっとした無心になれる時間の
尊いことを最近知った私には
とても、有難い実務作業になります
 
昔の人は
時間がないといいながら
黙々と作業をしていた
辛いことも多かっただろうと思う
 
 
けれど、無心に
何も考えない空っぽになって
やれることって言うのは
細胞を休めているのと同時に
再生しているんじゃないかと思うようになったこと。
 
嫌なことも
厄介なことも
忘れてしまえる時間
 
ただひたすらに
願いなりを思える時間
 
欲もなく
愛着や愛情のみのチカラにゆだねる時間
 
 
『無心』って無敵なんじゃないかと思う今日この頃なのです。

庭の中の小さな森で

2019-05-16 12:35:00 | ポエム
さわさわと
風に
木の葉がすれる音
 
 
ひゅーんと
どこかで
飛行機が飛んでいく音
 
 
びゅーーんと
蜂が横切っていく羽音
 
 
ウグイスの
まだまだ下手っぴな鳴き声
 
 
目の前では
新緑に縁取られながら
木陰の揺らぎの光の中
 
 
角度を変えれば
うちの何気ない
なんていうこともなく
邪魔だと思っていた木々でさえ
ちょっとした森にいるみたいなんだよ
 
 
久しぶりに
爽やかな風と太陽さん
 
 
夏になると
引っ張り出してくる
三角すいみたいな竹笠
 
 
ここはベトナムじゃないけど
これは涼しいから
普通の帽子よりも好きよ
 
 
街中までかぶっていく勇気はないけどさ
 
 
色んなことが
艶やかに思い浮かぶ
 
 
あなたのことも
君のことも
YOUのことも
 
 
切なさ半分
懐かしさ半分
 
 
こうして
風の揺らぎに
身を任せていると
 
 
どこにもいかないで
思いだけを飛ばしてゆける
 
 
そういう術を
身につけた半分魔法使いみたいに
今日はハーブばかりを植えてみたよ
 
 
いつか
『惚れぐすり』でも
作っちゃう勢いだけど
 
 
当分は
花の最後の魂の
ひとかけらみたいな
ドライフラワーを
 
 
自分の友達にして
遊ぼうって決めたから
 
 
 
森の中
半分魔女の独り言