まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

3月のお菓子レッスン♪サントノーレ

2017-03-04 19:18:31 | お菓子作り


10年だもんね。

毎月ひとつ
一期一会でやってきた
フランス菓子のお教室
さすがに数年前からは
前カレ
じゃない
前に作ったケーキにも
再会するようになってきた。

ネタが尽きるっていうのも
あるんだけど
10年の間のさまざまなタイミングで
入会した人たちが
「あれ作ってみたいです!
え、前にやったんですか?
残念だなあ・・・」
ってこともよくある。

ただ、先生は
「古い人も大事にしよう」って
思ってくださってるので
再登場のお菓子は
年間2回までと決めてる。

でも、例えば
シャルロットポワールだったら
別に3回登場でも嬉しい
とかってこともあって

それじゃサントノーレは?
っていうと
正直に言えば
「え。サントノーレ。またやるの?」
とにかくものすごく疲弊した記憶しかない。
味は覚えてない。
飴がけするとき火傷した痛みは覚えてる。
シュクレにパータシューを絞る土台とか
ちょっと意味わかんない性格してるくせに
やけに外見に気を使ってる奴。
ナルシストだよね。飴にピスターシュ?
ピスターシュって変な匂いだし。

ま、会うって決まったんだからしょうがない。
こんな朝に限ってエプロンとか保冷バッグとか
いつもあるものがいつもの場所に見つからない。
駅までダッシュ。10時ギリギリアウトでスタジオ入り。

シュー生地の見極めを先生に任せるとか
古い人があんまりやっちゃダメなことを
やってみる。
力任せに練ってたら腕がビリビリして
絞る時力が安定せずにグニャるけど
いいのどうせ上にクレーム盛るんだもん。
さらに絞り方を先生に修正される。
何やってんだ古い人。

パティシエールを炊いて分割し
片方にクレームオブールを混ぜ
もう片方はプラリネを混ぜる。
プラリネの1キロ容量のパッケージに
ようやくテンションが上がる。

土台にプラリネの方を盛り上げ
シャンティ塗って
小さなシューにムースリーヌを詰めて
飴がけして縁に置いていく。
等間隔、等間隔。って思ってたのに
「プチシュー10こだよ」って
見守るひろこさんに途中で言われ
あ、8個じゃなかった!と気付くが
一度くっついた飴はもう離れない。
変な隙間はシャンティでごまかし
ピスターシュをパラパラ。
完成。

お?完成だ。
なんだ、まだ意識あるな。
多分前回に比べて
仕込んで置いてくれたものが
多かったんだろうね、と
ひろこさんと話していると
「違うよ、腕上がったんだよ。」と先生。
え?そう?そうなのかー、照れるなあ。


試食。プラリネ美味しい。
カリッとする飴が楽しい。
シュクレはいつだって美味しい。
なんだいい奴じゃんサントノーレ。
お互い大人になったんだね。

クレームが真ん中にドカンと乗ってるので
カットがしにくいケーキ。
いいや4等分にしよう、って言ったら
「だからプチシュー10こだよ」

やっぱり、3度目のデートはない。