
お題を決めてみんなが好きなように作ってくるお菓子のコンテスト。
誰がどんなものを作ってくるのか楽しみで楽しみで。
事前申告なしっていうのも面白いよね。
かぶったらどうするんだ。
でもなんとなくお互いに「あれにしようと思ってるんだ」的な
お喋りはしてたんだよ。
私は「ブッセか、かき氷」って言ってたんだけど
ふと思い立って、くるみぷりんに変更。全然違うじゃん。

出品者が7人、審査員が11人。
審査はお一人持ち点10点を個々のお菓子に配点し、
全員の合計点で順位を決める。
審査員の中には私がお誘いした人が4人。
その時点で「なんだ、私優勝じゃん」と思ってたんだけど
みなさんものすごく真剣にえこひいきなくジャッジしてくれた。
食べてる最中の友達に「どう?ぷりん美味しかった?」って
聞いてみたんだけど
「採点中だから言わない」だって。そのくらい真剣なの。
ありがたいなあ。
美味しいものをいろいろたくさん食べてるはずの
テーブルは、きゃあきゃあしてるかと思いきや
みんな「ウーーーーン。。。」って苦悶の表情。
対するバックヤードの出品者の私たちは
「これ美味しい!どうやって作ったの?!すげー!」
なんてきゃあきゃあしてた。
申し訳ないけど楽しかった。

先生が今回のコンテストの趣旨を説明。
和三盆は日本古来の砂糖だけど
原材料の竹糖は生産が難しく、今や希少なもの。
優しい風味、柔らかいけど余韻の長い甘み。
それを生かしたお菓子作りに挑戦するのは
小学生から大人まで、お菓子作りビギナーからベテランまでの7人の生徒。
温かい目で見守って、応援してください。
さてさて、エントリーされたお菓子たち。


1番 あんみつ。
天草を煮て固めたぷるぷるの寒天、薄くスライスした和梨、杏餡、紅葉の錦玉。全ては和三盆蜜を楽しむために。

2番 ダックワーズ。
和三盆の温かい香りがいっぱいのダックワーズ、バタークリームにちょっぴりの塩がいい仕事してます。

3番 くるみぷりん。
香ばしいくるみを擦って牛乳、和三盆、葛粉でとろふわに固め、和三盆蜜をかけて。

4番 スノーボール。
風味の違う和三盆を使った2色のコロコロクッキー。くるみのキャラメリゼも和三盆で。

5番 ロールケーキ。
米粉のしっとり生地で柔らかい栗入りのクリームを巻いて。

6番 落雁。
これを自分で作っちゃう小学生って何者?
審査員のマイ妹ちゃんが「落雁美味しいと思ったことなかったんだけど、これは美味しかった」って。全面的に同意。

7番 ワッフル。
高校生なのでフォトジェニックなお菓子を作りました、と自分で言っちゃう可愛らしさ。

甘いものばっかりだから、と先生がスープを作ってくれました。体も心もほかほか。
写真忘れた。坂本珈琲にも出張してもらった。美味しいお菓子には美味しい珈琲。それが幸せってもんだよ。
ワクワクドキドキの結果発表。
1位はムスメのあんみつ、2位はひろこさんのダックワーズ、3位はくるみぷりんでした。入賞嬉しい。
審査員さんに「レシピいただけますか」と言っていただき、用意してなかったので
その場で書いてお渡し。
お友達には「後で日記に載せるので、まくとぅーぷで検索してね」って。ごめん雑で。
ひろこさんにレシピもらったら、「ビーター羽根2本2番で1分」とか超丁寧な記述で感動。
審査員をしてくれたムスメの頼れる友達Yちゃんが、配点について
「差がつくように配点すると、全員には点が入れられなくて
0点っていうお菓子ができちゃうんだけど、全然0点なんかじゃないんだよ」
と力説してくれた。
そうだよね。工夫して、試行錯誤して、仕上げてきたお菓子はどれも本当に心にしみる美味しさだった。
長く通ってる人はもちろん、まだ日が浅い人も、しっかり根付いてるMFのDNA。
楽しいチャンスを下さった松本先生、
ガチで審査してくれた皆さん、
出品者の皆さん、
ありがとうございました。