まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

無茶をし迷惑をかけた上に愚痴をこぼす話。

2017-10-16 20:11:38 | 日記
ここ数日、会社で電話を取ると
半分くらいの確率で
「大丈夫ですか?!」と言われる。

その度に「ご迷惑かけて申し訳ありませんでした」
と謝りながら
「誰だよ喋ったのは」とがっかりしてる。

1ヶ月半前、長らく乗っていなかった
体重計に乗ってみたら
驚愕の数値を叩き出し
手っ取り早く事を解決するため
酵素ドリンクなるものを購入した。
食事を摂らずそれと水だけ飲んで
さしてふらつきもせず
あっという間に体重が減った。
摂取カロリーが激減したんだから
当たり前のことだ。
毎日の食事作りに一人分減ったのも
思いの外楽チンだったし
何より、ご飯を食べるのに使ってた時間が
まるまる浮いて好きなことができた。

そこで辞めとけばよかったのに
調子に乗って2本、3本と
酵素ドリンクを買い足した。
どんどん落ちる体重。
そこに風邪のウイルスをもらってしまった。
抵抗力がゼロになってたらしい。
高熱にうなされ、ベッドにひっくり返ったまま、身動き取れなくなった。
何か食べなきゃ、と思っても
おいそれと食事を受け付けない胃袋になっていた。
娘に買ってきてもらった
薬臭いゲル状の栄養補助食品を
あまりの不味さに泣きながら無理やり流し込み
少しずつお粥も食べられるようになり
病院まで歩いていけたのが
倒れてから6日目。

いつもの医者はいつもの風邪の症状なら
ホイホイと薬を処方できるのだが
熱も下がった、咳も出ない、鼻水も出ない、どこも痛くない私に
困惑するのみ。
「明日から働きたいんです。
 ご飯が食べられないので点滴してください。」というと
そんなものしてもどうにもならないよ、
食べたくないんだったら食欲の出る薬をあげようというのでがっかりした。
もらった処方箋は家に帰って捨てた。

家族の夕食は娘がバイトに行く前に作っていってくれた。
たまに、作った後に「俺今日は飯いらないから」とかいう奴がいると
娘はブチ切れてて気の毒だった。

会社は全部で8日間休んだ。
8日目、お詫びと来週から頑張りますの宣言をしにお菓子を持って事務所に寄った。
机の上は思ったほどには積み上がっていなかった。
事務チームのみんながものすごく頑張ってフォローしてくれたのがよくわかった。
「今日はメールはチェックしないでください、具合悪いのがぶり返しますから。
 帰りまでに私が見て処理できるものは片付けときますから。」って
頼もしい言葉に送られて帰路に着いた。

休んでいる間に誰かから私宛に電話があれば
そんなにも長きに渡って不在の理由を
伝えざるを得ない、ってことも十分考えられるんだけど
それにしても、え、この人が何で、っていう人からも
「大丈夫ですか?!」って言われると凹む。
全部自分のせいなんだから、仕方ないのに。

自己管理が悪いばっかりに
そんなに仕事休む羽目になり
それでもちゃんと戻れる席があって
誰にも責められずにむしろ心配してもらって
つくづく幸運だと思う。

仕事だけじゃない、私的な予定もいくつもぶっ飛ばしてしまい
そちらはそちらで迷惑をかけた。
本当に申し訳ない気持ち。

なのに何でいちいち「大丈夫ですか?!」
にこんなに落ち込むんだろうか。

MF第一回お菓子コンテスト お題「和三盆」

2017-10-14 22:11:04 | お菓子作り


お題を決めてみんなが好きなように作ってくるお菓子のコンテスト。
誰がどんなものを作ってくるのか楽しみで楽しみで。
事前申告なしっていうのも面白いよね。
かぶったらどうするんだ。
でもなんとなくお互いに「あれにしようと思ってるんだ」的な
お喋りはしてたんだよ。
私は「ブッセか、かき氷」って言ってたんだけど
ふと思い立って、くるみぷりんに変更。全然違うじゃん。


出品者が7人、審査員が11人。
審査はお一人持ち点10点を個々のお菓子に配点し、
全員の合計点で順位を決める。
審査員の中には私がお誘いした人が4人。
その時点で「なんだ、私優勝じゃん」と思ってたんだけど
みなさんものすごく真剣にえこひいきなくジャッジしてくれた。
食べてる最中の友達に「どう?ぷりん美味しかった?」って
聞いてみたんだけど
「採点中だから言わない」だって。そのくらい真剣なの。
ありがたいなあ。
美味しいものをいろいろたくさん食べてるはずの
テーブルは、きゃあきゃあしてるかと思いきや
みんな「ウーーーーン。。。」って苦悶の表情。
対するバックヤードの出品者の私たちは
「これ美味しい!どうやって作ったの?!すげー!」
なんてきゃあきゃあしてた。
申し訳ないけど楽しかった。



先生が今回のコンテストの趣旨を説明。
和三盆は日本古来の砂糖だけど
原材料の竹糖は生産が難しく、今や希少なもの。
優しい風味、柔らかいけど余韻の長い甘み。
それを生かしたお菓子作りに挑戦するのは
小学生から大人まで、お菓子作りビギナーからベテランまでの7人の生徒。
温かい目で見守って、応援してください。

さてさて、エントリーされたお菓子たち。



1番 あんみつ。
天草を煮て固めたぷるぷるの寒天、薄くスライスした和梨、杏餡、紅葉の錦玉。全ては和三盆蜜を楽しむために。


2番 ダックワーズ。
和三盆の温かい香りがいっぱいのダックワーズ、バタークリームにちょっぴりの塩がいい仕事してます。


3番 くるみぷりん。
香ばしいくるみを擦って牛乳、和三盆、葛粉でとろふわに固め、和三盆蜜をかけて。


4番 スノーボール。
風味の違う和三盆を使った2色のコロコロクッキー。くるみのキャラメリゼも和三盆で。


5番 ロールケーキ。
米粉のしっとり生地で柔らかい栗入りのクリームを巻いて。


6番 落雁。
これを自分で作っちゃう小学生って何者?
審査員のマイ妹ちゃんが「落雁美味しいと思ったことなかったんだけど、これは美味しかった」って。全面的に同意。


7番 ワッフル。
高校生なのでフォトジェニックなお菓子を作りました、と自分で言っちゃう可愛らしさ。



甘いものばっかりだから、と先生がスープを作ってくれました。体も心もほかほか。

写真忘れた。坂本珈琲にも出張してもらった。美味しいお菓子には美味しい珈琲。それが幸せってもんだよ。

ワクワクドキドキの結果発表。
1位はムスメのあんみつ、2位はひろこさんのダックワーズ、3位はくるみぷりんでした。入賞嬉しい。
審査員さんに「レシピいただけますか」と言っていただき、用意してなかったので
その場で書いてお渡し。
お友達には「後で日記に載せるので、まくとぅーぷで検索してね」って。ごめん雑で。
ひろこさんにレシピもらったら、「ビーター羽根2本2番で1分」とか超丁寧な記述で感動。

審査員をしてくれたムスメの頼れる友達Yちゃんが、配点について
「差がつくように配点すると、全員には点が入れられなくて
0点っていうお菓子ができちゃうんだけど、全然0点なんかじゃないんだよ」
と力説してくれた。
そうだよね。工夫して、試行錯誤して、仕上げてきたお菓子はどれも本当に心にしみる美味しさだった。
長く通ってる人はもちろん、まだ日が浅い人も、しっかり根付いてるMFのDNA。

楽しいチャンスを下さった松本先生、
ガチで審査してくれた皆さん、
出品者の皆さん、
ありがとうございました。


MF第一回お菓子コンテスト第3位♪くるみぷりん レシピ

2017-10-14 21:56:36 | お菓子作り


材料

牛乳 200cc
くるみ 20g
和三盆 20g
本葛粉 10g

仕上げ

*和三盆蜜 適量
栗甘露煮 適量


作り方

・くるみはすり鉢で丁寧に擦ります。ねっとりしてくるまで擦ると風味が増します。
・厚手の鍋に擦ったくるみと他の材料を入れ、木べらで混ぜながら加熱します。
 和三盆と葛粉はダマにならないよう、木べらでよく練るようにします。
・ふつふつ煮立ってきたら弱火にして1〜2分やや早めに木べらで混ぜながら加熱します。
・プリンカップに入れて粗熱を取ってから冷蔵庫で2時間くらい冷やします。
・栗甘露煮を半分に切って乗せ、和三盆蜜をかけます。

*和三盆蜜 和三盆5:熱湯3の割合で小鍋に入れ、湯煎で静かに加熱します。