まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

まだ、えんぴつ。

2021-02-09 13:50:52 | 日記
特別にしみったれてる
ってことでもございませんが
もう何年も使ってるうちに
とうとう鉛筆削りの刃が
消ゴムをくくりつけてる金属に
ぶつかってしまいました

さいごまで君は
えんぴつとして
がんばってくれた
ありがとう
成仏してくれよ
という気持ちです

寄る年波で
メモなどは
サインペンで黒々
書きたいこの頃です

えんぴつの登場するのは
なんかの原稿を校正するとか
なんかの図を補正するとか
頭の中のあれこれを
いっぺん紙の上に
ぶちまけてから整理するとか
そういう少ないチャンスです

だからもしかしたら
このえんぴつは
入社した時から
使ってるのかもしれない

もちろん最初は
自分だけの身の丈で
手におさまっていたのですが

だんだん持ちにくくなったので
小さい頃使ってたアレ
(名称知らないや)
まだ売ってるかな、と
探したところ
メタリックなピンクとブルー
二本セットでありました
そんなけばけばしくなくて
いいんですけど
もうそれ一択でした

問題は
このえんぴつに
おわかれしたあと
メタリックなやつらに
何をあてがえばいいんだろうか

よく見ると
アウトドア用の箸に似てるな


夕陽の浜で

2021-02-08 22:38:00 | 日記
太陽がもうかなり水平線に近づいてきた頃に
二人は大きな玉砂利の浜を
ゆっくり歩いてきた。

水際に着くとしばらくの間
思い思いの場所で海を眺めていた。

そろそろ戻ろうか、というように、彼が近づいて行くと、
まだもう少しいたいわ、というように、彼女が動いた。

太陽が完全に落ちれば辺りは闇となる。

安全に歩けるだけの明かりには猶予がもうほとんど無い。

二人はあきらめたように帰路に着いた。

通りすぎるとき、あたたかな笑い声がちいさく響いた。


県民ホール 借りてみた

2021-02-07 20:22:00 | 日記
300人一度に入る研修会場探してね
とにこやかに言われ
探してみたものの
このご時世で定員を半分にされちゃってるものだから
なかなか見つからない

県民ホール、小さい方は定員433人
ちょっと足りないけど
ここなら立地と金額とも
なんとかなる

ボスにお伺いたててみたところ、じゃあ150人入れ替え二部にするわ、と

予約手続きは窓口で、とのことで
お天気の良い日の午後、でかけていった

窓口の方は親切に色々教えてくれて
入れ換えるなら手すりと椅子を消毒してくださいと
入場時には検温も

営業さんだけでは手が足りないだろうから、事務ちゃんず私以外みんな参戦することにした

帰りは海見ながらランチしてきてもらおうっと

ところで
県民ホール

え?どこでしたっけ?
と若い営業さんにきかれ

ほら、加山雄三とかライブするところ、、、

って
なんでとっさに若大将出てきたんだろうか


2月のお菓子レッスン モネの睡蓮

2021-02-06 18:57:07 | 日記
レッスンで作ったお菓子を
真面目に復習していた頃は
型が次々に増えていく楽しさと
仕舞う所を探す困難さとで
わーきゃーしていましたが

この頃は自分で自分の持ってる
型を忘れてしまい
おんなじのを買って来ちゃったり
あると思って探しても見つからなかったりします

ゆうべも
15センチ角キャドルあったよねぇ
と、さんざん探して
無いことが判明

そんな
15センチ角キャドルを
教室で借りて作ったのが
これ
「モネの睡蓮」
チョコレートのガナッシュとムースのケーキです
あちこちにカシスとアプリコットが顔出します

考案した弓田先生は
ゲーテとかに陶酔してたタイプで
ポエム感満載の名前を
ケーキにつけてた時代があります
ほかにも
ムスメいちおしの「早い春のひだまり」
「ゴッホのようなバナナ」
なんていうケーキもあるのです

しかし、しばらくすると
「米とオレンジ」とかいう
ただたんに使ってる材料名じゃん
みたいな名前をつけるように
なりました

触れ幅よ

今回の難関ポイントは

少ない卵白に大量のバターとココアで、膨らませる気がないんだな、というビスキュイを焼く
ただし高さは焼き面落として2センチキープ

しっかりしまったガナッシュを平口金で絞り、表面をならす
ただしガナッシュは練ったり溶かしたりはNG

適温のバターに適温のチョコを混ぜ、適温のムラングイタリエンヌを混ぜてふわっとしたムースを作る

三時間半
けっこう集中が必要でした

最初の並びで
おっ、今日は博子さんとペアで
イタメレじゃん
楽勝だー

とおもっていましたが
恭子さんが途中
せんぱーい変わってー
と叫ぶので
仕方なく組み替え

体験レッスン後
今日がはじめての
フランス菓子という方と
新鮮なきもちで
イタメレしました

試食のとき

みなさん、長いんですか?と聞かれ
確かに、キャリアだけは無駄に長いわー、と
ちょっと可笑しくて笑いましたが

別にこれで起業しようとか
思ってはいないのに
毎回アホみたいに高度なテクを
学んでいて
でも積み重ねてるうちに
いろいろなことが
さらりとできるように
なってる自分が
やはり嬉しいし

なによりまいかい
素敵な気と心のあつまる
スタジオで
先生やみんなと
とびきり美味しいお菓子を
作って食べられることが
楽しくてしかたないんだよね

あらためておもいました

ということで

モネの睡蓮

池の味がするっていう
先生の感性に
なかなか追いつけない

がんばらないと