母はなぜ門限が5時だと言うのか?
そして消灯時間が9時だと言うのか?
根拠がわからない。
女性の門限は5時だと言う。
ましてや病気の私は5時だと言う。
最初は7時に寝ろ!
と、言われて9時になった。
パソコンはダメ!
スマホもダメ!
何故なのだ?
電気代を言っているのか?
電気代は母が払うのではないのだ。
夕食をゆっくり食べた試しがない。
食べている途中で、さもいつまでも食べているんじゃあない!
と、言うような顔をしてくる。
あわてて食べて素早く片付ける。
晩酌などもっての外なのだ。
呑んでいたビールがきがぬけるのだ。
冷たくなくなるのだ。
呑んでいる途中で片付けなくてはならない。
最短5分で食べて5分で片付けた。
母は満足そうにしている。
長風呂はダメなのだ。
9時までに入らなくてはならない。
そして寝なければならない。
8時前に旦那が入り、その後母がはいる。
母はその日の気分と体調で入るので、毎日は入らない。
私はその時間は見たいテレビもあるのだ。
母がお風呂から9時近くに出てくるともうアウトだ。
母の言う消灯時間を過ぎるのだ。
なぜ?風呂に入らないのか?
と、言ってきた。
無理だ!
どうやっても無理だ。
見たいテレビを諦めろと言う。
以前昼前シャワーを浴びたら怒られたことがあった。
シャワーはおろか朝風呂も朝シャンもダメなのだ。
たいしてないのに洗濯をすると文句を言われ、たくさんあるから洗濯をすれば文句は言われるのだ。
外出しても3時までには帰ってきて取り込まなくてはいけなあのだ。
生乾きでも取り込むのだ。
ましてや近所から笑われると言うのだ。
笑っている近所の他人を見たことがない。
それどころか近所では3時を過ぎても干している家もあるのだ。
何でもかんでも母は自分の意見が正しいと思っている。
世界一正しいと思っている。
買い物に出れば3時間帰ってこないと芸能人の追っかけだと決めつける。
持っていったエコバックが大きいと文句を言う。
持って行くのは私なのだ。
自転車が危ないと言う。
近所のお使いでも危ないと言う。
徒歩で10分のスーパーに行ったら、そんなに遠くまで行くのかい?
と、言われた。
夕方散歩に出たら怒られた。
散歩はダメなのだ。
とにかくどこに行っても怒られるのだ。
市内のショッピングモールが未だに市内だとは思っていない。
掃除も自分なりのやり方を押し付けてくる。
洗剤も昔はそんなもの無かったよ!
なのだ。
トイレ掃除から風呂掃除に至っても文句は言われるのだ。
丁寧にやっても文句は言われるのだ。
きちんとやっても文句は言われるのだ。
まるで嫁をいびる姑のように…。
外出するのに行き先を告げ、内容を告げ、帰る時間を告げるのだ。
少しでも遅くなるなら途中で電話を入れるのだ。
帰ってきたら全て報告するのだ。
買ってきたものはどれもこれも文句を言われるのだ。
洋服も靴もリュックも文句を言われるのだ。
着るのは私で、履くのも私で、背負うのも私なのだ。
何時だったか小さなリュックを買ってきたらえらく喜んだが、物は思うように入らず、使い物にはならなかった。
地味な服装を好むのだ。
赤い傘などもっての外なのだ。
天気の良い日に表に赤い傘を干しただけで怒られた。
この家に若い人がいると思われるから赤い傘は干さないでくれと言われた。
3人家族なのに表に傘が3本出ていると怒られるのだ。
人目を気にし、他人の目を気にする。
そのくせ、隣の家の様子を窓から見ている。
隣の家の奥さんが外に出て来ると気にする。
旦那さんも外に出て来ると気にする。
どこに出掛けるのか?
気になるらしい。
隣の家に宅急便が来ると気になるらしい?
隣の家などどうでもいいのだ。
隣の家が今日は娘さんの車で出掛けるとか?
タクシーが来たとか気になるらしい?
ベッドに座りテレビを見ながら隣の家を気にする。
隣の家は金持ちだ。
そもそも比べること事態がおかしいのだ。
認知症の母のことを書いたら枚挙に暇がない。
私は仕方なしに夜中にこっそりお風呂に入り、さっさと出てくる有り様です。
日々母の体調と顔色を伺い、夫婦の会話も聞かれるので、家ではまともな夫婦の会話も無く過ごしているのだ。
認知症の母のことをSNSに呟いたら苦情が来た。
文句が来た。
最早自由に発言は出来ないのだ。
制約を強いられるのだ。