ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

世の中そんなに甘くは無いよ!

2020年04月08日 | 介護
世の中そんなに甘くは無いよ!
62年生きてきて学んだことです。
どんな世界でも甘くは無いよ。
そこで務まらなければどこへ行ってもダメだと思うのだ。
私は大昔、些細な失敗が元で辞めた。
謝罪しても怒られると思ったのだ。
当然のことだと!
怒られるのを恐れて、嘘をついて辞めた。
些細なミスだった。
いやいや大きなミスだったかも知れない。
親に勘当されての仕事だった。
仕事に行ったはいいが、現実は想像と違った仕事が待っていたのだ。
住み込みの仕事だった。
連日夜に一人の部屋でホームシックになって泣いた。
私は子供だったのだ。
年は二十歳になっていた。
年は二十歳でも子供だったのだ。
思った職種と違う仕事をする羽目になり、馴れない仕事に、初めての仕事に、初めて親元を離れた寂しさに泣いた。
かばってくれる人などいなかった。
ある時一つ仕事を終えて、休んでいたら主が帰ってきてひどく怒られた。
殴られたかも知れない?
何度も謝罪し、辛かった。
とにかく思っていたような仕事では無かったのだ。
朝から晩まで働くのだ。
8時間労働等ではなかった。
主が留守の時間を見計らって休憩を取る。
馴れない初めての仕事に努力はしたが、何せ二十歳だ。
無理なのだ。
ちょっとした失敗で、私はそれを隠して嘘をついて辞めた。
その時の主は未だに生きている。
老人になったが生きている。
今となってはその仕事を辞めて良かったと思う。
嘘をついて辞めて良かったと思う。
どっちみちバレるのだ。
私はわずか1ヶ月と1週間で辞めた。
その間休みは1日しか無かったのだ。
たった1日の休みと給料は些少だった。8時間労働では無く、週休2日でも無く、たった1日だけの休みに、連日のホームシックに、ちょっとした失敗をして辞めた。
辞めるときに雇い主の主から些少の給料をもらって、勘当された実家に帰ったのである。
他人の飯を食う。
これは二十歳の小娘には如何せん辛かったのだ。
他人の飯を食うなら心して食わねばならないと言うことをそこで私は学んだのだ。

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看護師とタクシーの運転手

2020年04月08日 | 介護
昔、母の妹は看護師をしていた。
さすがに70歳で看護師を辞めた。
その連れ合いの私から見ればおじさんは個人タクシーの運転手(していた。
おじさんもとっくに仕事を辞めている。
もしも若くてまだ仕事をしていたらと、思うとゾーッとする。
コロナ騒ぎになったら看護師は命懸けの仕事のような気がする。
また、タクシーだってお客さんが激減だと思う。
この時期看護師は偉いと思うのだ。
命懸けの仕事のような気がする。
すべての看護師さんには頭が下がる。
また、タクシーの運転手だってタクシーは狭い密室です。
何が起こるかわからないのです。
もう、都会でする仕事はある意味命懸けのような気がします。
空を見上げたら今日も青空が広がっています。
この空の下、日本中にコロナは蔓延しているのです。
未だにコロナの患者がいない県は3県だけになりました。
果たしてコロナは手洗いやうがいやマスクで防げるのでしょうか?
いささか疑問もあります。
時折参加していた地元の朝カフェがゴールデンウィーク明けまで中止になりました。
友達のいない主人を誘っての参加でした。
皆さん、私たち夫婦には良くしてくれています。
私も予定していたものが中止になり、延期になり、悲しい限りです。
朝のワイドショーはコロナ騒ぎになってから毎日同じコメンテーターが出ています。
そのテレビに出るコメンテーターは大変だなと!
疲れきったコメンテーターの方も見られます。
1日も早い終息を願うばかりです。

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お風呂に入る機会を逸する

2020年04月08日 | 介護
お風呂に入る機会を逸する。
何しろ認知症の母に言われて9時までに寝なければならないのである。
それまでに家事を終える。
家事は終えたがテレビが見たい。
旦那が8時前に入る。
その後母が入るのだ。
私が入る頃にはとっくに消灯時間になっている。
そんなわけでお風呂に入る機会を逸している。
母は自分は遅くまでテレビを見て起きているのに、私には早く寝るようにそくすのだ。
そうかと思えば母はその日の気分や体調でお風呂に入らない日もあるのだ。
見たいテレビがあるのに無理やりお風呂に入れと言う。
入っていたら9時は過ぎるのだ。
仕方なしに、夜中にこっそりお風呂に入るのだ。
そうなるとゆっくり湯船は無理なのだ。
最短8分でお風呂を済ませた。
顔を洗い、髪の毛を洗い、身体を洗ったら8分だった。
朝風呂禁止!
ましてや朝シャン禁止!そして昼間のお風呂も禁止なのだ。
風呂場にシャンプーやコンディショナーがあることやボディシャンプーがあることが気に入らないのだ。
髪の毛はメリットのリンスインシャンプーと決めつける。
身体は固形石鹸と決めつける。
あれこれ風呂場にあるのが嫌なのだ。
お風呂を掃除する道具や洗剤もいろいろあるのは嫌なのだ。
それで旦那は私のシャンプーとコンディショナーを使うようになった。
風呂場の掃除用品も減らしたら、母から「あれも無い!」とか「これも無い!」とか言われて、掃除が出来ないと!
無ければ無いように掃除は出来るのだ。
ゆっくり温泉なんかに行ってみたいと思う。
思うが現実には無理なのだ。
作った料理に文句を言い、固いものは入れ歯で噛めないので文句を言う。
ましてや嫌いなおかずはあからさまに文句を言うのだ。
そのくせ自分では作らないのだ。
認知症になる以前から母の料理は変だった。
肉じゃがにさつま揚げが入っていたことがあった。
母に「なぜ?さつま揚げ?」と、聞いたら「あったから!」冷蔵庫にさつま揚げがあったから入れたのだ。
そもそも母の料理は適当でいい加減な料理が多かったのだ。
目分量で作る。
適当に作る。
母の料理で育った私は母の手抜きの料理で育ったも同然だった。
なぜなら母は
働いていたので、きちんと作る時間が無かったのだ。
冬場のおでんはSBのおでんの素だった。
ミートソースも素だった。
唯一美味しかったのはオムライスだった。
これは美味しかった。
チキンライスに薄焼き卵のオムライスだった。
上にケチャップがかかっていた。
外にハンバーグは習ってきたので旨かった。
ある日お弁当にスーパーで買ってきた鰻を入れられ、その鰻が韓国からの輸入品で、皮がガムのように固くて帰ってきて母に文句を言ったことは覚えている。
梅干しが美味しかった。
母が作った梅干しが美味しかった。
ところが高齢者になったら梅干しを漬けなくなった。
私が梅干しを漬けようと思ったら、梅干しは買った方がいいよ!
買うものだ!
と、言われて、未だに梅干しを漬けたことは無い。
今となっては母よりはるかに私の方が料理は出来るのだ。
ホットケーキと炭酸饅頭とパンの耳を油で揚げて砂糖をかけたお菓子しか母は作れなかったのだ。
私はお菓子も作れるのだ。
認知症の母と同居している。
今年に入ってからのコロナ騒ぎで認知症の母の介護はある意味大変です。
その日によって体調もまちまちです。
ましてや母の常識は世界の非常識なのです。
その母と暮らす。
大変です。
あなたは家族に認知症の人はいますか?
認知症の人と暮らしたことはありますか?
母はアルツハイマー型の認知症です。

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服を5枚着る

2020年04月08日 | 介護
日増しに温かくなってきているのに、認知症の母は未だに家では5枚も着ている。
自分が5枚着ていることを自慢げにする。
シャツを2枚着ている。
セーターにチョッキを着ている。
その上にブラウスを着ている。
寒いと言う。
部屋は時折暖房を付けている。
そのくせ寝るときはタオルケット2枚に毛布が1枚に電気式毛布を付けている。
少々感覚がおかしいと思う。
病院に付き添いで私が行ったら、5枚の上にコートを着て出掛けた。
病院でコートを脱ぎ、診察室に入って先生が聴診器をあてようとしたら、母は洋服のボタンをいくつか外すうちに先生が、大丈夫ですよ。全部脱がなくてもと、言われたのだ。
先生はいくつか外したボタンの中から聴診器を入れて診察した。
いやはや5枚も着ていると病院での診察は大変です。
本人は自宅で勝ち誇ったように5枚着ていることを自慢し、私にもすすめてくるのだ。
私が2枚だと言うと、嫌そうな顔をする。
さも薄着では風邪を引くと思っているのだ。
朝から天気予報では20度だと言うのに、5枚は着ている。
それも同じ服を良く着る。
汚れてないからと言っては着る。
夕食に筍料理を出したら入れ歯の母は筍の木の芽合えと筍の土佐煮が
噛めなかった。
尚且つ、木の芽合えの自分だけの山椒味噌を作ってあった。
ほぼ小さじ1杯の山椒味噌だった。
作り方を聞いたら、適当だった。
私が作った木の芽合えの山椒味噌の方がはるかに美味しかった。
外に筍の柔らかいところをきんぴらにし、筍と干し椎茸と牛肉の佃煮も作り、筍入りのおこわの具材も煮た。
料理の方は私の方がはるかに得意だと思う。
筍はきちんと糠と鷹の爪で湯がく。湯がいた筍がまだ残っているので、明日も何かを作りたいと思う。
とにかく認知症の人は母と居るのは大変なのだ。


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