ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

人間やめたいです。

2020年07月10日 | 介護
人間やめたいです。
認知症の母に連日振り回されています。
やっと病院の先生と私で説得して母の心臓にペースメーカーを埋め込む手術の了解を得ました。
すんなりいかなかったことは事実です。
わかりやくす説明はしましたが、理解不能?
説得は難を要し、一昨日も神経内科の診察の時に、先生に説明し、神経内科の先生からもペースメーカーの手術は勧められました。
私は子供の頃から母に振り回されて育ちました。
母は娘は学校に行ったら寄り道はせずにまっすぐ家に帰ってくる。
最初の小学校が徒歩3分でした。
当然帰りに寄り道は無理です。
転校した小学校が徒歩7分です。
こちらも無理です。
中学校が徒歩20分でした。
せいぜい少し遠回りして帰るのが精一杯です。
高校がバスで30分です。
高校2年生までまじめに自宅に帰るということをしていました。
高校3年で部活に入り、部活のない日も部活だと嘘をつき、学校の帰りにクラスの子と寄り道をしました。
社会人になったらなったで、母は自宅から会社までの時間を把握しているのです。
少しでも遅くなる時は電話をしなくてはなりません。
残業もしかり、職場の人とお茶を飲みに行く、食事をしに行く。
呑みに行く。
新年会に忘年会もしかりです。
休日の過ごし方も出掛ける場合は事細かに言わなければなりません。
どこに行く。
何時に行く。
誰と行く。
何しに行く。
帰ってきたら帰ってきたで全部報告を要求されます。
食べたランチの内容から話の内容まで聞かれます。
彼氏が出来ても同じです。
勝手にデートの約束をしてきたら怒られます。
帰ってきたらデートの内容を事細かに聞かれます。
一日の過ごし方も決められ、寝る時間も決められて育ちました。
ファッションさえも決められました。
母の決めた服装でないと次から服は買ってもらません。
靴もバックもそうです。
今、私はリュツクを背負っています。
バックだと買い物をしたときに買ったものを忘れてくるということが何度かあったので、リュツクにしました。
そのリュックが大きいと言います。
あまり言うので小さなリュツクを買ったら、母は喜んだのですが、物が入りません。
いやあ、本当に小さいリュツクは不便ですね。
長財布と手帳とボールペンとスマホとスマホの充電器を入れたらいっぱいでした。
化粧品のポーチが入らない。
ハンカチとテッシュが入らない。
母はスマホは要らない。
充電器も要らない。
化粧品のポーチは要らない。
長財布は要らない。
手帳は要らない。
そのくせ母の病院の付き添いには帰りにタクシーを呼ぶのでスマホは必要です。
病院でメモを取るのにも手帳とボールペンは必要です。
化粧直しは必要ないからポーチは要らないと言います。
小さいリュツクは結局不便なのでやめました。
認知症になったら門限5時だと言われ、消灯時間が9時だと言われ、お使いは5分だと!
散歩に行ったらすごい剣幕で怒られました。
ドラックストアに寄ってコンビニに寄って生協に寄って帰ってきただけで怒られました。
郵便局に銀行も怒られます。
そんなに行かないのにね。
5時過ぎにお使いに行くように言われて、思いっきり断ったのは言うまでもありません。
作ったおかずに文句を言われ、お風呂に入る時間も決められ、買ってきたものにも文句を言われます。
ましてや外出も制限されます。
芸能人の追っかけはご法度です。
コンサート、ライブ、芝居、その他ご法度です。
でも、行きます。
好きだから行きます。
クミコさんに日野美子さんに師匠の浪曲聴きに行きます。
本当は他にも行きたいところはあるんですよ。
旅行だって行きたいです。
温泉も行きたいです。
旅行も温泉も行ってませんね。
母は物を捨てるのが好きなんです。
留守の間に私のお宝は捨てられることを思えば行かれませんね。
ましてや認知症に心房細動です。
どこかのデイサービスに行ってくれればいいのですが、行きたがりません。
ショートステイもしてくれるといいのですが無理ですね。
ああ、自由が欲しいです。

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