母の入所している特養に行った。
昨日作った銀行の通帳と届け出印とその他を相談員さんに渡して書類にサインして印鑑も押した。施設長と別の職員さんと相談員さんに囲まれた。
入ってすぐに車椅子の母が横目に見えた。
見ないようにした。
涙を堪えて小さな相談室に通されて、全てが終わり挨拶をして相談室を出たら車椅子の母の後ろ姿が見えた。
声を掛けることも話しかけることも、顔を見ることも許されない。
表に出て自転車を置いたところから涙が止めどなく溢れてきた。自転車を漕いだ。
自転車を漕ぎながら泣いた!
泣いた!
他人は残酷だ。
一目だけでも会いたかったし、一言だけでも会話がしたかった。
自転車を漕ぎながら号泣した!
遠くで火事だ❗
火の手が上がっている。
もくもくと上がる煙に我が家の方だと自転車を走らせた。
我が家はきちんと火の始末はしてきた。
消防車や放水車や何台もの車が現場には着ていた。
幸い我が家ではなかった。
東コミュニティーセンターの裏手の小さな川の向こう側だった。
野次馬が山ほど着ていた。
煙は放水しても収まらない。
私は野次馬と化した。
その昔住んできた家でボヤを出しただけで、梯子車まで来た。
近所の他人のバケツリレーで消したのに、消防車がせっかく来たからと大量の水を放射した。
被害が最小残ならいいが、この辺りに一人知り合いが住んでいる。 幸い彼女の家ではなかった。
さあ、こらから郵便局に行きます。