みなさんは、どんな昔話が好きですか?
「かさじぞう」もいいですねー。
『三枚のお札』とか、『おいてけ掘』みたいな、ちょっと怖い話も、面白くて、好きです。
「さるかに合戦」は、とてもポピュラーで、人気のあるお話ではないでしょうか。
おにぎりをひろったカニ。
柿の種をひろったサル。
目の前の欲望に目がくらんだサルは、柿の種とおにぎりを交換してもらうことに。
まだ、ここまでは許せる範囲。
ところが、あろうことか、カニが一生懸命育てた柿の木の実を見て、サルはそれもほしくなっちゃうわけですよね。
強欲!
それでも、そこまでなら、ぎりぎり許せるかもしれませんが、そのあとが、いけません。
甘くておいしい柿の実を独占し、青い柿をカニめがけて投げつけるとは。
んー、どっかの国で今起きているあの問題にそっくりだな。
断じて許し難し。(遠山の金さん風に)
今日、ふと、落花生や青大豆の選別をしていた時に、ふと思い出した、昔話。
自家採種の場合、質の良い種は、食用にしないで、来年以降の播種用に、残します。
これが、農家の知恵なのです。
豆ができたと喜んで、いいものを全部食べてしまえば、来年まく種がなくなるわけです。
昔話の知恵は、現代人に重要なメッセージを残しています。