ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

さるかに

2013-11-20 20:32:57 | かんがえるあし

 みなさんは、どんな昔話が好きですか?



 「かさじぞう」もいいですねー。

 『三枚のお札』とか、『おいてけ掘』みたいな、ちょっと怖い話も、面白くて、好きです。


 「さるかに合戦」は、とてもポピュラーで、人気のあるお話ではないでしょうか。


 おにぎりをひろったカニ。

 柿の種をひろったサル。


 目の前の欲望に目がくらんだサルは、柿の種とおにぎりを交換してもらうことに。


 まだ、ここまでは許せる範囲。


 ところが、あろうことか、カニが一生懸命育てた柿の木の実を見て、サルはそれもほしくなっちゃうわけですよね。

 強欲!


 それでも、そこまでなら、ぎりぎり許せるかもしれませんが、そのあとが、いけません。



 甘くておいしい柿の実を独占し、青い柿をカニめがけて投げつけるとは。



  んー、どっかの国で今起きているあの問題にそっくりだな。

 断じて許し難し。(遠山の金さん風に)

 
  今日、ふと、落花生や青大豆の選別をしていた時に、ふと思い出した、昔話。

 自家採種の場合、質の良い種は、食用にしないで、来年以降の播種用に、残します。


 これが、農家の知恵なのです。


 豆ができたと喜んで、いいものを全部食べてしまえば、来年まく種がなくなるわけです。
 


  昔話の知恵は、現代人に重要なメッセージを残しています。