ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

モモ

2015-01-22 18:57:28 | BOOK


 モモ、と言っても、今回は、チベットの蒸し餃子のお話では、ありません。


 ミヒャエル・エンデ作


 『モモ』の、お話。



 私が初めてモモと出会ったのは、小学3.4年生のころ。


 学校、あるいは学年主催の、演劇鑑賞会で、モモの演劇を、見ました。



 正直、そのころの私には、ほとんど理解できないものでした。



 その後、ことあるごとに、モモの話題が出たりして、ああ、有名なお話なんだな、という認識はしていました。



 作者のエンデを知るようになったのは、中学生のころ。ちょうど、映画でネバーエンディング・ストーリーが公開されたころです。ただ、この原作者と、モモの原作者が同じだということは、高校になるまで知りませんでした。



 意外に思うかもしれませんが、わたしは本をたくさん読むほうでは、ありません。

 面白いと思った本を、じっくり、味わうタイプです。



 『モモ』にしても、いつか、時間に余裕のある時に、じっくりと味わいたいと思っていました。で、今年の初め、実におよそ30年ぶりに、『モモ』の世界を堪能いたしました。



 きっかけは、昨年秋の、内子の笑心まつり。


 高知から出店の、本屋さんの商品の中に、岩波書店の『モモ』ハードカバー版が、ありました。


 『モモ』が欲しいのですが、と尋ねたところ、店主さんは、


 「これは実は売り物ではないんです」という、予想外のお返事!


 本屋の店主さんにとって、『モモ』は、特別な思い入れのある本なのだそうで、出張販売で店頭に並べていても、通常は売らないのだとか。


 そう言われると、余計欲しくなるじゃない?



 かなり強引に、取引というか、駆け引きというか、なんとか説き伏せて、見事に本をゲット!!


 読み終わったら、この店主さんにお礼の手紙でも書こう、そう思った次第であります。




 それにしても、先ほど読み終えたのですが、やっぱり、面白いわ!


この物語が、私の生まれた頃に発表されていたというのも、すごく、興味深いです。


 (私は72年生まれ。モモは73年生まれ)


 

 さて、高知の本屋の店主さんに、手紙でも書こうかな。