今生今世~KENNYasia

ミニシアター系映画、お店周りの雑感、アジア旅雑記など

吉野桜

2005-04-13 07:08:12 | 語言/words
母を連れて家族で吉野山へ。吉野川に沿って山道をくねくね登っていくと、観光バスやらロープウェイで登ってきた観光客でごったかえし、細い道でもあり、車で走行できない。クラクションを遠慮し最徐行にて、予定より30分送れて民宿に到着。予約していたお料理を雨でけむる桜を見下ろしながらいただく。

お弁当(¥2000):刺身、野菜の炊合せ、山菜炊込みご飯、黒ゴマ豆腐、アマゴの甘露煮、若フキの佃煮、ツクシの清まし汁、漬物

母と私はやっぱり日本人やなぁとひとつひとつ確認しつつ、愛でお料理をいただいた。特に山菜やゴマ豆腐が絶品であった。一方、ダ~Kは野菜煮物(とくに山菜)が苦手だ。旬のものやから・・と私たち日本人は一口にするものなのに、彼は「ニガイデス」とゼンマイ&ワラビ&ツクシ&フキを私に、私の里芋&南瓜&人参とこっそりchange。さらに川魚は骨まで食べれるのに「骨オオイデス」と言って娘に半分Present。彼の好物「天ぷら」を別注文したが、海老やレンコン以外に「蕗ノトウ」「雪ノシタ」が上げてあってgiveup。ホンマに母にgiveしていた。
期待していた金峰山寺への大名行列は雨天のため中止。そこで

山伏によるゴマキ法要を見ようとしたが、雨で開始が大幅に遅れる。世界遺産登録記念「蔵王堂」特別開帳を見ようと拝観料を払ったが、あいにく法要時刻が長引きJulyが15分以上じっと待って入られないので、諦めた。そのとき、拝観料払ったのにもうぅと私が愚痴ったのをダ~Kは聞き逃さなかった。「神様の前でしょ、悪口言わないで。お賽銭と思えばいい」日本人よりもよく出来たお方。私は大いに反省し、昼食時は下がっていた彼のポイントが一気に上がった。
雨が霞のようにけむる吉野山、山全体が桜色に染まるのは早かったが、母が山道から見下ろして、吉野では「花を見るんじゃない、山を見なさい」。細かいことよりも大きなことを大切にしなさい・・と諭されたような気がした。