1960年10月にはこんな曲が流行していました。
①太陽がいっぱい サウンドトラック
②グリーン・フィールズ ブラザーズ・フォー
③月影のキューバ セリア・クルス
④死ぬ程愛して アリダ・ケッリ
⑤ビキニスタイルのお嬢さん ブライアン・ハイランド
⑥マイ・ホーム・タウン ポール・アンカ
⑦バッファロー大隊マーチ アート・ムーニー楽団
⑧ムスター・ファ ロス・エスパニョレス
⑨星空のブルース ベルト・ケンプフェルト楽団
⑨月影のナポリ ミーナ・マツィーニ
⑪初恋のブルース バック・クレイトン楽団
⑫イッツ・ナウ・オァー・ネヴァー エルヴィス・プレスリー
⑬オルフェの唄 サウンドトラック
8位の『ムスター・ファ』は中近東の楽曲だそうですが出所は不明です。フランスの
ボブ・アザムが仏語盤で唄ったのがヒットし、またたくまに世界に広まっていきました。
フォア・ラッズの英語盤、そして日本では坂本九が『悲しき60才』としてカヴァーしました。
11位に入って来た『初恋のブルース』はバック・クレイトン自身のトランペットをフィーチャーした
楽曲でスイングジャズ畑の彼としては珍しいムード音楽となっています。
曲の出始めはサム・テイラーの『シャンゼリゼのブルース』にそっくりですね。
バック・クレイトン楽団のこの曲は残念ながらYOUTUBEでは見当たりませんので
Dailymotionの動画をリンクしておきます。
12位にプレスリーの『イッツ・ナウ・オァー・ネヴァー』が入ってきました。
この曲がスタジオ録音されたのが1960年4月3日ですので、兵役除隊後の『本命はお前だ』に次ぐ
次ぐ第二弾でいよいよプレスリーの本格的な活動が開始されます。
↓はエルヴィス・プレスリーの『イッツ・ナウ・オァー・ネヴァー』 YOUTUBEより