”Moanin' ” Art Blakey & The Jazz Messengers

アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズのピアニスト、ボビー・ティモンズが1958年に作曲したブルー・ノートです。
そのティモンズは牧師の息子で、幼い頃からゴスペルに親しんでいたこともあり、文字の読めない黒人にゴスペルの
歌詞を教えるために使われていた「コール・アンド・レスポンス」(註) の手法をイントロに使っています。
タイトルの”Moan”は「うめく」とか「嘆く」という動詞で、”Morning”(朝)ではありません。
”Moanin' ”は人種差別に苦しむ黒人たちのうめきや嘆きを象徴しているといえます。
↓はアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの『モーニン』 YOUTUBEより
註・コール・アンド・レスポンスとは、一人が歌の一節を歌い大勢がそのあとに付けて歌う方法のことです