『夜霧の恋人たち』 Baisers Voles (仏) 1968年制作
監督 フランソワ・トリュフォー
音楽 アントワーヌ・デュアメル
主演 アントワーヌ … ジャン・ピエール・レオ
クリスティーヌ … クロード・ジャド
タバール夫人 … デルフィヌ・セイリグ
タバール … ミシェル・ロンダール
アンリ … ハリー・マックス
主題歌 『残されし恋には』 ( Que Reste-t-il De Nos Amours ) 唄・シャルル・トレネ
トリフォ監督による『大人は判ってくれない』『二十歳の恋』に次ぐ主人公のアントワーヌの成長を描いた三部作で、兵役を
終えて社会に出て愛を知るまでの姿を見守るように描いた作品。
兵役を除隊されたアントワーヌは知人のアンリを頼って彼の経営する私立探偵に就職した。そこに靴店を営むタバール
がやってきて自分が何故みんなから嫌われているのかを調査してほしいという依頼があった。アントワーヌはその靴店
に従業員として潜り込んだが、タバール夫人の美しさに恋をしてしまう。しかし自分のやっていることに後ろめたさを感じ
たアントワーヌは店に辞表を出す。探偵事務所もアンリが心臓発作で急死したためアントワーヌは電気店の修理工に
なった。それを知った古い女ともだちのクリスティーヌはわざとテレビを壊して彼に修理を頼む。
主題歌の『残されし恋には』シャルル・トレネ作詞、レオ・シオーリアック作曲の1942年に発表されたシャンソンで、当時の
シャンソン界に大きく君臨していたシャルル・トレネ自身が唄って大ヒットした歌曲です。
映画ではタイトル・バックとエンディングでトレネの唄が流れていました。
↓はシャルル・トレネの『残されし恋には』 YOUTUBEより