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旅の友・ポップス編 (436) 『ブルース・オン・パレード』

2018-05-21 13:40:05 | 旅の友・ポップス編

『ブルース・オン・パレード』 グレン・グレイとカサロマ楽団
”Blues on Parade” Glen Gray and The Casa Loma Orchestra 【YOUTUBEより】


ウディ・ハーマンが作曲したジャズの名曲です。彼自身の楽団でレコードがリリースされていますが、日本では何故か
この曲はグレン・グレイとカサ・ロマ楽団で有名ですね。

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旅の友・ポップス編 (435) 『悲しみよこんにちは』

2018-05-20 22:12:34 | 旅の友・ポップス編

『悲しみよこんにちは』 ジュリエット・グレコ
”Bonjour Tristesse” Juliette Gréco 【YOUTUBEより】


1958年制作のオットー・プレミンジャー監督による同名のアメリカ映画の主題歌です。
映画はフランスの女流作家フランソワーズ・サガンが18歳の時に書いたベストセラー小説が原作で、多感な少女が
若さゆえの残酷さから父親とその恋人との愛を破壊していく物語でした。
主題歌の『悲しみよこんにちは』はジョルジュ・オーリックが作曲、アーサー・ロレンツが英詩をつけて、劇中では
ダンス・ホールのシーンでジュリエット・グレコが唄っていました。
また、ジャック・ダタンとアンリ・ルマンシャンによって仏詩もつけられており、シャンソンとしてはこちらの方が
聞きごたえがあるのではないかと思われます。
タイトルの”Bonjour Tristesse”はそのものずばり『悲しみよこんにちは』で、不遇の我が身に唯一の友人となっている
「悲しみ」に語り掛けていて、縁を切りたくても切れないこの友人との同居を敢えて受け入れているという内容に
なっています。

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旅の友・ポップス編 (434) 『慕情』

2018-05-19 11:02:56 | 旅の友・ポップス編

『慕情』 デヴィッド・ローズ楽団
”Love Is a Many Splendored Thing” David Rose & His Orchestra 【YOUTUBEより】


1955年制作のヘンリー・キング監督による同名のアメリカ映画の主題歌です。
映画は香港を舞台にした、英中混血女医ハン・スイーンの自伝小説を映画化したもので、主題歌のヒットにより
かなりの集客があったようですが、映画としては締まりのないB級作に終わりました。
主題歌はこの映画のためにサミー・フェインが作曲、ポール・フランシス・ウェブスターが作詞したものなのですが
映画音楽というよりもスタンダード・ナンバーと言った方が良いのかもしれません。
また、タイトルの”Love Is a Many Splendored Thing”は「愛は輝きに満ちたもの」という意味です。
レコードとしてはアルフレッド・ニューマンのサウンドトラック盤のほか、フォーエイセスやデヴィッド・ローズ楽団の演奏が
定盤で、他にもナット・キング・コール、フランク・シナトラ、コニー・フランシス、マット・モンローなども唄っています。

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旅の友・ポップス編 (433) 『皆殺しの唄』

2018-05-18 17:53:28 | 旅の友・ポップス編

『皆殺しの唄』 ネルソン・リドル楽団
”Deguello” Nelson Riddle And His Orchestra 【YOUTUBEより】


1958年制作のハワード・ホークス監督によるアメリカ映画『リオ・ブラボー』の挿入歌です。
映画はB・H・マッキャンベルの小説をもとにした一風変わった豪快な西部劇でした。
原曲は1836年に起こった「アラモの戦い」において連日メキシコ軍が繰り返した進軍ラッパだといわれており、
これをディミトリー・ティオムキンが不安を煽り立てるような雰囲気にアレンジしたものです。
タイトルの”Deguello”は首斬りを意味するスペイン語で、相手の降伏を受け入れずに全滅させるという意味合いで
使われていて、邦題のタイトル通りまさに『皆殺しの唄』です。

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旅の友・ポップス編 (432) 『遥かなる山の呼び声』

2018-05-17 15:36:22 | 旅の友・ポップス編

『遥かなる山の呼び声』 ビクター・ヤング楽団
”The Call Of The Faraway Hills” Victor Young & His Orchestra 【YOUTUBEより】


1953年制作のジョージ・スティーヴンス監督によるアメリカ映画『シェーン』の主題歌です。
映画はホームステッド法制定後のワイオミングを舞台にしたジャック・シェーファーのウエスタン小説の映画化で、
流れ者のガンマンが善良な開拓農民を助けて再び旅に出るという股旅型の西部劇で、スティーヴンス監督は
グランド・ティートンの壮大な山々を背景に登場人物の心情を詩情豊かに描いています。
主題歌はヴィクター・ヤングが作曲、映画完成後にマック・ディヴィッドが詩をつけたものですが、サントラ盤や
ヴィクター・ヤングの他にもポール・ウエストン楽団の演奏もヒットしました。
1962年のリヴァイヴァル・ブームにより主題歌が再ヒット、【今週のベストテン】においても1962年4月第5週に
ランクインし、12週連続でベストテン入りを果たしています(最高4位)

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