クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

祇園祭・後祭の山鉾、鷹山

2023年08月21日 20時23分23秒 | 祇園祭
鷹山は2022年に196年ぶりに復活した大型の山鉾です。
御神体は鷹匠(たかじょう/鷹使い)、犬飼(いぬかい/鷹を補助する猟犬を扱う者)、樽負(たるおい/道具等を運ぶ者)のお三方です。これは光孝天皇の御幸で中納言・在原行平が鷹狩りをする場面からとられています。
NHKの番組によると、復活したといってもまだまだその途上にあり、今年はご神体人形の衣装を新調しました。鷹匠の衣装は能衣装を参考に、楽器尽くしという柄の小袖に狩衣を羽織っています。
西陣織の豪華な着物ですが、狩衣に隠れて小袖の模様が見られないというのもある種、京都人の心意気を感じさせるものです。
今後も鷹山保存会は鷹山の復興を継続していくということです。

御神体人形。左から鷹匠、樽負、犬飼。

新調された小袖、狩衣(かりぎぬ)、指貫(さしぬき、袴の事)を纏った鷹匠。

犬飼。

樽負。
山鉾の奥にご神体が見えます。
復活に先駆けて数年前から活動開始した囃子方。レパートリーは30曲。

山鉾の車輪は先祭の船鉾から譲り受けたそうです。


祇園祭・後祭の山鉾、黒主山

2023年08月19日 10時58分37秒 | 祇園祭
黒主山は平安時代の歌人、大伴黒主を御神体とする舁き山です。
大伴黒主は六歌仙の一人で園城寺の神祀別当職に就いていました。
ご神体人形は黒主が桜の花を見上げて和歌を詠もうと構を練っているシーンとなります。
ご神体人形は神仏や有名な武将などが多いのですが、歌人とは如何にも京都らしい雅なセンスかと思います。
黒主山の管理主体は公益財団法人黒主山保存會であり、烏帽子屋町の住民が中心となっているようです。
江戸時代までは烏帽子制作の職人が多く住んでいたそうです。
御神体人形の大伴黒主。
会所はマンション1Fのロビーに畳を敷いて設けられていました。ご神体は多くの懸想品に囲まれています。



山鉾の基部。

黒主山の駒形提灯。
山鉾巡行時の黒主山。黒主は桜を見上げています。

シーズン終了後の古代蓮の里

2023年08月18日 20時35分26秒 | 
今日は古代蓮の里に行ってみました。既に夏の営業期間は終了しており、駐車場も無料です。
蓮の花もほとんど散っていますが、まだ少しは咲いていました。
実は果托狙いで行ったのですが、折角なので花も撮ってみました。
花もないのでカメラマンもほとんどいませんでしたが、その分ゆったりと撮る事ができて良かったです。



以上3枚は私の好きな小舞妃蓮。

剣舞連。

純白に近い輪王蓮。

嘉祥蓮。

以上3枚は本家の古代蓮。

祇園祭・後祭の山鉾、北観音山

2023年08月17日 19時06分28秒 | 祇園祭
大型の曳山でご神体人形は楊柳観音と韋駄天立像です。
宵闇の中で駒形提灯に照らされた山鉾は目も眩むほどの美しさでした。
山鉾11台の中でも対になる南観音山と並び、豪華さと煌びやかさは双璧といえると思います。
ご神体人形の楊柳観音と韋駄天立像。




胴掛けは西域の絨毯が使われています。

山鉾巡行時の北観音山。重さは10t超です。
動く美術館という形容が似合います。