クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

正倉院の世界展

2019年10月30日 19時36分21秒 | 写真
昨日は東博の正倉院の世界展の見学に行きました。
雨天なので人出も少ないか、という思惑は外れてしまい、雨の中30分待たされました。




ただし展示内容は素晴らしかったです。特にインド発祥の五絃琵琶は非常に美しかったです。
この形式の琵琶の現存品は世界に唯一で、東洋における工芸品の最高傑作という評も頷ける出来でした。
他に印象に残ったものは、聖武天皇の水龍剣、碁石、螺鈿の鏡があります。
剣は直刀ですっきりしたデザインで聖武天皇が愛用し、明治天皇が水龍剣と名付け鞘を作りました。
碁石は象牙製で直径1cm程度と小さく表に花喰鳥が描かれてまする。繊細で可愛らしいデザインです。
平螺鈿背八角鏡は背面に琥珀と夜光貝の螺鈿が散りばめられた豪華&華麗な作りです。
さらに蘭奢待と伎楽面酔胡王も興味深かったです。


五絃琵琶と双璧をなす琵琶は後期の出品のようで、複製品のみが展示されていました。
なお写真は原則禁止、最終の部屋のみ可能です。


ここには塵芥と称して保存品の端切れなどが展示されており、これもよく見ると美しかったです。

川越祭り

2019年10月28日 18時40分38秒 | 写真

先週の土日は去年に引き続き川越祭りの撮影に行きました。
川越祭りは370年近くの伝統を誇る川越氷川神社の祭礼で、蔵造りの町並みを進む夜の山車が見どころです。


初日の昼間は祭りの原点である神幸祭の行列があります。神馬、神社神輿などの仮装行列が練り歩きます。




夜は前述の通り、華やかな山車が街の交差点で出会うと曳っかわせと呼ばれる囃子の競演を行うのが祭りのハイライトです。


川越祭りは2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
今年は幸い神幸祭も予定通り行われ、二日目は好天で祭りは大いに盛り上がりました。

南米旅行の土産

2019年10月21日 16時12分26秒 | 旅行
普段旅行では写真が最高の土産だと思っているのとモノを増やしたくないので食べ物以外はほとんど買わないことにしています。しかし今回は地球の裏側なのでちょっとだけ買いました。


一つはデザインが面白く感じた仮面状の壁掛け。米ドルで5、6ドルでした。


もう一つが小さな筒状の物入れ。これは現地で役立ちました。形状、サイズはいくつかあったので2、3個買ってもよかったかもしれません。



旅行中に誕生日を迎えたので、旅行会社からプレゼントを頂きました。
アルパカのマフラーです。これはサプライズだったので大いに得した気分になりました。


帰国後、同行したMさんから分けてもらったもの。リャマのキーホルダーはペルーではどこでも売っていました。一番小さいサイズなので3個で1ドルです。ペルーでは米ドルが使えます。
これはクスコで物売りの少女から買ったものかと記憶しています。


最後はナスカ国際空港で買ったTシャツ。これも10ドルしなかったと思います。
食べ物はチョコレートやコーヒーを買いました。どちらもなかなか美味しかったです。


南米旅行その8

2019年10月20日 11時47分24秒 | 旅行

南米旅行の最終日はヘリからの空撮とブラジル側の遊歩道を観光しました。
最初にヘリからイグアスの滝を見ました。上空から見ると滝の構造が良くわかりました。
写真を見てもらうと一目瞭然なのですが、日本の滝と異なり川の末端が崖から落ちて滝になると構造ではなくて、水をたたえた大地に細長い裂け目が入り、裂け目の所々に沢山の滝があるのが観察されました。


その大地も見渡す限りの緑のジャングルでスケール感は日本では考えられないものです。
ヘリはアッという間でしたが、今回の旅行で一番インパクトがあったかもしれません。
ヘリを降りた後は昼食を摂り、ブラジル側の遊歩道を見学しました。


スタート地点で上空の野鳥が騒がしく鳴いていたのですが、オオハシが小鳥の卵ないし雛を襲っていたのでした。偶然にも今月号のアサヒカメラで岩合さんも書いていたシーンに出くわしたことになります。オオハシはキョロちゃんのモデルで愛らしいイメージでしたが、そうとばかりも言えません。


遊歩道を行くと対岸のアルゼンチン側の滝が時々顔を覗かせます。どの滝も規模が大きいです。


また時にはオオトカゲも見られました。








遊歩道の終点はかなり大きな瀑布の中に突き出ているので迫力がありました。ただその分、滝の飛沫もかなりのものなのでレンズはすぐに曇ってしまいましたが。
こうして2時間あまり遊歩道を歩き、今回の旅行の観光は全て終了しました。

リマに始まり、クスコ、ナスカ、マチュピチュ、イグアスと巡りましたが、思い切って行った甲斐はありました。ただし旅行の行程はかなりタイトなものでしたので、体力のあるうちに行ったのも正解だったと思います。おそらく私にとっては最初で最後の南米旅行になるでしょうが、一生の思い出になるでしょう。


南米旅行その7

2019年10月17日 17時27分59秒 | 旅行
南米旅行も大詰めです。
マチュピチュ観光の後はいったんリマまで戻り、空路イグアスに移動しました。
ブラジルは今年6月からビザが不要になり多少入国が楽になりました。
個人的にはイグアスの滝が今回の旅行の主目的でした。


初日はブラジルからアルゼンチンに移動し、トロッコ電車に乗って終点から遊歩道で最深部の悪魔の喉笛を見学しました。


悪魔の喉笛までは意外とあっさりと到着しました。


水量は乾季にも関わらず、かなりのものでした。イワツバメも飛び交いダイナミックな風景が広がっていました。
その後は終点の手前の駅まで戻り、ボートツアーに挑みました。


ボートは350馬力のエンジンを2基積んだパワフルなもので、滝の中に突っ込みます。
すると視界は完全に水だけになり、山用の雨具を着ていたのに下着までずぶ濡れになってしまいました。
ボートツアーは事前にずぶ濡れになると聞いていたのでそれなりのレインウエア上下を着用したのですが、
開口部(顔や袖口)の僅かな隙間からの水の侵入は防げませんでした。
中には水着で来ている人もいましたが、気温が低いので体温が低下してしまい帰りは青白い顔をしていました。
気温が30度以上あればいいのですが、20度程度だと厳しいアトラクションです。
結局ボートツアーの後は、念の為持参した着替えの衣服にトイレで着替え(更衣室はなかった)て、事なきを得ました。
その後遊歩道沿いの幾つかの滝を見学しました。その際目についたアマゾンの動物をいくつか紹介します。




まずは園内各所で見られるハナグマです。時には大挙して現れることもあります。




野鳥はイワツバメ、オレンジの大きな嘴のオオハシ(ブラジルの国鳥)、ルリサンジャクなどを見かけました。
オオハシはいつでも見られるわけではないそうですのでラッキーでした。


最後にバスでブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3国国境地点を見学して初日の観光は終了しました。