久しぶりに東松山市の岩殿観音正法寺に行きました。
目的は大銀杏を撮ることです。いつもイチョウだけ撮って引き上げるのですが、その日は本堂や薬師堂が開帳していたので仁王門から境内を一周してみました。
入り口の仁王門。
来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の幟が立っていました。帰宅して調べると岩殿観音は比企氏に縁のある寺です。頼朝の乳母が比企尼で、その甥である比企能員(よしかず)が13人の一人、という関係です。
仁王像は朱色に塗られています。
仁王門から階段を上り観音堂に向かいます。
階段の途中から振り返ると、参道が真っすぐ伸びています。
往時は両側に子院があったようです。
階段を登ると鐘楼があります。東松山市内で最も古い木造建築で眺めは抜群です。
観音堂。
頼朝の死後、北条政子が岩殿観音の堂宇を再建しました。そんなわけで政子に縁のある千手観音があります。
写真奥にある像は前立本尊であり、室町時代作の本尊は秘仏として厨子に納められているそうです。
薬師堂。
この日は薬師堂内の薬師如来が特別公開されていました。きらびやかな十二神将像も安置されていました。
境内には観音堂の他に絵馬堂と百地蔵堂があります。
最後に目的の大銀杏を撮りました。まだ一部青い葉も残っていましたがいつ見ても迫力のある大樹です。