クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

京都旅行5日目:今熊野観音寺

2021年11月30日 19時21分46秒 | 旅行
京都旅行の最後に行ったのは泉涌寺の塔頭の今熊野観音寺です。
寺伝では空海が観音像を刻んで草堂に安置したのが寺の始まりと伝わっており、本堂には空海作と伝わる十一面観音像が安置されています。


本堂と医聖堂(多宝塔)。


空海を祀る大師堂。回りを紅葉に囲まれていました。


医聖堂。平安様式の多宝塔。医界に貢献された多くの方々が祭祀されています。






今熊野観音寺は紅葉の名所として知られています。
この日は境内のあちこちで紅葉が楽しめました。

京都旅行5日目:泉涌寺

2021年11月29日 20時34分16秒 | 旅行

最終日には泉涌寺と今熊野観音寺に行きました。
近くにある紅葉で有名な東福寺は混雑しているだろうと思いパスしました。


東福寺駅で降りて泉涌寺方向に行くと参道入り口に総門があります。
総門の先は左右に塔頭がいくつも並んでいました。


泉涌寺の境内入り口の小高い地点に大門が立っています。


大門の正面には仏殿があります。仏殿は四代将軍家綱によって再建されました。
内部には過去、現在、未来を表す阿弥陀、釈迦、弥勒仏の三世仏が安置されています。
三世仏は高い須弥壇にあり運慶作と伝わります。建物に比べて三像は小さく感じました。



仏殿と向かい合うように立つ建物は舎利殿で宋より招来した釈迦の歯を安置しているそうです。


仏殿の右には泉涌寺の名の由来となった清泉を覆う水屋形があります。
泉は今でも湧き続けているそうです。


水屋形のすぐ近くに浴室があります。浴室と言っても蒸し風呂であり、僧侶が身を清めるための施設でした。


仏殿の手前左奥には楊貴妃観音堂があります。
楊貴妃観音と称される聖観音は南宋から招来した木造です。
写真で見ると光背を背に冠を被った優美な像ですが、暗いので細部はよく見えませんでした。


舎利殿のさらに奥には唐門と白砂をはさんで霊明殿があります。霊明殿は歴代天皇のお位牌を祀っています。


霊明殿の裏手には宮内庁管理の陵がありました。



最後に京都御所から移築された御座所を見学しました。
ちょうど庭の紅葉が見頃で部屋の雅な襖絵ともども美しかったです。

京都旅行4日目:東寺ライトアップ

2021年11月28日 18時12分03秒 | 旅行
4日目の夜は東寺のライトアップに行きました。
6時開門の少し前に着いたのですが、既に長蛇の列でした。



水に映る五重塔や月と五重塔には厳粛な雰囲気を感じました。


東寺の本堂、金堂。
内部には薬師如来坐像と日光、月光菩薩の薬師三尊像が安置されています。
薬師如来の台座の下部には十二神将像が取り巻いています。


東寺の中心に立つ講堂。
内部には大日如来を中心とする21体の仏像からなる立体曼荼羅が安置されています。
夜、人工の照明で見る立体曼荼羅は迫力がありました。
また特別公開ということで仏像の裏側にも回れたので光背などの作りが見られたのは興味深かったです。


闇に浮かび上がる五重塔と講堂、金堂。

京都旅行4日目:鞍馬寺、貴船神社

2021年11月27日 19時25分46秒 | 旅行
4日目は鞍馬寺、貴船神社、そして夜は東寺のライトアップ見学に行きました。
鞍馬寺は京都駅から直接は行けないので、出町柳駅から叡山電車で向かいました。
鞍馬駅を出た広場では天狗がお出迎え。




鞍馬駅から参道を行くと石段上に仁王門が現れます。


仁王門の先は紅葉が見頃でした。


参道を行くと鞍馬の火祭で有名な由岐神社が現れます。


大杉さん、と呼ばれる樹齢800年の願掛け杉。



転法輪堂・洗心亭の回りの紅葉。


本殿。千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊を安置しています。




狛犬ならぬ阿吽の虎。虎は本尊・毘沙門天の使いの神獣。


本殿の隣りにある光明心殿の護法魔王尊像。
護法魔王とは大地の霊王で、大地のエネルギーが神仏の姿となって現れたものだそうです。


与謝野晶子の書斎である冬柏亭が移築されています。
境内奥の霊宝殿見学後、鞍馬寺から貴船神社まで続く奥の院参道を歩いてみました。


屏風坂の地蔵堂。


義経公背比べの石。義経が鞍馬寺を出奔する際に名残を惜しんで背比べをしたと伝わる。


木の根道。牛若が兵法修行をしたと伝えられています。


不動堂。最澄作の不動明王が安置されています。


義経堂。義経の魂は鞍馬山に戻り安らかに鎮まっていると伝わる。


魔王殿。太古、護法魔王尊が降臨したと伝わる。ここまで来ると貴船神社はすぐ近くです。


貴船神社参道入口の鳥居。


鳥居の先には春日灯籠が並びます。


貴船神社本殿。


本殿前の休憩所の龍船閣からの眺望。紅葉が綺麗でした。


結社(ゆいのやしろ)。貴船神社の中社で縁結びの社。

奥宮。奥宮は貴船神社創建の地。




本殿の真下には巨大な龍穴があるとされています。


社殿の隣りにある船形石。
タマヨリヒメノミコトが乗っていた「黄船」が、この石組みのなかに隠されているそう。




参道沿いには風情のある景色が続きます。

京都旅行3日目:愛宕念仏寺

2021年11月26日 20時19分23秒 | 旅行

愛宕街道をさらに奥に進むとY字路の交差点に愛宕神社の一の鳥居が立っています。
鳥居の少し先に愛宕(おたぎ)念仏寺があります。
元は奈良時代に東山の地に建てられましたが、紆余曲折を経て大正時代にこの地に移築されました。



山門の仁王像。


鐘つき堂には3方向に鐘が下がっていました。

鎌倉期建立の本堂。内部には本尊の千手観音像が安置されています。


本堂からの眺め。


地蔵堂。内部には火除地蔵菩薩像が安置されています。

本堂の奥にあるお堂。





境内には参拝者が彫った沢山の羅漢がありました。その数、1200体。
ユーモラスな表情も多くあり、「癒しの寺」として親しまれているそうです。


ふれ愛観音堂。


仏像彫刻家の先代住職により制作されたふれ愛観音像。