ハングル;教え、そして学ぶ

日々ハングル(韓国、朝鮮語)を教えながら感じること、韓国ドラマでみる名言。

俳句で学んでいます

2016-09-08 21:32:40 | Weblog
今年になって俳句に関心を持ちEテレの俳句番組を録画して必ず見るようにしています。自分の日本語の表現力の乏しさに気づき、勉強を兼ねて見ているのですが、色々と言葉以外の勉強にもなりますね。
先週の放送の兼題は「渡り鳥」
解説によれば、春にも秋にも鳥は移動するので、それに関する季語は多いが、単に「渡り鳥」といえば、秋の季語。季語は日本を中心に考えるので、白鳥は「来る」、ツバメは「去る」となるとの事。
で、8月のブログで家のツバメが去ったという話を書きましたが、その時(まだ小さいのに‥)という疑問は残っていたのです。
ところが、8月の末から9月の初め頃、大きくなったツバメたちが庭を飛んでいたのです。
ツバメは巣立ちをした後、近くの山に行くということをインターネットで見てはいたのですが、やはりそうだったのです。
秋になり、カンナムに去る前に挨拶にでも来ていたのでしょうか?前回の記事の訂正も兼ねて書きました。

俳句に関しては、もう一つ。今度は言葉の話ですが、民放の俳句番組も興味深く見ています。
この番組の夏井先生は添削のとき「助詞」という単語をよく使います。ハングル講座の授業で「助詞」など文法用語をよく使いますが、日本語であれ韓国語であれネイティブの人はあまり文法を気にしないのではないでしょうか。
この番組でよく出てくる助詞が「に」ですが、前回の放送でもわかりやすく説明していました。
「鰯雲 蹴ちらし一機 普天間に」の「に」についての解説が有りました。
「に」は着陸した事を表し、「へ」は「の方向」、「を」は「発つ」の意なので、
この場合は「へ」ではないかと導きます。
「に」の使い方はとても大事ですね。
韓国語の「에」と「로,으로」がちょうど日本語の「に」と「へ」に当ります。

そして今日は、「「百年も 降り積もる雪に 見送らる」という句の「も」は散文的なので「を」に直した方が良い、「を」は「経過を表す働きがある」との事でした。
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