季節風~日々の思いを風に乗せて

喜寿になったのを機に新しいブログを始めました。日々の思いをつぶやきます。

嬉しい歌評

2021-10-21 18:52:52 | 短歌
    担任はヤノ先生で一組でハヤトと一緒としづんだ声で

 なんともかわいそうとしか言いようがない。担任が「ヤノ先生で」「一組」でその上「ハヤトと一緒」とは最悪のシチュエーションだ。読んだ瞬間身につまされて謝りたくなった。(筆者は元教員)。せめて思いがけない新しい出会いがあることを祈ります。

 𠮷田京子さんからの歌評です。(『塔』10月号 山下洋選歌瀾評)
「しづんだ声」の子どもに歌に、やさしいまなざしの評をいただきました。早速お礼状をしたためました。

 この度は私のつたない歌に「評」をいただきありがとうございました。4歳までを共に過ごした孫が父親の勤務の関係で転居しました。あの歌は1年生から2年生に進級した日の電話を詠みました。吉田さんが「元教員」でありながらあの歌に目を留めていただいたことをとてもうれしく思いました。実は私も「元教員」です。先生にしかられてゐる子の横に叱る言葉に傷つく少女    
「ヤノ先生」が友人を叱る言葉に傷ついている彼女ですが、「思いがけない新しい出会い」も楽しんでいるようです。私は教員をやめた夜「これで知らずして子どもたちを傷つけないで済む」と反省とともに安堵しました。今もその思いは消えません。言葉を大切に生活したいと思っています。彼女も言葉に興味を持ち時折「朝日俳壇」に入選するまでになりました。吉田さんのあたたかなまなざしを伝えました。ありがとうございました。
ゆっくりと見たり聞いたりかたつむり かとうゆみ   高山れおな 長谷川
櫂共選


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