先日、初めて一人での連句に挑戦し、半歌仙を巻き当ブログに載せました。その後、二つの座の連衆として招待いただき、現在歌仙、半歌仙を文音で営業中です。(座・連衆・文音・営業の使い方はこれでいいのかな。)二つの座ではいくつかの句を出して「捌き」の方からその都度ご指導をいただいています。例えば「空蝉」の巻では、表の五 月明の川面を渡る舟の影 に付ける秋の雑・3句を提出しました。
〇色鳥の声花街に聴く
〇水澄む村を好きで離れず
〇秋の蝶追い峠を越えて
〇水澄む村を好きで離れず
〇秋の蝶追い峠を越えて
「捌き」の方から次のようなご指導がありました。
〇色鳥の声花街に聴く
恋になりそうですね。まだオモテなので、恋は出せません。
〇水澄む村を好きで離れず
水(川)に水は付けたくないです。村を好きで離れず、はうまく前句に付いています。季語を変えてみていただけますか。
〇秋の蝶追い峠を越えて
舟を浮かべている川から、峠はちょっと唐突な感じがします。もう少し近い方が良いと思います。
〇色鳥の声花街に聴く
恋になりそうですね。まだオモテなので、恋は出せません。
〇水澄む村を好きで離れず
水(川)に水は付けたくないです。村を好きで離れず、はうまく前句に付いています。季語を変えてみていただけますか。
〇秋の蝶追い峠を越えて
舟を浮かべている川から、峠はちょっと唐突な感じがします。もう少し近い方が良いと思います。
初めて知ることばかりでした!これらのご指導を基に推敲し、結果的に 鹿鳴く村を好きで離れず を採っていただきました。
このようなメールのやり取りの過程で、改めて連句の面白さを知り、勉強の必要性を感じました。連句の基本的な「式目」を学ぶため『連句・俳句季語辞典 十七字』を読んだり『日本連句連盟』のサイトおよびそこにリンクされているサイトをめぐったりして学んでいます。
現在「恋」の二句目に苦戦中。「一連の恋にならないように」「自他場」を考えて…難しい。
そうこうしているうちに、前回ここに発表した半歌仙・独吟「仙人掌の花」の巻のレベルの低さが恥ずかしくなってきました。次回は学んだことを基に前回の独吟を推敲、あるいは新たな発句を詠んでの半歌仙に再びチャレンジしてみることにします。
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