暖かくなってきたので、夏蜜柑を採りました。
枝がかなり道路側に張り出しています。実をとらないでおくと、熟した実が落ちて危険でもあるのです。走ってくる自動車にも、登下校する子供たちにも当たるかもしれません。実際、道路に落ちた実は割れているのです。
伸縮式の高枝切バサミを使うのですが、ハサミそのものが小さいので高いところにある夏蜜柑の小枝をなかなか挟めません。まして上を見続けていると、首のうしろが圧迫されるせいでしょうか、何やらふらついてきます。(美術館や建造物を見た時に起こるスタンダール症候群もこのことなのでしょうね。)
屋根から採ろうと思い、2階のベランダの柵を乗り越えて1階の屋根に降りました。これがまた難儀、ベランダの柵を越えるのに、股関節が固くなっているのでしょう、コンパスをいっぱいに開いたように脚を開くのですが、なかなか乗り越えられません。越えたら越えたで生来の高所恐怖症、屋根の上に立ってハサミを使うなどこれまた大苦戦。
道路にいる妻からの指示で、車や人が通らない時を見計らって実を切り落とします。散歩のおばさんが立ち止まって見あげていますが、早く行ってくれないと実が落とせません。落とした実を妻がキャッチできるはずもなく、道路や庭に転がります。屋根の上と道路とで悪戦苦闘が続きました。
実の一つ一つを綺麗に洗い、庭に乾かしました。数個を剥いて蜂蜜に漬けました。翌日食べたらおいしかった。この後、妻がマーマレードに加工します。150数個の夏蜜柑のマーマレード、小瓶に入れて差し上げると喜ばれます。
それにしても寄る年波、年々夏蜜柑の収穫が難しくなります。
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