グランド・ハイアット・ソウル(韓国)
図書館で借りてきた本より・・・「旅はゲストルーム」 浦 一也
仕事とはいえ、好きでないとこれだけ細かく描くことはできないだろう・・・
というのが感想です。
もちろん、私もこういう間取りを見るのは大好きなので、食い入るように眺めました。
小さい頃から、広告に入る家の間取り図なんかを見るのが大好きです。
今でもポスティングされる、中古物件の間取りも見てから捨てます
ザ・リージェント・ホンコン(香港)
この本は、世界中のホテルの一室を覗くことができる一冊です。
ホテル備え付けのレターペーパーに1/50の縮尺で部屋の造りを事細かに
手書きで描かれているのです。水彩絵の具で着色までも。
バスルーム、ベッドルームはもちろん、平面だけではなく断面、家具などの備品
にいたるまで、デティールから色彩まで調べ尽くしています。
写真を撮ればいいのでは、と思われる方もいらっしゃるでしょうが
やはり、目と頭と手を使い採寸することに意味があるようです。
ホテルの設計を生業としている作者だけあって、視点がするどい!
家具や照明なども、全部描かれている
「我が家」のようにくつろげるホテルに出会うことは宝物を手にしたような気分
になると作者は述べています。
それは、並々ならぬ配慮と、徹底したかつ控えめなサービスと
行き届いた設計の賜物であると。
私にはほとんど無縁の世界だけれど、きっと素晴らしいホテルというのは
どこか落ち着くのだろうな~と思う。
これみよがしでなく、さりげないサービス。
また、ぜひ泊まってみたいと思わせる何か・・・
浦 一也 率いる日建スペースデザインが手がけた国内のホテルに興味ある方は
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