先週の土曜日、10月17日(土)にニコンの本社がある品川のビル2階(コンコース沿い)にミュージアムがオープンしたそうです。
オープンほやほやの2日目ですが、近くまで行ったのでちょっと寄ってらっしゃってみますた。
本社が入居するビルのエントランスロビーにこのような施設が。
ニコンミュージアムの入口です。
入場は無料。
開館10時から、平日と土曜日の営業だそう。
さっそく中へ・・・
受付は左手にありました。
展示スペースは右手奥に広がっています。
照明を落とした重厚な雰囲気です。
オープンしたてなのでお祝いの胡蝶蘭がたくさん。
基本的に撮影は許されていますが、映像による紹介系がNGみたいです。
一番先に目が付くのが、受付の先にある砲弾のようなオブジェ。
ニコンが製造する世界最大級の合成石英ガラスだそう。
このガラスを切り出して光学部品を作るんですって!
とにかくデカい!
重量は公表されていないようですが数百kgはあるのではないでしょうか?
時計回りに進んでみます。
歴代カメラの展示コーナー。
ミュージアム内の長辺のほとんどをこのコーナーが占めています。
NIKON FA 金ぴかモデル。
1984年に発表。
特別仕様。 世界最長焦点距離のズームレンズ。
1200~1700mm f/5.6-8
1990年に発表。
このバズーカ砲で甲子園のバックスクリーン付近から選手たちを狙ったのだそう。
当時はVR(手ぶれ補正機能)も無い時代。
1700mm/F8でシャッタースピードも上げられず高感度フィルムで対応したのでしょうか?
少なくとも走っている選手をファインダーで追うなんて不可能でしょうね(笑)
一見するとハチゴーロクにコンデジがくっ付いたカンジ(笑)
ニコン渾身の一本だったのでしょう。
Nikon 28Ti
RICOH GR1の対抗馬。
ちなみにミュージアム内の撮影は私の愛機、RICOH GRですた(笑)
中にはD810にズームレンズくっ付けて撮っている方もいましたが高画素機で撮影するような場所でしょうか・・・
自分も自分で堂々と他社製コンデジで撮ってたのもどうかと思いましたが・・・
まぁ私に合うコンデジがたまたまニコンには無かったということで(笑)
モックアップ品も展示。
実際、開発に使われたモックみたいです。
生々しいですね。
開発中にこんなモックを見られたらうれしいのですがね(笑)
D3のモックアップも!
ジウジアーロが手掛けたD3デザイン。
ジウジアーロと言えば車のデザインが一般的、どれも斬新なデザインでカッコいいですよね。
そんな彼が歴代のカメラを手掛けている中の一作。
D3やD700の赤のモチーフ部分の鋭い切れ込みが好きでした。
元はこんなカンジだったんですね~。
今でも現役の我が愛機が!
D700です。
D3の血統をそのままに廉価盤(?)として登場したユーザー(のお財布に)に優しい(?)名機です。
エポックメイキングな一台ですね。
初体験の高感度機、完成された機能とデザイン、ファインダー視野率を95%に抑え、コスト的にナイスなバランス(苦笑)でした。
今でこそ当たり前だけどセンサーの超音波クリーニング初実装でしたね。
それでもゴミ問題は解消されず、サービスに持ち込んだこともありました。
家電製品としてみた場合は今でこそ古さは否めませんが機械製品としてみると、今でもそのメカの精度や耐久性に優れた逸品です。
D810と同等に扱い、今でも現役バリバリ機です。
良い道具は使い込むほどに愛着が湧くものです。
コイツも手放せない道具のひとつですね。
D4ぶった切り!
あらららららら~
何ということでしょう。 フラッグシップ機が真っ二つ!
しかしマウント部だけかろうじて無事だったようです。
これだけ残っていればレンズも装着可能だし、シャッターも切れますね。
ファインダー像も半分、記録したデータも半分だけなのでしょうか。
カットオフモデルを作る時ってニコンの社員は合掌しながらその瞬間を見守るのでしょうか?
間違って上下に切ってしまったりして「あっ!D4がD2になっちゃった!」とか言うことはないのでしょうか?
もったいないとらんど。
この私に残り半分を譲ってほしかったです。
いましたD810。
去年発表になった高画素機モデルです。
D700と併せて使用中の機材です。
メカ感・機械感はD700と比べると薄れています。
マイルドなシャッター音のせいでしょうか?
二台体制で出動する場合、おおよそですがD700が広角側をカバー、D810側が望遠側をカバーって感じで役割を二分しています。
D700と一緒に使うと操作感が違うので戸惑います。
例えばAF-S/CやAF種類の切り替え方法、撮影後の確認でズームボタン+-の配置やD810の一発100%表示機能ボタンなど。
D700で一発100%表示ボタン(十字キーの真ん中ボタン)を押すとヒストグラムが表示されたりして・・・
二台を瞬間的に切り替えて使う場合、一瞬「え~っと~?」と迷ってしまいます。
それにしてもニコンの場合はまだ良い方なのでしょうね。
カタチもデザインもボタン配置もそんな大きく変わりませんので。
でも年々ダイヤルやボタンが簡略化されていっているように思えます。
シフトやファンクションボタンを使っての切り替えは面倒なので生産コストが上がってもいいから、あまり簡略化しないでほすいです。
話しは逸れましたがこれも名機の予感。
歴代カメラコーナーの最後付近から撮影。
カタログが展示されている箇所にまだ見ぬカメラ達が並ぶことでしょう。
それにしてもコンデジの数がすさまじく多かったです。
ニコンの社員でも全て知らないのでは?と思えるほど。
それとこの時点では24-70/VRの展示はありませんでした(笑)
あと二日待てば展示されるかもしれませんね。
出入口付近には交通系電子マネーで買えるニコングッズの販売機が置いてありました。
これがそのサンプル。
60mmマクロのタンブラーやニコン羊羹、トランプ、ピンバッヂなどが展示されていました。
え? 何を買ったかって? 私?
何も買ってません(汗)
だってどれも高いんですもの!
他にもシアターやレンズの色収差のデモコーナーなどあり。
ニコンイメージング以外の事業紹介もありますが・・・どうなのでしょう・・・
それとニッコールレンズの展示が少ない!
言い訳はいいから歴代のレンズ全部並べろ!
っとアンケートに書いちゃいました(笑)
全体を通してニコンらしくお堅い(?)、手堅い(?)内容になっています。
皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。