U-12サッカーファンの皆さんこんにちは。
今日は先日行われたサッカー県大会の模様と感想を書いて行きたいと思います。
ウチの娘が所属するチームは創立数年という、まだ若いサッカーチームです。
毎年4月になると4種というカテゴリーのU-12大会が開催されます。
各地区ブロックに分かれ、リーグ方式で上位3チームが県大会に出場できるのです。
代々の諸先輩が毎年、県大会出場を目標に取り組んできましたが、今年ようやくそれが果たされました。
選手たちは常日頃からこの日を待ち望んで切磋琢磨してきたと思います。
指導員の方々も子供たちのその目標を果たしてあげるべく厳しい要求もしてきました。
そしてその日がやってきました。
ウォーミングアップの段階では選手たちはリラックスした様子。
陸上競技場の独特の雰囲気、天然芝のピッチ、それを取り囲むトラックと観客席。
まさにTVアニメで観たキャプテン翼、そのままです。
そのな環境や空気に気負いすることもなく普段通りの選手たち。
試合の時間になり選手たちはいざピッチへと向かいます。
キックオフの笛が鳴りました。
動きはいつも通りのように見えますが、相手の選手にすぐ飲み込まれていきます。
自分達のプレーをさせてもらえない焦りからか、黄色いカードをいただく選手もいました。
前半に2点の失点。
そのまま後半戦へ突入しますがディフェンスで精いっぱい。
技術の差なのか、動きの硬さなのか、コミュニケーション不足なのか、終始空回りしている状態です。
後半は何とか無失点に抑えるものの自分達の攻撃を思うようにさせてもらえないもどかしさ。
煮え切らない、全力を出し尽くせない、思うように動けない、交わされる、取られる、追いつけない、追いつかれる。
時間が刻々と過ぎていく中で0-2の点差は動かず。
時間が経過すればするほど勝利が見えなくなってくる。
そんなことはどうでもいい。 負けてもいい。
果敢に立ち向かっているのか?
1点をもぎ取る気概を持って戦っているのか?
諸先輩方の想いを背負って戦えているのか?
終了のホイッスルが鳴ります。
この日を夢見てきた選手たち。
やり切ったのか?
全力で向かったのか?
チームの為に動いたのか?
自分の為に動けたのか?
諸先輩方が成しえなかった偉業を達成した子供たち。
敗退はしたものの、大いに誇りを持っていいと思います。
これから始まる長い人生に於いて出場できたことは自慢になる、敗退したことは糧になる。
ただ、子供たちに見えるのは「俺は県大会に出場した」というおごり。
そんなおごりをいつまでも引きずっていると直ぐに抜かれてしまう。
過ぎたことにこだわるな。
常に貪欲で。
この県大会には家族もOBも他の指導員も応援に来てくれました。
こんなにたくさんの「仲間」を県大会に連れてきてくれた6年生。
ありがとう。