マイスペース

半径1m以内の出来事を独りごちております。

長男の結婚・・・ここだけの話

2015年01月04日 | 半径1mの話

長男からハナシがあると言われたのがひと月ほど前のことでした。
ハナシと言えば、結婚話と相場は決まっています。

おっ!いよいよですか? と気楽なノリで応じると

結婚話にしては浮かぬ顔をしており

良い話ばかりじゃないんだけど・・・と申します。

ここ数年、お付き合いしている節はありありなのに
お相手の女性を一度も家に連れてこないため、訳アリ物件に違いないと想像しておりましたので
長男の言葉を聞いた瞬間、

やっぱり訳アリ物件だったのか・・・というガッカリ感と同時に
ようやく真相解明の時が訪れた・・というワクワク感のような複雑な気持ちに見舞われたのでした。

お相手がどんなにブサイクであろうとも、うんと年上であろうとも、子持ちであろうとも
長男が選んだ人を拒否するつもりなど毛頭ありません・・・と日記には書いておきますが

そりゃあ気立ての良いお料理上手な美人さんが良いに決まっています。

しかし、今までにもそんな上等な彼女なんていたためしがありませんで
彼女本人と言うより、その家族に恵まれないと申しましょうか
変わり者の家族に悩まされることが多かったのであります。

二男の付き合う女の子の家族がすこぶる良い人ばかりだったので
余計に長男の恵まれない度がクローズアップされたのかもしれませんが

今回のハナシを聞いたときに
長男は、つくづくそういう星の下に生まれたのかもしれないと思ったのでした。


お相手は長男より一つ年下で想像していたような訳アリ物件ではありませんでした。
良くない話と言うのは、彼女のお母さんが末期がんだと言うことでした。
お母さんが元気なうちに結婚して安心させたいということになったらしいのですが
そんな理由がなくても三十路のおっさんの結婚話に異議などあろうはずもありませんし

結婚したらあちらのお宅に同居すると言うので
病気のお母さんと過ごすためにはそれがよかろうと
いろいろと力になってあげなされよ、と結婚大賛成エールを送ったのでしたが

長男の顔には結婚報告を承諾された安堵感など微塵もなく
まだ浮かぬ顔をしています。

こりゃ、何か隠し事をしているときの顔だわい、と思っておりましたらば

やはり、母さまの目は節穴ではございませんでした。


長男が仕事を辞めると言いだしたのであります。
お母さんの看病をするために自分が仕事を辞めて付き添うと言うのです。



え~!! なんですと~!!

何でそうなるの!?

なんであんたが仕事を辞める必要があるの!?

お父さんもお姉さんも彼女もいるじゃないの!



すると、長男が言うには

お父さんは、看病に協力的でないから無理。
嫁いだお姉さんはお父さんと折り合いが悪いから無理。
よって、誰も看病する人がいないとのこと。


はあ~!?
なんじゃその家族!?
それでも家族か!?

だったら彼女が仕事を辞めて看病するしかないじゃん。

と言うと、

彼女の年齢で仕事を辞めたらもう正社員で働けないし、
彼女の方が高収入だから自分が辞める、ですと。


バカかおまえは!!
情けないったらありゃしません。

男が仕事をころころ変わってどうするの!!
これから結婚しようとしている男が無職でどうするの!!
考え方が安直すぎて話にならん!!

長男にも、あちらの家族にもブチ切れました。

家族が支えあわなくてどうするの。

もし、あんたに仕事を辞めさせて看病にあたらせることを当たり前くらいに思うお父さんや彼女だとしたら
そんな相手と結婚しても幸せにはなれんよ。

とまぁ、そんな気まずい雰囲気になってしまったため

それ以降は、結婚の話題に触れることもなく、当然彼女を紹介されることもなく
何の進捗もないまま新年を迎えたのでありました。

今後の展開にこうご期待!と言ったところでしょうか・・・。


結婚ってホント大変ですね。
それではさよならさよならさよなら。





本日でお正月休みも終わりです。
よって、連続更新記録も本日で終わることが予想されます。
悪しからずご了承ください。