コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

映画「七人の刑事 終着駅の女」 若杉光夫監督作品ラピュタ阿佐ヶ谷で上映

2014-03-02 | 映 画
「七人の刑事 終着駅の女」 が
   ”お茶の間からスクリーンへ! 劇場版のおたのしみ”特集として上映されます。
 当時1961年TVドラマ初期の大人気シリーズTVドラマの映画版です。

  3月2日~4日 15:00から阿佐ヶ谷ラピ 

  「七人の刑事 終着駅の女 ラピュタ阿佐ヶ谷HP

「七人の刑事 終着駅の女」 1965年(S40)/日活=民芸/シネスコ白黒/87分
 監督:若杉光夫/脚本:光畑碩郎/撮影:井上莞/美術:岡田力/音楽:渡辺宙明
 出演:堀雄二、芦田伸介、菅原謙二、佐藤英夫、城所英夫、美川陽一郎、天田俊明、
    笹森礼子、北林谷栄、梅野泰靖、平田大三郎

   「七人の刑事 終着駅の女」 Movie Walker

   「七人の刑事 終着駅の女」 映画演劇文化協会


P.S.短感
 日曜日2日に観て来ました。劇場は狭いながら満席で補助席も出ました。
作品は七人の刑事が上野駅構内で女を殺した犯人をみつけだす姿を淡々と追う映画で、
若杉監督作品の中では異色作品でした。ほぼ全編、旧上野駅構内とその周辺が舞台でロケーションがメインで、セットは捜査本部室とアパートの室内くらいです。ゆえにシリアスの中に北の玄関上野駅においてヒューマンな着いたばっかりの北の人とすでに都会に馴染んだ北の人との繋がりが浮かび上がりリアリティが増し重苦しい雰囲気を醸し出していました。この作品は、映画ファンの中では隠れた傑作と言われていた由縁はこんなところにあった作品のようです。
 また日活の可憐な青春スター笹森礼子さんが汚れ役、東北から来てしょうがなく売女をしていいる薄幸な女を演じているのも驚きです。もちろん役名だけの汚れ役ですが・・・。
 フイルムは、ニュープリントに近く状態も良く白黒の濃淡もはっきりし暗い上野駅構内を陰影をもち映し出していました。
 また更に人的に上野駅はわたし達北の者として、北の玄関旧上野駅を見られるのはノスタルジに浸る事が出来る作品でも有りました・・・。これも一見の価値があると思います。
 機会が有りましたら劇場での鑑賞お勧めします。


コメント
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